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午前3時8分発生の地震はどう伝えられたか

北海道の内陸部を震源にし、最大震度7(厚真町)という激しい揺れがあり大きな被害となった9月6日の地震は、発生した時刻がテレビ放送がクロージングするのとオープニングになる時間の狭間で起こりました。さすがに私も地震前後にどのような形で各局が特番を始めたかというところまでは寝ていて見ていませんでした。

たまたま、夜中トイレに起きたのが午前3時半くらいだったので、時刻の確認のためにテレビを付けたらこの地震の報道をやっていたので一気に目が覚めてしまったのですが、BSの数局では特番に行かずに通常の番組を流していました。個人的な考えを言わせていただければ、今回地震特番を流さなかった局にもしニュースを流すネットワークがないのなら、ウェザーニュース社あたりと緊急時だけでも提携してYoutubeと同じものでも公共の電波で流してもらえば、これから書く各局の報道の中でもかなり利用価値のある放送になるのではないかと期待しているのですが。

ともあれ、地上波およびBSでは地震発生後しばらくして全て地震に関する報道になりましたが、ざっとこちらで見られるチャンネルを見た限りでは、地震が起きた時間に首都圏の地上波(東京ローカルを除く)ではニュースを流しているところはほぼなかったのですが、地元静岡のローカル局ではBSと同じように日本テレビ系の「静岡第一テレビ」がインターネットの「日テレNEWS24」をオープニングの前に同時放送していたので、そこからすぐに地震のニュースを流すことができ、機動力は高かったように見えました。

その「日テレNEWS24」ですが、私が見出してすぐに地震の起こった北海道を放送エリアにしている日本テレビ系の系列局「STV札幌テレビ放送」が主導する放送に切り替えていました。これは、まず現地はどうなっているのかと思って見る立場で言うと、東京と札幌、そして現場というような形でのやり取りがない分、かなりスムーズに現場の様子が伝わってきたような感じがします。この点は全国にキー局が少ないテレビ東京や、独立系のBS局には厳しいかも知れませんが、それこそ先に提案させていただいたようにウェザーニュースとの提携など地元提携以外にも災害の様子を伝える手段はあると思いますので、その点は各局で考えながらいかに早く正確に今起こっている状況を伝えるかということを考えていただけると幸いです。

今回のように深夜に災害が起こった場合、とるものも取りあえずまずスマホを持って逃げる人が少なくないと思います。被災した場所によってはネットが通じない場所というものもあると思いますので、ワンセグ付きのスマホなら電波が届かなくてもテレビのワンセグ電波を受信して災害の状況を知ることができます。ただ逆に、ワンセグの付いていないいわゆる格安SIM系のスマホを使っている場合、テレビ放送は見られないわけでもあります。もしネットに繋ぐことが可能であるなら、以下の事を今後試してみて下さい。格安SIMの場合一定の高速クーポンが付いた契約がほとんどだと思いますが、もし高速クーポンを使わない「低速通信」にアプリなどで切り替えて使えるような場合は、まずはいざという時のために高速クーポンを使わない設定にし低速通信でネットを使うようにするのをおすすめします。

低速通信ではウェブサイトからの文字情報を見るくらいしかできないと思いがちですが、実はそうでもありません。アプリを利用してラジオ放送の同時放送を聞く場合(NHKの「らじる★らじる」や民放の「radiko」)、低速でも十分に聞くことができます。さらに、動画による放送についてもテレビ朝日系列の「AbemaTV」のアプリの設定で「通信節約モード」のところにチェックを入れ、画質の「モバイル回線時」の設定で「通信節約モード(1GBあたり約10時間)」にチェックを入れると、低速でもそれほどストレスなくAbemaTVを見られます。

これは、低速専用回線ということで個人的に導入した「ロケットモバイル」の神プランのSIMを利用して車での移動中にもAbemaTVが見られたという実体験に基づいた情報です(ちなみにロケットモバイルの低速専用「神プラン」のスピードは120kbps程度と相当遅いです)。被災地では多くの人がネットに接続しようとするので同じようにはいかないかも知れませんが、AbemaTVのニュースでも地上波と同等の情報をリアルタイムで流してくれますし、今持っているスマホが格安SIM契約と同時に購入した安い海外製のワンセグの付かないタイプの場合、今後の事を考えて「らじる★らじる」「radiko」「AbemaTV」という3つのアプリは入れておいて、いざという時に使えるようにしておくだけでも状況は変わってくるのではないかと思います。

北海道ではまだ大きな余震が来る可能性も言われていますので、口コミではなくこうした公共の電波やネットで流れる情報を入手して今後の避難などにお役立ていただければ幸いです。