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日本のドラマの質を決める俳優は生き残っていけるのか

このブログを始める前に、テレビ朝日の編成の中でかなり変わったのが、土曜と日曜にも夜の定時に報道ステーション関連番組を持ってきたことにより、長年続いてきた土曜夜9時からの2時間サスペンスの枠を日曜の午前10時からに移動させたことです。

以前は夜だったのでサスペンスを見ていた部分もあったのですが、なかなか日曜の朝からサスペンスドラマを見るという感じではなく、日曜の朝から家にいる時でも実際他番組の方を優先して見ていました。今回この時間帯のドラマを見ようと思ったのは、ちょうど60才の男女を主人公にしたロードムービーのような作品「最後の同窓会」というサスペンスドラマではないものだったからということもあります。

内容自体はありきたりな設定だとは思いましたが、特に死体での演技を長時間行なっていたでんでんさんが一番大変だと思いましたが、周りの役者さんがうまくでんでんさんを「使う」ことで、ドラマのアクセントとして大変いい味を出していたように思います。若い世代から見てもうかなりの年だと思うかも知れない俳優さんたちの若さを感じる姿に、こうした内容は企画としてなかなか実現できないと思われる中、「文化庁芸術祭」というものをうまく使ってこういった稀有なドラマを作ったなという感じはします。もしNHKの朝ドラ「ひよっこ」を見ていた方なら、朝ドラで青春を謳歌していた世代が60代になったら? という感じで楽しむこともできたでしょう(脚本担当はどちらのドラマも岡田惠和氏です)。

ただ、夜のドラマでやっていたような方法をそのまま取り入れて、単にサスペンスドラマの枠にはめ込むというのはさすがに安易すぎると思えます。というのも、この時間帯の裏には強力なTBSの「サンデー・ジャポン」や、フジの「ワイドナショー」があり、親子孫三世代で一つのテレビを見る中で、このドラマ枠を三世代で見るような状況はちょっと想像できないですし、せっかく力を入れて作ったドラマが多くの人に見る機会を与えないま埋没してしまったのではないかとも思われます。

この時間変更というのは、サスペンスを含む一話完結のスペシャルドラマを作っている側にとっては、ボディブローのように効いてくる可能性もあるのではないでしょうか。個人的にはテレビ局はこのまま2時間サスペンスドラマ自体を止めてしまう方向で考えているのではないかという気もするのです。

こういう話をする中でつい思い出してしまうのが、2時間サスペンスドラマではかなりの本数に出演されていた男優の田中実さんが自殺をしてしまった事に関する情報だったりします。自殺の原因としては人間関係がうまく行っていなかったというような理由も取りざたされていましたが、テレビ局に入る広告費が少なくなったことで、経費のかかるドラマの中でまず時代劇が減らされ、次に来るのがサスペンスドラマの休止になるのではと言われた未来を悲観したのではないかという話もあります。

実際、そうした憶測の通りにテレビにおけるドラマの立ち位置がなってしまっていますし、なまじそれまで再現VTRや単発のサスペンスドラマに出演することで安定した収入を得られていた中堅の役者さんにとっては真剣に転職を考えなくてはならない状況も今後起こり得ますし、50代を過ぎた方の場合は一般的に正社員としての再就職すらままならない状況です。

先日紹介したマツコ・デラックスさんがテレビに出まくっているのも、比較的ギャラが安くて済む文化人扱いであるからで、ひな壇に座るお笑い芸人の方も安いギャラでも我慢して露出を増やすことによって食べているような状況があるでしょう。

果たしてこれで明るいテレビの未来があるのか? という事を真剣に考えてしまうのです。もし、ドラマの題材とするとしたら、今活躍している若手の俳優さんが60才という年齢に届いた時に彼らはどんな事をしているのか、リタイヤしたとしたらどうなっているのかなんてことの方が、より多くの人にとって身につまされるドラマになるのかも知れないと思うのです。

(番組データ)

スペシャルドラマ 最後の同窓会 テレビ朝日
11/26 (日) 10:00 ~ 11:50
平成29年度文化庁芸術祭参加作品
【出演】市村正親、角野卓造、でんでん/大路恵美、安藤玉恵、河井青葉、浦山可児/片岡鶴太郎(特別出演)/かとうかず子、松坂慶子
【脚本】岡田惠和
【監督】内片輝

(番組内容)

50年ぶりに再会した小学校の同級生たちが人生最大の大冒険!?連続テレビ小説『ひよっこ』の岡田惠和が贈る大人のための笑いと涙のロードムービー。高槻功(市村正親)が定年を迎えた日。小学校時代の同級生・坂田典夫(角野卓造)から、同窓会の誘いの電話が入る。欠席の返事を出していたが、典夫から「リーダーがいないとはじまらない」などとおだてられ顔を出すことに決めた。

当日、会場の小さなスナックに到着してみると、集まったのは功のほか、幹事の典夫、お調子者の田村実(でんでん)、影の薄い米倉正一(片岡鶴太郎)、マドンナの花岡真知子(松坂慶子)のたった5人。夜通し騒いだ明け方、功たちが目覚めると仲間の一人実が死んでいた。暗く沈んだ気持ちになった一同に無性に腹が立った功は、孫娘のピアノ発表会の会場まで実の遺体を連れて行ってあげようと一同に提案する。


バラエティ番組では大変珍しい「自局批判」の顛末

テレビをよく見ている人なら気付くことだと思うのですが、もしとあるテレビ局の人が何か新聞種になるような事件を起こしたりしても、自局でその事件を詳しく報道する前に他局の方が集中的に報道することがほとんどで、あまり自局にとって都合の悪い事を、しかもニュースではなくバラエティで発表することはあまりないでしょうし、今回私自身初めて見たと思うのです。

というのも、この文章の一番下の「番組内容」にも説明がありますが、「博多駅前道路陥没事故」の起こった瞬間の動画を撮影した一般人の方が番組に投稿されていて、その裏側について紹介していたのです。投稿者はその現場で多くのテレビ局から撮影した動画や写真の二次利用をさせてほしいとお願いされ、その時に承諾したことで事故直後に多くの人が道路が陥没していく瞬間の動画を見られることになったのでした。

それはそれでいいとして、番組MCの二人が進行の久保田アナウンサーやテレビ朝日社員であるだろうスタッフに文句を言ったのは、テレビ局各社はスマホなどで撮影したスクープ動画の投稿を奨励しているものの、その動画使用について一切謝礼金の発生がないという事実がわかったからです。

テレビ局のバラエティでは海外の動画を利用する場合、その動画を撮った人と交渉して動画をテレビで流すために使用料を払うという話を聞いたことがあります。海外ではそうしておもしろ動画やスクープ映像を売り込んで生活をしている人もいるということで、日本のテレビで放送されるものの中にもそうして買ってきた動画があると思います。しかし、日本国内から動画を提供してもらう場合にはあくまで撮影者の善意にすがるような形で一切謝礼を出さないというのは、ちょっとけち臭いのではないかと私も思うのですが。

投稿された博多の陥没事故を撮った方も、その動画や写真が賞を取ったことで入ってきた賞金が150万円くらいある(複数のテレビ局から同じもので表彰を受けたそうです)とは紹介したものの、ちょっとしたスクープ映像ではそんな賞にかからなければ、テレビのトップニュースで紹介されても全くの無償で動画や写真を提供させれられる事になってしまいます。

この種の話はネット上でも以前から問題視する方がいて、さすがに大スクープの決定的瞬間だと誰もが認める動画には、一定の謝礼を出すというのも仕方ないのではないかと思っていたのですが、はからずもテレビの内側の世界で、有吉さんとマツコさんがテレビ朝日の「みんなが報道カメラマン」というサイトからの投稿について一切謝礼を出さないという事にかみついていたのは、多くの人が共感したのではないでしょうか。

こうしたテレビ局のスクープ映像の無償提供強要のような事実が明らかになっていけば、例えば週刊誌や、個人でもYouTuberのやっているサイトでスクープ映像には一定の謝礼金を出すとやれば、スクープはテレビで放送されずに、ネットにのみ出現するようになるケースも十分に考えられます。今までのような個人対テレビ局ではなく、きちんとテレビ局との対応もするスタッフを揃えたネット業者が契約を代行する形でテレビには出るかも知れませんが、当然ながらすぐテレビに出すということにはならず、スクープ映像はまずネットからというような状況に変わっていく可能性もあります。

現状でテレビ局の制作についてなかなか予算が下りないということもあるのでしょうが、だからといって多くの人が注目する動画を無償提供させようとするのは、さすがに図々しいにも程があるわけで、私の予想通りにテレビではすぐにスクープ映像は流せなくなるような状況はすぐにでもやってきかねないと思います。せっかく自局の番組内でタレントの口から出た話にしても自局の批判を出したのですから、まずテレビ朝日からトップニュースで使えるような素材を提供してくれた人には一定の謝礼を出す方向で検討してみてはいかがかと思います。

(番組データ)

マツコ&有吉 かりそめ天国 テレビ朝日
11/22 (水) 23:15 ~ 0:15
【MC】マツコ・デラックス、有吉弘行
【進行】久保田直子(テレビ朝日アナウンサー)
【出演】ガンバレルーヤ、大自然、西村瑞樹(バイきんぐ)

(番組内容)

◇今夜は温泉の欲望スペシャル!(1)箱根超高級旅館の室内風呂だけ入りまくり!(2)混浴風呂にどんな人が来る!? 1日密着!(3)1杯5万円!? 風呂あがりに超高級フルーツを使って最高のフルーツ牛乳◇「博多駅前道路陥没事故」ニュースで流れたアノ映像の撮影者が語る裏話!「みんなが報道カメラマン」時代の弊害とは?◇仕事のことを聞かれたら…子どもにはどこまで夢のある話をするべき? あなたなら現実的な悪い面も伝える?


「今夜、誕生!音楽チャンプ」は「THEカラオケ★バトル」と何が違うか

審査員4名に判断されるとは言え、審査員1人の持ち点は25点で合計100点、残りの100点はカラオケマシンの入ったロボットによって決定され、得点の高い人が勝ち抜けるというトーナメント戦を制して優勝するとプロデビューのチャンスが与えられるというのが「今夜、誕生!音楽チャンプ」という番組の基本的なシステムです。あえて書くとすでにカラオケマシンを使った歌のうまい人のNo1決定戦といえば、テレビ東京の「THEカラオケ★バトル」があり、さらにそこで優勝しなくても目立った女子高生はすでにコマーシャルでデビューするなどの実績もあります。そんなわけで2つの番組の違いについて考えながら番組を見てみました。

この「今夜、誕生!音楽チャンプ」という番組は今回で2回目ですが、前回はどんな番組であるのかというお披露目の感じが強く、審査員のコメントも前回はわざときつめに出場者に発していたようでもありました。今回もきつめに行くのかなと思ったら辛辣にではあるもののかなり優しく、さらに別の進路のおすすめまでアドバイスをするという感じに変わっていて、審査員の技術的な意見についてはご丁寧にVTRで後追いの解説まで付くという感じで、本気で歌がうまくなりたいと思う同年代の視聴者にとってはそうした審査員の意見がそのまま歌をうまく歌うための汎用的なアドバイスとしても機能しているようにも思いました。その点は「THEカラオケ★バトル」とは違いましたが、その分審査員の本気の言葉の強さが薄まってしまい、出演者と審査員のやり取りを楽しみたいという視聴者にとっては何か物足りないという感じがしたのも確かでした。これならシビアにカラオケマシンの採点だけで決めた方がすっきりするのではないかとも思いましたし。

せっかく人間の審査員を出すわけですし、今回の予選でも2名しか準決勝には行けず、6人の予選出場者のうち4人落ちるわけですから、あえて審査員は出演者からいい人だと思われなくてもいいというような形での厳しい言葉があった方がオーディション番組としては盛り上がると思いますし、生半可な気持ちで応募してくる人を減らす効果もあると思います。

恐らく、前回の放送を見た方々がインターネット上でかなり審査員についての批判を繰り広げていましたので、そうしたネットの反応にも配慮したのかと思われますが、過去のオーディション番組では「スター誕生!」の阿久悠さんや、「全日本歌謡選手権」の淡谷のり子さんや竹中労さんのように、時には出場者に厳しい事を言ってあげないと、中途半端な希望を持ったまま人生の大切な時間を無駄に過ごしてしまう人も出てきてしまうかも知れません。厳しい物言いだけをとらえて、何様だ! と怒る人達がいるのは十分わかりますが、あなたくらいの才能では、とても歌手としてやってはいけないと、いかに厳しい言葉であってもはっきり言ってあげることがその人にとっての優しさであるかも知れないのです。そうした厳しい言葉を言われたからと諦めるようならすでに見込みはなく、それでも何回もチャレンジする中で出てくる才能も(歌手以外の才能も含めて)あるかも知れません。

そういった意味で、やはり審査員はいい人と思われなくてもいいから、真剣に厳しい物言いをされる方にもきちんと依頼すべきだと思いましたし、個人的には前回かなり厳しい発言をしていた方がその方針を変えてしまったのが何よりも残念でした。

そして、もう一つ番組を見ていて残念に思ったことがあります。今回見事予選を勝ち抜いた2人は、準決勝で歌う歌が勝ち抜いた時点ですでに決まっていたのです。Mr.Childrenの「イノセントワールド」というアップテンポの曲が課題曲として与えられたのですが、アイドルに楽曲を提供する審査員の方によると、バラードだけでは歌手としての活躍の場が限られるので、ポップスが歌えてコマーシャルでも活躍できるように用意した課題曲の歌い方を見たいとのことです。つまり、この番組をステップにして歌手デビューするにしても、純粋に歌で勝負できるような形で売り出してもらえるかどうかはわからず、場合によってはいいように所属事務所に使われてしまうリスクもあるというわけです。

もし、本当に歌だけを純粋に多くの人に聴いてもらいたいと思っている人がいるなら、YouTubeで自分の歌っている姿をアップすることでも番組出場のチャンスを得られる可能性のある「THEカラオケ★バトル」で存在感を示しつつ、並行してYouTubeで自分のチャンネルを作るなどして自分自身の歌う姿を売り込んでゆくという手もあります。極端な例を出すようで恐縮ですが、もし日本にスーザン・ボイルさんのような美声を出すことのできる才能があったとしたら、その人にあえて「イノセントワールド」を歌わせることもないと思うのです(別にMr.Childrenをディスっているわけではありません。それくらい両者の音楽的な立場が違うということです)。その辺は個人の感じ方として、歌えるなら何でもいいと思えはあえて止めはしませんが、そもそもジャニーズ事務所所属タレントが司会をしている時点で、彼らの引き立て役としての立場を抜け出すには、相当の才能を番組で見せないとならない点でも大変だと正直なところ思ってしまいます。

(2017.11.27追記)

とりあえず、トーナメントの優勝者が決まるまでは継続して見続けようと思って、リアルタイム視聴ができなかったので録画視聴をしましたが、前回は60分で予選ブロックの全員の歌唱を聞くことができたのですが、なんと今回は同じ60分で残りのBブロック予選と準決勝と決勝をやるというのはまさかと思ったのですが、やはり出場者の歌唱をカットしていました。

しかも、予選ブロックで出場した人全員です。Bブロックで運良く準決勝に出られた人は良かったですが、そうでない人は出たのか出なかったのか、視聴者にとってどうでもいい人になっていましたので、真剣に歌手を目指してこの番組に出場した人に失礼です。事前にこの番組に出ると伝えていた出場者の気持ちなど全く考えないスタッフの番組の作り方はびっくりするほどですが、先週出場者の歌を全員聞くことができたAブロックはシードだったのかの説明もなくBブロックの人たちをカットするような番組に、将来を託すのはどうかと本気で思います。

カラオケマシンを導入して歌唱を判断する前に、番組を見ている人にも同じ土俵で争っている様を流してくれないと、本当に才能があるかもしれない人たちを見逃してしまいます。例えば、TBSの「いかすバンド天国」では審査員の判断で完奏できないバンドもありましたが、スタッフによって勝手に編集されることはありませんでした。視聴者は出演する全てのバンドを見て自分なりのランキングを付けられたことでバンドブームが起き、今でも活躍するBEGINのようなバンドも生まれたのですがはっきり言ってあくまでこの番組は「THE カラオケ★バトル」から派生した番組として認知されるだけのものだと思えてきました。

今回決勝まで見てBブロックから出てきた人が優勝しましたが、まずは視聴者はその優勝した人が予選を勝ち抜けるだけの力量を持っていたのかというところについては予選の様子がわからないので(他の出場者との比較も含めて)判断ができず、さらに一部の審査員の中には空気を読まずにその方に満点を付けた方もいて、今後もし今回の優勝者よりも素晴らしいとその審査員の方が考えるような人が出てきたらどうするつもりだろうと番組の根本的な審査方法にすら疑念が出てきてしまいました。

あくまでこの文章は番組全体を見た感想ということで書かせていただきましたが、出演者の一人ひとりに思い入れができないオーディション番組の形式を今後も続けるのであれば、勝手にやって盛り上がっていてくれとしか見ている方としては思えないということを最後に加えさせていただきたいと思います。

(番組データ)

今夜、誕生!音楽チャンプ テレビ朝日
11/19 (日) 22:18 ~ 23:35
【MC】村上信五、黒木瞳
【審査員(五十音順)】小柳ルミ子、菅井秀憲、杉山勝彦、森公美子
【ゲスト】ホラン千秋
【挑戦者(五十音順)】織田智朗、柿原穂乃佳、柏野昌俊、菜摘、fumika、三木真里亜

(番組内容)

■いよいよ本格スタート!「本気で歌手を目指す」歌の実力者が全国から集結!1回戦・準決勝・決勝、3つのステージで「第1回歌唱チャンプ」が決定する! ■本当に歌の上手いアマチュアvsプロ審査員!本気と本気のぶつかり合いで、オーディションは白熱! ■「未来のスターを発掘したい!」という審査員の熱い思い。中には「こんなに愛のあるコメントがもらえるとは思わなかった」と涙する挑戦者も!

■今回は1回戦Aブロックの6人が挑戦。得点上位2名が準決勝ステージに進出できる。「信用金庫マンから脱サラして歌手を目指す」30歳の男性や、「広島出身!15歳の歌うま女子高生」など実力者ぞろい。 ■審査員には、声楽家・ヴォーカルディレクターの菅井秀憲、作詞家・作曲家の杉山勝彦のほか、歌手・女優の小柳ルミ子や、オペラ・ミュージカルでも活躍する森公美子が参戦! ■前代未聞のオーディションが開幕する!


水谷豊さんには「男たちの旅路」の続きもやって欲しい

日頃テレビを見ていて、そう長く続くシリーズ物のドラマが日本にあまりないからかも知れませんが、どのドラマが何シーズン目に入ったのかというのはあまり意識しないものですが、この「相棒」は今回が16シーズン目というのだからすごいですね。

ただ、シーズンの数から言うと現在も新シリーズ17が放送中の「科捜研の女」の方が1シーズン先行する形で進んでいます。ただ、「科捜研の女」の方は出演する顔ぶれも決まっていますし、ある意味安定してストーリーが進行していく「水戸黄門」パターンに近いのに対し、相棒の方は亡くなってもいないのにもう出ようにも出てこられないキャストも多いですね。そうしたキャストがいるのに、さらにドラマの内容的にレギュラー的な登場人物を惜しげもなく舞台から退場させたりしたりもしています。

今回久しぶりで登場した六角精児さん演じる元鑑識の米沢守さんあたりも本当にちょい役で出ただけですし、あれでは再び出てくるような状況も考えられません。今シーズンはまるで大長編漫画のように次々と特命係を潰そうとする新たな勢力が出てくるので、何かの拍子でもう続けられなくなるのではないかと心配するファンも多いとは思いますが、個人的には主演の水谷豊さんがこのシリーズを止めるなら仕方がないという感じもしないでもありません。

個人的にはこの「相棒」がどこに向かって進んでいくのかということよりも、あんまり水谷豊さんが「相棒」の杉下警部として世間から認知されすぎるのも何だかなあと思ったりすることもあります。「相棒」のファンの方から叱られることを覚悟で書きますが、もしドラマ「相棒」が終わる時が来たら、それが水谷豊さんの俳優人生の終わりと同じにすることは避けてもらい、ぜひ警視庁を退職した後の杉下警部という形でもかまわないので、再就職で警備会社の司令補になって若い社員に人生を諭すNHKの土曜ドラマ「男たちの旅路」の続編を演じてもらいたいと思っているのです。

「男たちの旅路」脚本の山田太一氏が、高齢でもう新たな脚本を書けないという悲しい話も聞こえてはきますが、このドラマは強烈に印象を残しているドラマです。若き日の水谷豊さんが名優の鶴田浩二さんに時には反発し、時には寄り添いながら成長していった姿は、水谷豊さんが民放のドラマ「熱中時代」の主役に抜擢されたところでNHKに出続けることができなくなったのだろうと思いますが、水谷豊さんの登場場面は唐突に終わりを迎えてしまいました。

その後の水谷さんの人生においてどのくらいの意味があったのかはわかりませんが、「相棒」というドラマで出てきた水谷豊さんの姿を見て私が最初に思ったのが、「男たちの旅路」の杉本陽平(水谷豊さんの役名)がこんなに成長しているというものでした。人生に何の目的も持たなかったチンピラのような若者が、鶴田浩二さん演じる吉岡司令補の人間的な魅力を感じながら成長し、いよいよ警備会社で確固たる地位を固めるのかと思ったらまるで消えるようにいなくなり、気が付いたら警視庁の警部になっていて難事件を解決しているというのもそれはそれで面白い設定であると思うのですが、ぜひ水谷さんには警視庁退職後もその後の活躍をお願いしたいところです。それが、恩師であろう鶴田浩二さんの精神を次世代に引き継いでいく役であれば見ているこちらとしても嬉しくなるので、ぜひそんな役とドラマに水谷さんが当たることを個人的には祈っています。

しかし、ここまで「特命係」の存在が大きくなり、警察外の権力を巻き込んで特命潰しが行なわれる中で、どのようにドラマの決着を付けていくのかというのも気になります。どうにもならなくなって設定そのものを投げ出すことはないでしょうが、あんまり広げすぎると後で困るのではなんてことも見ていて気になったりすることも確かのです。

(番組データ)

相棒 season 16 #5 テレビ朝日
11/15 (水) 21:00 ~ 21:54
【出演】水谷豊、反町隆史 鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、小野了、片桐竜次
【ゲスト】南沢奈央、佐戸井けん太、六角精児
【脚本】浜田秀哉
【監督】内片輝

(番組内容)

元鑑識課・米沢守(六角精児)から特命係へ緊急要請!! 警察学校で起きた転落事故が過去と現在の事件と繋がり“空白の23年間”の謎を浮き彫りにする!


「スポーツ大将」レギュラー化は成功するのか

テレビ朝日が27ぶりの放送と気合いを入れている「ビートたけしのスポーツ大将」ですが、すでにTBSには「炎の体育会」がありますし、同じテレビ朝日には改編期や正月のスペシャル番組として続いているとんねるずの番組もあります。さらにオリンピック後の特番などでメダリストをもてなすような番組まで含めると、特段の目新しさはすでになくなりつつあると言えるでしょう。今から新しく番組を作るにしてもそこまでのワクワク感はないのではと思ってしまいます。

なぜなら、世界を相手にして戦うだけのポテンシャルを持ったスポーツ選手のうち、テレビのバラエティに出てくれる現役選手の数は限られるので、出てくれるような選手達は当然他局のスポーツバラエティにも出ますし、その一流アスリートと対決するキッズについても、すでに今回見た「スポーツ大将」の初回放送分から先日放送された「炎の体育会」に出たばかりの子が「スポーツ大将」にも出てきました。つまり優れた人材を出そうとすればするほど、人選によるサプライズが演出しにくいのです。

ただそんな中でも、27年前から始まった同じ番組から生まれたレールの上を走って一般ランナーと競う当時のテレビ朝日の美術スタッフが精魂込めて作った「カール君人形」から派生した「北野暴流闘(きたの・ぼると)君」がどのように仕上がっているかが今回の番組の見どころだと思って見ていました。この点については過去の特番でも使っていたからなのか動作が安定しているようで、多少の誤差はありますが、100メートルをおおよそ10秒以内でコンスタントに走る能力を身に付けていたのはさすがでした。昔のカール君人形は人が押すことでスタートさせていたためか、レールを外れて出走不能になるような事もたまにはありましたが、今度はそうした事故も最小限に抑えることができれば、全国のアマチュアスポーツを楽しむ人たちの目標とすることも可能だと思います。

しかしながら、今回の内容や公式ページで紹介されている次回予告を見た範囲では、オリンピックを目指す子供を一流アスリートと対決させる事を主にやるようなので、こうした企画だけではどうしても種目や出場者のインフレが起こって回数を重ねるごとに番組としての魅力が薄れるかも知れません。さらに悪いことに前日の土曜に放送される「炎の体育会」があるので、同番組との企画や出演者のダブリが目立つようになったら、わざわざ見なくてもいいやとなってしましまいかねません。こうした状況を逆転するためには放送日を金曜日にできれば良かったですが、それができない以上、現状では過去の番組を見たことのない人からすると、炎の体育会の劣化版だと見られてしまう可能性があります。

その点、昔の「スポーツ大将」にはビートたけしさん本人が参加する草野球企画もあったりして、当時のたけし軍団をテレビに出す場としても機能していて、一般参加者との交流が面白い部分もありました。今回の番組の出演者について見ていくと、2015年に放送された特番も今回からの新番組も、アシスタント的なMCにはナインティナインを起用することで、なかなかたけし軍団が入ってくる余地もなさそうです。

後から様々な番組紹介のサイトを見ていくと、この番組自体1年間の期間限定で放送されるという記述があるサイトがありました。公式ページにはそうした記載はありませんので、何らかのインタビューや取材記事から引いているとは思うのですが、それだとさらに2020東京オリンピックを盛り上げるという理由で作られるものでもなさそうですし、一体何の目的で作られたのかという疑問の方が大きくなってしまうという変な番組ですね。もちろん、この「1年間限定」という事がガセネタではなく本当だったらという前提はありますが。

それとも、「スポーツ大将」というブランドをビートたけしさんからナインティナインに譲り渡すための1年限定の番組なのか? という風に考えてしまうと、もはや番組でどんなスポーツが行なわれるかということは関係なく、一年後にこの番組はそのままひっそりと終わるのか、それとも全く何の説明もなく「ナインティナインのスポーツ大将」という風に来年の今頃には名前が変わっているのか、そちらの方に興味が出てきてしまうということになってしまいます。

それはまさにお笑いの世代交代と言ってもいいのかも知れませんし、ビートたけしさんは優先順位的にはやはりご自身の監督される映画の方に集中したいということもあるでしょう。ただし、日曜夜8時というのはNHK大河ドラマでさえ苦しいと言われる「世界の果てまでイッテQ!」という高視聴率番組がありますので、そもそも1年間の放送が無事に持つかということも言えてくると思います。

そんな事を考えてみると、改めてその地力が試されるのがナインティナインのお2人で、視聴率的イッテQ!に惨敗ということにでもなれば、新たな冠番組どころか他の仕事にも影響が出てくるのではないでしょうか。となると、岡村さん矢部さんはかなり体を張ってロケを頑張らなければいけなくなり、裏番組の宮川大輔さんとのガチな勝負が展開される可能性があります。そんな形でこの番組が化けていくのか、短い期間でいつの間にか終了してしまうのか、まさにナインティナインにとっては正念場ということで、今後の状況を継続して観察していこうかなと思っています。

(番組データ)

ビートたけしのスポーツ大将 初回2時間スペシャル 27年ぶりにレギュラー復活! テレビ朝日
11/12 (日) 18:57 ~ 21:00
出演 ビートたけし・ナインティナイン

(番組内容)

伝説のスポーツバラエティーが27年ぶりにレギュラー復活!初回はたけし&ナインティナインが卓球対決に参戦! アスリートVS天才キッズ、水泳・卓球・暴流闘陸上対決!


ビデオ判定はどのように導入すべきかを考えてしまった試合

まず、テレビ局が出す番組情報(概要)にある「日本は大金星なるか!?」というようなフレーズについて、何とかワールドカップのアジア予選をすり抜けた状況の国と、南米予選を堂々とトップでクリアしたブラジルに客観的に見て勝てると考えるのがそもそもおかしいと思います。この試合の目的は、恐らく本大会では今回のブラジル並の強豪国が予選リーグの中に入ってくることは間違いないので、そのためのシミュレーションと、現状で日本の戦い方および代表選手が通用するのかを見る機会と捉えれば、あまりの惨敗ではテンションが下がるものの、地力の差はいかんともしがたいと見るのが妥当でしょう。

実際に試合に向かう選手としてはあわよくば食ってやるという気概がないとだめだと思いますが、そこらへんを履き違えないで、今後日本が強豪国にどのような試合を行なって予選リーグ突破を狙うのかということを中心に試合を見ました。しかしながら今回はあまりに早くPKを献上して、さらにそのPKは今までの試合だったら流されてしまい、PKそのものが無かった可能性が高かったことで、たまたま試合のハイライトだけを見た、ヨーロッパ予選プレーオフの「北アイルランド対スイス」の試合でのPKの判定と合わせていろいろ考えることが出てきてしまったので、今回はその点について書きたいと思います。

まず、サッカーのビデオ判定はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度と呼ばれていて、審判としては副審の扱いになるビデオ・アシスタント・レフェリーがゴールに関するものや、イエローカード・レッドカードなど反則に関することなどで主審の見逃しがあったと判断した場合にはインカムで主審に伝え、主審はその動画を見た上で改めてジャッジをするという流れでテストされているようです。

今回の日本の1失点目というのはこうした経緯で主審がビデオを確認した結果、吉田選手が相手を倒していることがわかり、ブラジルにPKが与えられました。その後、気合いを削がれた日本チームは前半のうちにさらに2失点をして、試合が前半で決まってしまいました。私がテレビを見ていて不思議に思ったのは、サッカーのビデオ判定というのはテニスや野球のような不利な判定をされたと思ったチームによる申告があってはじめてビデオを見る「チャレンジ制」ではないということでした。

もし、今後のサッカーワールドカップやワールドカップ予選でビデオ・アシスタント・レフェリー制確が採用されたとすると、前日に行なわれた「北アイルランド対スイス」で出た疑惑のPK判定はどのように裁かれるのかと考えてみたくなりました。私自身はDAZNのハイライトで見たのですが、体ごとシュートブロックに行った北アイルランドのディフェンスの肩に当たったのは確認できましたが、肘から下の手には決して当たっていません。あれをPKに取られると、手を後ろで組んでハンドにならないようにしたところで無駄だということになります。

もしサッカーのビデオ・アシスタント・レフェリー制度が双方のチームの抗議を受ける形で発動するならこのケースでは主審の判断にはなりますが、当たった瞬間をしっかり見てもらって改めて判定されるということで恨みっこなしという風に落ち着くと思います。しかし、現行制度ではいくらPKを取られたチームが決してハンドではないと抗議をしても、ビデオ・アシスタント・レフェリーが主審に連絡を取らずに流してしまえばそれまでです。もしそんな風に見のがされてしまったら、ビデオ云々の前に試合を裁く審判団に信頼ができないと思ってしまう人も出てくるでしょう。

話をまた日本対ブラジルの試合に戻しますが、試合の中ではPK判定の他にもビデオ・アシスタント・レフェリーから主審に連絡が行き主審がビデオの確認をしに行くケースが有りました。この動作というのは選手の流れるような動きとは無関係に行なわれるので、妙なところで間が空くことになり、テレビで試合を見ているファンとしても何とも間の抜けた感じになったり、試合自体もストレスが溜まって荒れる可能性すら出てくるのではないかと見ていて思いました。

今後のことについて考えると、判定に抗議をする形でのビデオ判定を認め、ゴールに関わるオフサイドなどの判定や悪質な反則などについてのみ、一試合で2回失敗したらそれ以上ビデオ判定を要求することはできないというような形にした方がまだいいのではないかと思うのですが。もちろん、メジャーリーグのポストシーズンでいやがらせのようにチャレンジでのビデオ判定を要求する場面を見ていると、試合の流れを止めるような抗議がサッカーでも増えてしまうと、テレビ中継の枠の中に収まらなくなる可能性もあるので、そういう観点からチャレンジは止めた方がいいという意見もあるとは思いますが、明らかな誤審がわかっているのにそのまま試合が続いてしまうというのは切ないことなので、一つの判定で試合が壊れてしまわないためにも最善の方法をFIFAには考えて欲しいものであります。

(番組データ)

サッカー国際強化試合 日本×ブラジル テレビ朝日
11/10 (金) 20:54 ~ 23:04
【解説】松木安太郎、中山雅史
【実況】吉野真治(テレビ朝日アナウンサー)
【リポーター】寺川俊平(テレビ朝日アナウンサー)
~スタッド・ピエール・モーロワ(フランス)

(番組情報)

ロシアW杯優勝候補ブラジルと激突!!ネイマール、コウチーニョ、ダニエウ・アウベスら世界屈指のスター軍団を相手に、日本は大金星なるか!?来年のW杯を占う大注目の一戦!!


ワイドショーの扱う話題とコマーシャルのタイミング

今回の放送の中で、「楽天カード装うウイルスメール!!ボタン押すと…」という項目で楽天カードが出したと偽装してカードのパスワードを盗むメールが広がっているという、インターネット上の「フィッシングメール」の全容について報道していたのですが、こうしたものは従来情報弱者と言われる高齢者や若年層だけでなく、この番組のスタッフも引っかかってしまったという事で、顔は出さないでそのスタッフにインタビューする形で、パソコンやインターネットでのメールには気を付けましょうという啓蒙のために紹介した話題を放送していたのですが、その項目を放送中に流れたコマーシャルは、さすがに自分が番組の構成をしていたらスポンサーに遠慮してこの項目の順番を入れ替えるような事をすると強く思いました。

というのも、何の因果かとすら見ているこちらが思ってしまうほど、この「羽鳥慎一モーニングショー」の放送を支える大スポンサー「ジャパネットたかた」さんが、いつもは掃除機とか羽毛布団を売っているのに、このインターネット詐欺の話題に合わせるかのように「100円パソコン」を大々的に売り出していたのはちょっと本放送の内容とかぶる部分があったためです。

ちなみに、「100円パソコン」という売り方というのは他の業者さんもやっていますが、基本的にはモバイルルータとデータ通信契約とセットで加入させるということがポイントで、ジャパネットたかたさんの場合は「Y!mobile」の3年契約で購入ルータも指定されていて、さらに月額料金は4,760円(税抜価格)となっていて、直接Y!mobileに行って同じルータを購入する場合と比べて月額1,000円くらい支払い金額が高くなっています。

単純に1,000円を3年払い続けると36,000円になるのですが、この金額はジャパネットたかたさんでのパソコンの販売価格である39,800円(税抜価格)に近いということもあり、もしかしてこれは「100円パソコン」ではなく頭金が100円で、金利手数料および多少の値引きをした上で36分割でモバイルインターネット回線とのセット購入をおすすめするパターン契約に過ぎないのではないかと思っていますし、コマーシャルを作るならパソコンは分割販売で、支払いはネット回線使用料と合わせて請求という風にきちんと説明するのが筋ではないかと思っています。

そのように業者側が説明してくれれば「パソコンが100円で買える」という誤解を情報弱者の方がすることもありません。ただ、さらに言うと3年縛りでインターネットのデータ通信回線を月4千円弱で加入するよりも(これは、モバイルルーターの代金を含めたY!mobileで契約した場合の回線料金です)、もっと安く月額千円以内でいつでも解約可能な条件で別の通信業者からモバイルルーターでもスマホでもタブレットでもセットで加入することも可能ですし、回線とパソコンを別々に安く買うこともできます。

案の上、ジャパネットたかたさんのコマーシャルを見ていたであろう司会・アシスタント・コメンテーターの方々は、「100円パソコン」というモバイル回線やモバイルパソコンについての情報弱者にとっては、売り言葉に乗ってつい注文してしまうかも知れないという問題について一切語ることなく、そのままインターネットは恐いねという感じの当たり障りのないコメントでコーナーが終了したのですが、やはりこうした内容はしっかりと記録しておくべきだと思い書かせていただいています。

今回の件では出演者やスポンサーのために番組を構成する側としての配慮が全くなく、ただただこの時間にこのスポンサーの広告が入るということで(恐らくコマーシャルが入る時間は決まっていると思われます)番組内容との配合性を考えないのは、特にスポンサーについて失礼極まりません。

せめて、ネットの話題は先に済ませてしまい、後から100円パソコンのコマーシャルを流しても出演者の方々がわざわざ話題にする必要のない話題の中に入れるだけの配慮がなければ、今回ここで挙げさせていただいた以上の非難が番組にもスポンサーにも来てしまう可能性があります。それがテレビだと居直るのならそれでいいかも知れませんが、一方ではネットの情報弱者用の情報を流しておいて、その内容を報道している途中で、極めてグレーな感じのするネット回線とパソコンのセット販売のコマーシャルをわざと流して視聴者を混乱させているという事があった事はここで明らかにさせていただきたいと思います。

(番組データ)

羽鳥慎一モーニングショー テレビ朝日
10/31 (火) 8:00 ~ 9:55
【司会】 羽鳥慎一
【アシスタント】 宇賀なつみ(テレビ朝日アナウンサー)
【コメンテーター】 青木理(ジャーナリスト)、菅野朋子(弁護士)、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)

(番組内容)

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