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「白米離れ」で心配になること

番組の題名にもなっていない、後半でちょっと触れられた内容がかなり重大なことなのにサラッと流されたのが気になりました。というのも、現代の学生の中には味の付いている主食を好むあまり、パンや麺類を好む食生活になっていて、学校の給食ではあえて「パン」と「ごはん」を選べるようにしているところがあるというレポートを報じていました。さらに状況の変化に個人的にびっくりしたのが、濃い味が付いていない白米が「嫌い」だと公言する児童や生徒がいるという事実です。

別にここで、日本の農業の将来を憂うとかそういう事ではないのですが、いつもパンを中心の食生活をしていても、白米が嫌いだから食べないというような人が増えているということになると、それで本当にいいの? という気持ちになってしまいました。番組は時間が30分と短かく、さらにVTR中心の番組であるので、いまいち白米そのものが嫌いな日本人が増えつつあることについての話はないまま番組は終了しました。

この文章を書いている2018年9月から10月にかけて、北海道で大きな地震があり、さらに台風24号と25号の接近により長期の停電に見舞われたケースが立て続けに起きました。何もない日常でなら菓子パンも買え、冷凍食品を電子レンジで温めて食べることもできます。しかし、北海道の地震では停電の影響で現金を引き出すためのATMすら動かなかったところもありました。番組ではおじいちゃんに送ってもらったお米が余ってしまって困っているという小さい子供のいる主婦に取材していましたが、もしそんな家で長期間の停電に襲われた場合にどうなるのかを考えてみてください。

家庭内で小麦からパンを焼くのは大変ですが、お米があれば多少の知識と経験は必要なものの鍋と水とカセットコンロがあれば炊きたてのご飯をいただくことができます。そして常温で保存でき、一食単位のコストも安くて済むお米というのは、ある意味究極の非常食とも言えます。パン食が中心の家庭であっても、お米の品質が低下する前に食べきるくらいの量を備えておけば、少なくともひもじい思いはしなくて済むと思うのですが、その時に白米が死ぬほど嫌いな人が多くなっていたら、災害中の楽しみであるはずの食事がストレスになる可能性もあるわけです。

もちろん、日々の生活の中で何を主食にするかというのは個人の自由ではあるのですが、今回紹介したような災害時の非常食としてだけでなく、日々の生活のためのコストを下げるためにもお米を炊いて食べるという習慣を捨てるのはあまりにも勿体無いという気がして仕方ないのです。できればそこまで番組では突っ込んで欲しかったなと思いますが、問題提起をしてもらい、現在の日本では何が起きているかということを知らせてくれたことには素直に感謝したいですね。

(番組データ)

所さん!大変ですよ「なぜか大人気!?超高級マヨネーズの謎」NHK総合
10/4 (木) 20:15 ~ 20:45 (30分)
【司会】所ジョージ,木村佳乃,久保田祐佳,
【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,マヨネーズコレクター…スー
【リポーター】井上裕貴,
【語り】吉田鋼太郎

(番組内容)

1個百円の卵を使った超高級マヨネーズが売れに売れているという。実は今は空前のマヨネーズブーム。背景にあるのはカット野菜人気だった!激変する日本の食卓の実態とは?

鹿児島の山間部で作られる超高級マヨネーズが、生産が追いつかないほど売れている!?実はマヨネーズの消費量は過去最高を更新中。空前のブームの背景にあるのは、料理の手間いらずの「カット野菜」人気だった。一方子育て世帯の食卓からはコメが姿を消している!?ピザやパスタなど味のついた主食を好む子どもたち「好き嫌いをなくすより楽しい食卓が優先」という保護者…激変する現代日本の食卓、その衝撃の実態をリポート。