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テレビを買うか迷うならHDMI端子対応/スピーカー内蔵の液晶モニターがおすすめ

ここは基本的には地上波やBSを中心にしたテレビ番組を見た感想を書くブログなのですが、新たに部屋を借りたりして家具家電などが据え付けられていない場合、自分でテレビを買って置くかということで悩んでいる方がいるかも知れません。しかし、自分が世帯主の住居においてテレビを設置している場合、まず間違いなくNHKの受信料の支払いを請求されることになります。

スマホについてはワンセグチューナーの付かないiPhoneを使っている方が若年層を中心に多いと思いますので、自室にテレビを置くか置かないでかなりの支出に違いが出てくることになると思いますので、この問題は意外と大きいような気がします。

というわけで、まず受信料はいくらかということを知らない方もいるかと思いますので、簡単にその事について説明します。契約内容は「地上波のみ」か「衛星放送付」かによって違ってきます。

当然ですが衛星放送を見るためには、地上波用のUHFアンテナだけでなくパラボラアンテナの追加購入および、テレビについても衛星チューナーが付いているものを用意することが必要になります。また、最近話題になっている4Kや、将来には実用になると言われている8KにはBS放送とは別に独自のプログラムで放送するチャンネルが用意されていて、対応するテレビにアンテナを繋げば、受信料としての追加料金なく多くの放送を見ることができるようになりますが、端末の価格はまだまだ高いです。

受信料の払込方法には口座振替・クレジットカードによる自動引き落としと振込票をコンビニに出して料金を払う振込払いで料金が違います。自動引落としの方が安くなっていて、さらに支払い回数にも違いがあり、2ヶ月毎・6ヶ月毎・12ヶ月毎という3つの支払い回数が用意されていますが、もちろんこれも長期前払いの方が安くなります。具体的な料金については以下の通りです。

(1)衛星及び地上波契約口座・クレジット 2ヶ月4,460円 6ヶ月12,730円 12ヶ月24,770円継続振込用紙支払 2ヶ月4,560円 6ヶ月13,015円 12ヶ月25,320円

(2)地上波のみ契約口座・クレジット 2ヶ月2,520円 6ヶ月7,190円 12ヶ月13,990円継続振込用紙支払 2ヶ月2,620円 6ヶ月7,415円 12ヶ月14,545円

この金額が全国共通なのですが、普通に考えて特に地上波について、全てのチャンネル及び地方のローカル局の入る東京・大阪・名古屋・福岡・札幌あたりと、民放が2局しかない宮崎県と地上波分の受信契約料金が同じというのは、NHKのせいではないとは言え、不公平感を感じる人も多いでしょう。受信料金についてはこれ以外にも使われ方についての議論もあり、不払い運動を行なっている人もいます。

ただ、色んな番組の見られる東京に住んでいる人でも、地上波だけで月1,200円から1,300円をテレビを持っているだけで取られるなら、無料でも見られるネット配信のAbemaTVやラジオやインターネットでニュースは仕入れ、無駄にお金を払いたくないと思う人もいるのではないかと思います。

しかし、テレビを置いて共同住宅用のアンテナに繋いだだけで受信料を払わざるを得ない事を考えると、自宅でほとんどテレビを見ないという人なら、まずはあえてチューナーを搭載しないパソコン用のモニターを用意するというのも一つの手ではないかと思うので、このブログではこんな提案をしてみたいと思います。

現在ノートパソコンを使っている方でも、自宅で使う場合は外付けのモニタを使って動画などを見るという手段が使えます。パソコンからAbemaTVを含む有料無料のビデオオンデマンドサービスやインターネット放送を楽しめるため、パソコンとHDMIケーブル一本で繋がる端子を持ち、ノートパソコンよりもいい音で動画や放送を楽しめるスピーカー内臓のパソコン用の外付モニタのみを購入すれば、別にインターネットの契約をするだけでパソコンで表示させる動画を大きなモニターで楽しむことができるようになります。

もし、古いノートパソコンが一台あれば、メインのノートパソコンはそのまま使い、古いノートパソコンをモニターに繋いで動画やインターネットラジオ受信専用にするという手もあります。ただ、少し予算があるようなら、「Amazon Fire Stick」や「Chromecast」というモニターのHDMI端子に接続するだけでモニターの画面からネット動画を楽しめる環境を作ることができます。

AbemaTVでは夕方のニュースや夜の「報道ステーション」を時間をずらす形でそのまま放送したりしていますので、その日のニュースをその日のうちに見ることもできますし、民放各局がYouTubeでの違法アップロード撲滅のために一定期間に限定で放送終了後のドラマやバラエティ番組を見ることのできる「TVer」というサイトもあります。

「Amazon Fire Stick」は小さなスティック状のパソコンのようなもので、専用のアプリのある動画サービスなら、本体で動画処理を行なってくれるのでかなり快適に見ることができますし、専用のアプリがない動画の場合は「Chromecast」を使い、パソコンやスマホで再生する画面をそのままテレビにスムーズに流すことができるようになります。全ての番組がネットで見られるわけではありませんが、工夫次第でNHKの受信契約をしなくても十分パソコン用のモニターを使った動画やインターネット放送を楽しめます。

この点ではかなりネットの出現によって環境は良くなったと言えると思います。もし、こうした状況でどうしても地上波のテレビを生で見たいと思ったら、改めてテレビを買うことを考えればいいでしょう。最初から受信料を払っていて当然受信料を払うというなら最初からテレビでもいいと思いますが、パソコンモニターの場合は画面の大きさがそれほど大きくなくても良ければ価格も手ごろで、後でテレビを買い足したとしてもパソコン用に使うもよし、ネット動画専用にするという手もあるので、残っても無駄になるということはないでしょう。

もしパソコン用モニターが部屋の中にあることをNHKの集金人さんに見付かったとしても、モニターにはそもそもチューナーがありませんし、現状ではパソコンに繋いでもNHKの番組が見られるということはないので、堂々と受信料支払義務が無いことを主張することができるというのもいいですね(^^;)。

そんなわけで、テレビとの付き合い方は人それぞれということもありますので、NHKとの対応を今後したくない人は、一度しっかり部屋を見てもらい、最初からテレビを見ないから契約しないということをはっきり告げるという意味でも、パソコン用のモニターを使って見られるものだけ見るという判断もありだということをまずは紹介させていただきました。