2018年の記憶に残るテレビ番組

2018年の最後の日ということで、まだ紅白歌合戦もダウンタウンの年またぎも、格闘技など色々な特番が目白押しな中、ここまでで私の印象に残った番組や場面について書かせていただきたいと思います。

まず、テレビを見ていて興奮するのはやはり録画放送ではなく生中継にこそあると思っていて、それはスポーツ中継を除き限られた放送時間内にいかにして決定的な瞬間を捉えるかという運も左右するところがあるにしても、2018年に放送された衝撃中継の中でも私が一押ししたいのは読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」で福岡県の貯水のための谷にイノシシ2匹が入り込んでしまい、その救出活動として遠隔操作で閉めることのできる檻を設置して、今2匹のイノシシが檻の中に入ろうとした時に少し檻の扉を閉めるタイミングが遅れたことで、1匹は入ったものの2匹目はその気配を際して逃げてしまったという痛恨の瞬間を生中継で見たことです。

来年がいのしし年ということもありますが、その時の状況は殺処分ではなくその場から山に逃してほしいという電話が地元の役所には殺到したそうで、そうした人たちも固唾をのんで見つめていたに違いありません。

たまたまその時は、奇跡的にも番組放送中に檻を遠隔操作で閉める瞬間が生中継できたのですが、その操作で1匹を取り逃がしたことで「もしもう少し早く閉ていたら……」という感想戦のようなやり取りまであったのがバカバカしいと言われればそれまでですが、くだらないかも知れない題材をそこまで突き詰めて報道し、それに関してどうでもいい話を続けるというのは実にテレビ的であり、これぞテレビと思った一場面でありました(ちなみに、取り逃がした残りのイノシシも無事に捕獲した上で山に帰されました)。

そして、具体的な番組ということで言えば、今までの旅番組の枠を超えてドキュメンタリーの要素も含んだ連続物の番組として評価したいのが、TwellV(BS12)という民放としては最後発の局が送り出した「小島よしお&狩野英孝のチャリお遍路」を挙げないわけにはいきません。

4月8日から始まった番組は、単に芸人の二人が自転車に乗って四国八十八か所を巡るというだけの番組なのですが、回るお寺紹介と沿線の風景と名物・お店などを紹介するような通り一遍の番組とは違い、自転車で回るには過酷なロードを、テレビ上ではかなりいい加減な人間性が垣間見えてしまう狩野英孝さんが途中ギブアップせずに全うできるのか? というのが春から夏にかけての番組を見ていての関心事になりました。

私は車で回ったことがあるので、どのお寺がどこにあるかわかっている部分があります。したがって自転車で回るにはどこが大変かといういわゆる種明かしを知った上で見ているのでまた違った印象を持っているかも知れませんが、案の上一番札所から十一番札所までは問題なかったのですが、十二番札所の焼山寺への「遍路ころがし」と呼ばれる急坂を登れるか、もし登れたとしてもその後の行程を続けるだけの精神力が残っているのか、この辺は本当にドキュメンタリーという感じで狩野英孝さんの様子に注目しながら見ていました。

一方の小島よしおさんは、一見して真面目な人柄であることがわかるので、ストイックに体作りをし、番組のロケに万全の体制で参加しているのはわかるので、彼一人だけだったら最後まで回れるでしょうが、それではこの番組の面白さというものが半減してしまいます。この番組の面白さは、スキを見てサボったりやめようとする狩野英孝さんを、どのように小島よしおさんが説得しつつ旅を続けるかというところにこそあり、それが年内最後の放送であるこれも遍路ころがしの二十七番札所「神峯寺」では、番組を見てくれるファンの存在がロケを続けさせてくれるということを狩野英孝さん自身が明かし、ここまで12日間の区切り打ち(一度に回らずに出直したりして回ること)だけで8ヶ月も放送を続けています。

日曜7時のレギュラー放送でも再放送が連続し、さらに年明け第一回の放送はこれまでの内容の総集編になるという地上波では考えられない進展の遅さなのですが、それも何かとテレビ番組のスタジオ収録で忙しいお2人ということもあり、さらに適度に間隔を開けることで何とか狩野英孝さんのモチベーションを保っていることもあると思うので、多分放送的には来年中にも全てのお寺を回れず、全て回り終えるのは3年後になるだろうと思いながら穏やかな目で見るのがいいと思います。

ただ、この旅を無事に終えたとして、その後にまた狩野英孝さんが何らかの不祥事を起こして多くの人に謝罪をしなければならないような状況になった時には、TwellVでは「チャリお遍路2」として狩野英孝さんが八十八番から「逆打ち」でもう一周という番組企画を実行に移せると思いますので、番組外の狩野英孝さんの行動についてもこの番組のおかげで注目することができる「一番組で2度おいしい」番組になる可能性も持っています。狩野さんとしては決してそんな事はしたくないでしょうが(^^;)、来年も一年間この番組が続くかどうかということにも注目しながら、まずは結願目指してお二人はロケを頑張って欲しいと願いつつ、2018年最後の更新とさせていただきます。


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