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今こそ「オートスナック」の復活を

全てのメーカーが参加していないというところはあるものの、番組の趣旨に賛同したと思われる冷凍食品を出している企業9社の製品の中からベスト30を決めるというランキング番組と言えば終わってしまいますが、日本では本当に冷凍食品は売れているし、毎日の食事に利用している人が多いからこそ番組として成り立つというところはあります。

相変わらずこうしたランキング番組では爆笑問題のお二人の存在感はまるでなく、あくまで番組に参加いただいた企業のPRに徹しているテレビ局としてはおいしい番組であることは確かでしょう。ただ、こうした食品に依存しているといわゆる「外食」を手本にした味付けになるため、カロリー過多や塩分のとり過ぎに注意することは大事です。そして、冷凍食品に依存していると思わぬところで困る状況も出てくる可能性があります。

レトルト食品やインスタント食品と同じように冷凍食品は見られがちですが、もしライフラインのうち電気が止まってしまったら冷蔵庫の中で溶けて行ってしまうわけですから、少なくとも自宅にあるクーラーボックスに入り切らないほど備蓄しても、いざという時の助けにはなりません。何事も適度な用意というのが大事で、日常の食生活の中で時短だったり忙しい時のお供にうまく使えるような付き合い方を考えるべきだろうと思います。

そんな中で今回のランキングを見て、電子レンジ主体でなくフライパンで作ることができるチャーハンが1位、餃子が2位、3位もエビピラフというのは良くリサーチをしているなと感じるところがあります。まさにこうした製品なら何とか電気がなくてもカセットコンロとフライパンがあれば温めておいしくいただくことができるでしょう。

また、今川焼き、お好み焼き、たこ焼きと言ったものは冷凍食品とわからないようなクオリティがあるということもあり、さらにラーメンやパスタまで簡単に電子レンジで作ることができるということもあり、その可能性は今後も色々あると言えます。ランキングには入りませんでしたが、無印良品の冷凍フレンチトーストはどんなものなのか実に興味がありますし、無印良品には今までの冷凍食品ではなかったものを今後も出していただきたいと期待することができました。番組では「王者ニチレイ」と盛んに盛り上げていましたが、今回の番組で一番知名度を得て翌日からの売上に期待が持てそうなのが無印良品だったと番組を見終わって思うところです。

これだけ様々な製品が出ていて、今後ももっと多種にわたる製品が出てくるようだと、もはや調理をする人すらいらずにかつてはやった自動販売機で食事をいただく「オートレストラン」「オートスナック」というものの復刻というのも現実味を帯びてくるのではないかと思えたりもします。飲食店での働き手の人手不足というのはもはや恒常的な問題とも言えるわけで、さらにコンビニエンスストアでも深夜営業の休止を決める店舗があるような状況です。

そんな中、ガソリンスタンドのセルフスタンドのように店舗内は無人でセルフサービス、出す料理は専用の冷凍食品のみというような形態でもこれだけメニューのバリエーションがあればやっていけるのではないかと思うのは私だけでしょうか。単に冷凍食品会社のPRだけに終わらせないアイデアを番組作りに生かせればと思います。例えばテレビ局が一時的にでもオートスナックのセットを作って、同じチャーハンや餃子でもどのメーカーのものが一番売れるかというところで評価を決めるなんてのも楽しいのではないかと見ていて想像が広がりました。

(番組データ)

国民1万人がガチで投票! 冷凍食品総選挙 テレビ朝日
4/16 (火) 19:00 ~ 21:48 (168分)
【MC】爆笑問題
【スペシャルプレゼンター】武田真治
【会場進行】弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト(五十音順)】  安藤なつ(メイプル超合金)、伊集院光、乙葉、春日俊彰(オードリー)、しゅはまはるみ、羽田美智子、北斗晶、安めぐみ

(番組内容)

日本人がもっとも愛する冷凍食品は何なのか?国民1万人が選ぶ“もっとも好きな冷凍食品”が今夜決定!

▽会場には日本を代表する冷凍食品メーカー9社が集結。各社がこだわりぬき開発した、珠玉の商品たちが続々登場!
▽開発秘話から、驚きの製造工程、さらには、より美味しく食べられる新情報まで大公開!!
▽今回の冷凍食品総選挙のプレゼンターを務めるのは、武田真治!禁断の決戦を見守ります。
▽各メーカーが手がけるイチオシ商品が続々ランクイン。その結果に、歓喜と悲鳴が飛び交う大波乱の展開に…! 果たして白熱の対決を制するのは、どの商品なのか!?今夜、No.1冷凍食品が決定します!


裏取りをせず情報をそのまま流す番組は止めるべき

この番組は暮らしに役く立ちそうな情報を数多く時間内に一気に紹介する番組で、項目が多いのが特徴ですが基本的には「誰かに話してみたくなる知識」を教えてくれるようなコンセプトの番組であることは確かでしょう。

今回のネタの中で最大の問題をこの番組中で見たのでその内容を指摘して記録しておくためにこれから書きますが、「テレビで言っているから信用できる」ということは決してないことをまずはしっかりと認識していただきたいと思います。

局の提供する番組内容にも書かれていない小ネタではあるのですが、毎日の生活の中でやっておきたいことということで書籍化されベストセラーになっているという「自衛隊防災BOOK」(マガジンハウス)の中味をそのまま紹介した項目が大きな問題をはらむものでした。

というのも、どこの自衛官がやっているのかはわかりませんが、自衛官の自宅では前日に入ったお風呂の水を抜かずに置いておくことで、非常時の断水に対応できるという内容がこの本に書いてあるのですが、番組ではその情報をそのまま伝え、小さなお子さんがいてお風呂で溺れないようにという注意はあったものの、自宅のお風呂の水を抜かないで溜めておくことを推奨し、その知識こそ「ハナタカ!」であるというわけです。

しかし、この内容というのは防災の専門家の現代の常識からするととんでもない行動で、下手をすると多くの隣人に多大な迷惑を掛けてしまうことは広く知られた「新しい常識」であることこそ「ハナタカ!」な情報であるのです。ここで書くよりも専門家の方が書いたブログがありますのでリンクを貼っておきます。

https://ameblo.jp/keinaonao/entry-12396811903.html

上記ブログの記載の通り、「自衛隊防災BOOK」の出版元はもし大きな災害が起きた後にお風呂に溜めた水によって感染症にかかったり、トイレや洗濯をして流した水が漏水を起こして隣人に被害を与えてしまった場合、損害賠償の請求に応じなければならないかも知れません。さらに今回の放送をしたテレビ朝日についても同罪でしょう。今回この件を記録しようと思ったのは、こうした事実関係を示しておくことで、どの番組かどのテレビ局かわからないが、「お風呂に水を溜めておくことが大切だ」という誤った知識を基に行動してしまった場合、そうした生半可な知識をもっともらしく広めた行動について責任を負うことになるでしょう。

テレビというものは後から訂正をすることがあっても、その訂正放送はわからないように字幕だけで済ませることが多く、先の放送で頭に植え付けられた印象はなかなか消えません。ですから、テレビで放送することについては、特に生放送ではなく事前にいくらでも調べることのできる情報番組であれば何回でも知識の裏取りをして、後から致命的な事になるのを防ぐのは当然の事ですが、残念ながらこの番組は以降の情報についても同じように本の内容をそのまま紹介して裏取りをしないのではないかという疑念がわくという点で、私の中では終わった番組になってしまいました。

(番組データ)

日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館 テレビ朝日
2/21 (木) 19:00 ~ 20:00 (60分)
【MC】上田晋也(くりぃむしちゅー)、有田哲平(くりぃむしちゅー)
【ゲスト】柴田理恵、石原良純、千原ジュニア、中村仁美、堀田茜
【進行】山本雪乃(テレビ朝日アナウンサー)

(番組内容)

テレビや雑誌・ネットなどで知ったこと他人に話しても大丈夫?もしかして有名な話かも…アンケート調査でわかった本当に自慢できる日本人の3割しか知らないことをご紹介!!▼知れば試してみたくなる!○○を塗って保存すると野菜が変色しない!?数え方を工夫するだけ…ストップウォッチなしで秒数を計る方法!?お菓子で本格的なコーンスープが!?▼ダッフルコートの留め具が大きい理由は?なぜマネキンには顔がない?知識度を試そう!


敵に塩を送るだけでなく反面教師的な珍しいバラエティ

日本では日本人がおすすめする温泉を番組にするよりも、最近では日本に旅行に来た海外からの渡航者が評価する温泉の方が有り難いようで、このような番組の企画が通ったのだろうと思いますが、個人的には反面教師的な見方をすることで役に立ちそうです。

なぜかというと、海外からの観光客が多くなればなるほど、人が多く集まっていわゆる「鄙びた雰囲気」というものが損なわれるからです。ですから、この番組で海外からの渡航者531人にアンケートを取った結果のベスト12の温泉というのは、インターネットやガイド本を見て多くの外国人観光客が押し寄せる可能性が今後もある場所ということになるので、その場所を避ける目安になるということでもあります。

ちなみに、東京や名古屋、大阪から近い温泉がことごとくランクインしていることも旅行客に便利という温泉そのものにはあまり関係ないところで評価されていそうな温泉地があったり、朝市や昔ながらの町並みのある新しい温泉地である高山がランクインしているとは思いませんでした。これも温泉の効能とはあまり関係ないところで人気がある感じでした。私がランキングを見た中では、登別・草津・別府・乳頭あたりならランクインも十分ありという気もしますが、逆に有名な温泉地に海外からの観光客が流れてくれるなら、今後温泉旅行を計画するような場合には、今回のランクに入っていない温泉に行こうかなと思ってしまいました。

また、この番組が面白かったのはテレビ朝日でこの番組が終了した後すぐに他局であるフジテレビで放送された「テルマエ・ロマエ2」は草津温泉など番組で紹介されたばかりの有名温泉地でもロケが行なわれていて、この番組を見て十分に温泉に行きたくなった人は、そのまま「サタデー・ステーション」を見るのではなく、フジテレビにチャンネルを変えてしまっただろうと思えます。この辺の真偽はわかりませんが、もしフジテレビが事前にテレビ朝日で全国温泉ランキングの番組を放送することがわかっていて「テルマエ・ロマエ2」を持ってきたとしたら、かなりの策士だと思いますし、逆にこの番組のプロデューサーは大いに悔しがっているに違いありません。

そういう意味で、司会の爆笑問題が全く面白い事を言わないまま終わってしまったことを含め(^^;)、ことごとく番組制作者の意志とは違う方向に見る人が感じてしまうという実に稀有な番組が放送されたことをここに記録しておきます。さすがに今後もこんな偶然が起こることはないでしょうが、こんな事が楽しめてしまうのもテレビの面白さであると言えるかも知れません。

(番組データ)

2/16 (土) 18:56 ~ 20:54 (118分)テレビ朝日
ニッポン視察団!日本の温泉地“満足度”ベスト12!「おもてなし」を支える職人に密着
【MC】爆笑問題(太田光・田中裕二)
【番組ナビゲーター】綾小路きみまろ
【進行】井澤健太朗(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】井森美幸、東貴博、鈴木紗理奈

(番組内容)

3000か所の温泉地がある「温泉大国」ニッポン!外国人客531人に聞いた…温泉地“満足度”ベスト12が決定!温泉地を支える職人に密着…おもてなしの心&命がけの作業に感動

日本の温泉地に世界から観光客が殺到! 人気の理由は、街をあげて取り組む「工夫」と「おもてなしの心」にあった。 「おもてなし」を裏で支える様々な職人たちに密着!

○熱海…一時はさびれた温泉街が復活!素泊まり2名で7776円?アジの干物を持ち込んで格安朝食?新しい魅力が満載!
○有馬…金泉&銀泉!至福の温泉の裏では、お湯を清潔に保つパイプ交換職人の命がけ作業が…全身に大やけどを負っても続けるワケとは。
いま外国人がはるばる訪れる 「本当に行って良かった」日本の温泉地“満足度”ベスト12が今夜決定!
○飛騨高山…平成元年に生まれた新しい温泉街が大ブレイク!北アルプスの雪解け水が温泉に。朝市の食べ歩きが大人気!
○草津…温泉の効能を最大限に活かす「時間湯」! 湯長が導く“最高の3分”の正体とは?岡本太郎作の幻想的な湯畑も!
★1位は意外な温泉地…雪見露天の名湯!
★綾小路きみまろの温泉川柳も!


テレビ番組を踏み台に利用しようとする人の戦略に乗るな

過去にはレギュラー番組だった「しくじり先生」ですが、それなりにインパクトのある人選を続けることは難しいため、レギュラー番組としてではなくスペシャル番組として続いているのですが、今回の人選はちょっとインパクトに欠けたばかりか、出演者の中で宮崎謙介・金子恵美夫妻が出演したことに、何やらきなくさい思いを感じた人は少なからずいたのではないでしょうか。というのも、「しくじり先生」の2日前(2018/12/11)にBSテレ東の午後7時から放送された「4Kでオジサンを撮ったらこうなった おしゃべりオジサンと怒れる日本人」という番組の中で、ちょっと興味深い指摘があったこともそんな風に考えることになった一因でした。

肩書が「選挙戦略家」と言う鈴鹿久美子氏がゲストとしてBSテレ東の番組に出演し、2018年下半期の色んな謝罪会見を解説していたのですが、正しい謝罪会見の仕方を話している中で、番組放送当時に話題になっていた相撲の親方を引退した元・貴乃花親方がもし翌年の国政選挙に出るためにプロデュースをお願いされるとしたらどうするか? という質問に鈴鹿氏が答えていたのですが、その中で、相撲界で迷惑を掛けた人達にきちんとお詫びをした上でテレビのコメンテーターになって顔を売り、来たる国政選挙に備えるように指導すると述べていました。さらに、今来年の選挙を見据えて鈴鹿氏のような選挙戦略家にお願いしている人(タレントや有名人)はいるのかということは番組MCの古舘伊知郎さんや千原ジュニアさんも気になるようでしたが、まさに今回の「しくじり先生」に出演して誰に対してというより国民に向かって謝罪し、夫婦仲の良さをアピールした宮崎謙介・金子恵美夫妻こそそんな感じではないかと、正直今回の出演シーンを見て思ってしまったのです。

実際、ここで書くことは予言者の書ではないので、番組に出たご夫妻の意図は別にあり、選挙には出ないでタレントとして食べていく気なのかも知れません。それならそれでことさら問題とする気もありません。ただ、来年になって夫妻の両方が選挙に出たり、それとも金子氏が出て宮崎氏が番組内容をなぞるような応援行脚をするのか、まさかのその逆なのかはわかりませんが、本当に選挙にどこかの政党から出馬したとしたら、今回の番組出演がマスコミに顔の効く、有名な選挙プランナーが付いて番組の出演時に何を言ってどういう態度で望むべきかということまでレクチャーしているのではと疑うことも出てきてしまいます。

それにつけても思うのは、日本のテレビというのは一方で人を完膚なきまでに叩いておきながら、その人のパーソナリティーがテレビ向きだとわかると、過去に何をやった人かということとは関係なくテレビにウェルカムで迎える関係者がいるという事実です。宮崎氏についても、自分の子供が生まれる直前、配偶者である金子氏の出産前後に浮気相手とホテルに行っていたわけですから、金子氏がいくらテレビとは言え、番組で穏やかに「全て許す」と話すこと自体がおかしいことですし、普通に考えて何らかの裏があると考える方が人間として健全だろうと思います。それが、生徒役のタレントの中には涙を見せながら話を聞いている人もいましたので、そんなに簡単に人は人を許せるものなのかと思えてきてしまいました。

また最近のテレビでは、あえて悪者としてバッシングされた日本アマチュアボクシング連盟対会長の山根明氏のタレント化が一部で良く見られるようになり、その後の報道の中では復活を狙っているのではないかというものもあるようです。その動きに恐怖を感じた今の日本アマチュアボクシング界は山根氏を永久追放するような形を取ろうと動いています。それもこれも、一時は関係者や選手を恫喝するだけでなく、公式戦の判定も変えさせてしまった疑惑があり、東京オリンピックのボクシング競技の開催すら危ぶまれている中でのテレビで山根氏を面白おかしく紹介するテレビの能天気さというのは、「世界の果てまでイッテQ!」のヤラセ祭り疑惑などよりも大きな問題として語られるべきだと思うのです。

今後、「しくじり先生」がかつて権力を持っていた芸能人や有名人の禊の場として、ここできちんと報告して謝ったから復活できるんだと思うような人ばかり出演させるようになったら、テレビ朝日が報道番組で盛んに行なっている反権力のスタンスとは何なのか、改めて問われるのではないかと思います。少なくとも、この番組に出てくるような人は、自力で復活してきた人が改めて騒動の時に何があったのかを告白し、自分と同じような失敗をしないで欲しいという気がないと、出ては駄目だろうと思います。番組関係者の方々は、そうした事も考えながら出演者の選定をて欲しいです。

(番組データ)

しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間スペシャル
2018/12/14 20:00 ~ 2018/12/14 21:48 (108分)
【担任】若林正恭(オードリー)
【レギュラー生徒】吉村崇(平成ノブシコブシ)
【先生】南海キャンディーズ(山里亮太・山崎静代)・宮崎謙介・金子恵美
【生徒】あき竹城・安藤なつ(メイプル超合金)・伊集院光・ISSA・梅沢富美男・澤部佑(ハライチ)・杉浦太陽・高橋ユウ・高山一実(乃木坂46)・北斗晶・湯川玲菜(劇団4ドル50セント)

(番組内容)

過去に大きな失敗を体験した“しくじり先生”が生徒たちにしくじった経験を教える反面教師バラエティ番組「しくじり先生」!今回は2時間SPとして南海キャンディーズと宮崎謙介&金子恵美元議員夫妻による熱血授業を開講します!次々飛び出す驚愕エピソードに教室が震撼!そして授業の最後には先生たちによる熱いメッセージで教室は感動の嵐に!お楽しみに!

■南海キャンディーズ・・・「すぐ自分と人を比べて嫉妬してコンビもメンタルも崩壊しちゃった先生」 お笑い芸人の南海キャンディーズが登壇!コンビ結成してすぐにM-1で準優勝し大ブレイク。しかし注目されたのは“しずちゃん”だけ。すると山里亮太は嫉妬心からしずちゃんに対して嫌がらせ攻撃を開始。一時はコンビ解散の危機にまで陥ったと告白。そこで、自分と他人を比べて嫉妬し人間関係を崩壊させないための授業を展開!

■宮崎謙介&金子恵美・・・「不倫して妻と国民を裏切っちゃった元議員先生」 2016年に不倫で世間を騒がせた元国会議員の宮崎謙介が登壇。今回は宮崎謙介本人が不倫騒動の一部始終を語るだけでなく、今までどこにも話していない新事実を告白します!さらに、妻である金子恵美がその時どう思っていたのか?その心情を赤裸々に激白!不倫して人生を台無しにしないための授業をお届けします!


宣伝力ナンバーワンの名物とは?

海外から日本にやってきた外国人にアンケートを取って、外国人が日本で買ったと言ったおみやげのベスト30をおよそ3時間かけて紹介するというのがこの番組の内容なのですが、統計を取る場合にはどのような基準で取ったのかを紹介してくれるのが普通だと思うのですが、ランクインした品物の中に「甲州ワイン」があるのは納得できても「佐賀県の日本酒」って何? と思った方も少なくないのではないでしょうか。お酒で言えば世界でも評価が高いお酒にはウィスキーもありますが、ニッカウイスキーもサントリーもランキングにはかすりもしませんでした。

番組のコンセプトは「外国人がワザワザ買いに来る」ご当地みやげということであり、それは決して観光ツアーのコースに特定のワイナリーや造り酒屋、はたまたえびせん工場が組み込まれていたから買ったというのとは違います。もし私がこのような調査をするとしたら、まずはツアーで回ったところで買った物は外し、自分の意志で自分で移動して買いに行った物は何か? というような聞き方をすると思います。

しかしこの番組では第一位のお菓子「白い恋人」を紹介するのに、観光ツアーコースの定番であるメーカーの施設「白い恋人パーク」でのインタビューをしていましたし、山梨のワインでも特定の観光ツアーコースに組み込まれているのであろう一ワイナリーで取材をしているだけでした。さらに、長崎カステラも長崎市内の有名店には行かず、ハウステンボス内の売店にするなど、あくまで「日本ツアーのツアー客が日本の名物だと言われて買わされた品ベスト30」と言ってもおかしくないような品揃えになっていました。

さらに、何より情けなかったのは司会の爆笑問題の二人が、全くこうした番組のコンセプトを否定することなく、番組に出ていた「名物」でなくあくまで番組が取り上げた「特定のメーカー」をヨイショしていたことです。今さら言うことではないかも知れませんが、このような番組に出てテレビスタッフに従順な司会者を演じることをよしとするようなタレントとして生きているというなら、他の番組で政治的な発言や極端な物言いをするのも、ご自身の心情を出して発言しているのではないと思われても仕方がないと申し上げておきましょう。

そんな番組を最後までじっくり見てしまった自分も自分だとは思うのですが(^^;)、これもある意味、大きく宣伝をして日本の名物はこれだと印象付ける、今回ランクインした大手メーカーの手腕というのはある意味立派だとも思えます。個人的には何しろツアーで旅に出ることがないので、お土産でもらうことがあっても自分からわざわざ買うものはほとんどなかったのですが、改めて現代の日本が海外からの旅行客を当てにしていて、「日本みやげの定番」と認識させたい人たちが見事に成果を上げていると理解することもできます。

番組出演者の中では、タレントの井森美幸さんが群馬県の名物・お土産がランクインしなかったことでかなり膨れていましたが、逆に言うとそれは群馬県の観光関係者がいまいち海外からの観光客を呼び込めていないということの表われでもあります。井森さんは群馬県の観光大使なのですから、その努力が今後のランキングを変える可能性があります。しかし、そうした努力で変わってしまうランキングというのはそこまで日本の視聴者が3時間もずっと見る価値があるのか? という風にも考えてしまいました。これはあくまで個人的な意見ですが、大きく宣伝された「名物」については今でも「名物にうまいものなし」という言葉は正しいのではないかと思う今日このごろです。

(番組データ)

ニッポン視察団!世界で大人気 外国人がワザワザ買いに来る「ご当地みやげ」ベスト30 テレビ朝日
9/29 (土) 18:56 ~ 21:54 (178分)
【MC】爆笑問題(太田光・田中裕二)、ウエンツ瑛士
【番組ナビゲーター】綾小路きみまろ
【ゲスト】井森美幸、市川右團次、川島明(麒麟)

(番組内容)

外国人がワザワザ買いに来る…「日本のご当地土産」ベスト30発表!旅行や出張の“おみやげ”としておなじみの銘菓・伝統工芸品が今、世界で大人気!1位はアノ銘菓でした!

外国人が「どうしても買いたい」日本のご当地土産は… ★北海道みやげの定番銘菓が続々ランクイン…○万円分を爆買いする人も! 絶対おいしい「恋人」「バターサンド」以外にも…。外国人に人気の意外な理由とは? ★東京みやげと言えば…海外から評価が高かったのは硬~い「ライススナック」? ★陶磁器、布製品、ガラス製品、寄木細工…日本の伝統工芸みやげも!安価なみやげ物でも手を抜かない職人の技に世界が感動!

留学ウエンツも持って行く? 外国人がワザワザ買いに来る「ご当地みやげ」ベスト30決定3時間SP! 日本から出国直前の外国人に徹底取材! すると日本人にとっての「定番みやげ」が、世界で驚くほど高い人気を誇る事が判明! 47都道府県、市町村、それぞれに特徴のあるご当地みやげがある…その事が実は世界的には珍しい事だったんです! あなたの故郷のご当地みやげは何位に!? 綾小路きみまろのご当地川柳も!


NHK教育(Eテレ)は今回の激レアさんに出演依頼すべし?

最近の更新はこの番組オンリーになってしまっている感がありますが、フジテレビの「全力!脱力タイムズ」と違って番組の全てがふざけているという感じではなく、ところどころでふざけているそのバランスが見ている方にとって心地良いのでつい面白く見てしまうところがあります。

ただ、番組を面白くしようとするあまり、番組で取り上げる対象について、大切なことを忘れてしまうきらいもあるので、今回はその事を中心に紹介していこうと思います。最後にあるテレビ局提供の番組内容を見ればおわかりの方は多くいると思いますが、過去にインターネットを媒介にして拡散されたいわゆる「バカ画像」に写っている本人が登場し、その「バカ画像」はどういった経緯で撮られたのか、さらになぜ非ネットの中で撮られたに過ぎないプリクラのシール写真がインターネットに掲載されることになったのか、さらにこの画像が拡散されたことによって、写真に写っている人達にどのような影響が出たのかということまで面白おかしく喋っているというのが今回の番組のキモです。

しかしながら、番組を面白く伝えようとするあまり、過去の「若気の至り」とも言える写真が今でも誰もが見られる状態でインターネット上に置かれている事についての危険性や本人達がもしかしたら今後受けるかも知れない受難について指摘しなかったことは、ともすれば今回出演していたご本人にとってこれからの人生において拭い去れない過去として復活するかも知れず、実はデリケートに扱わなければいけないところでもあるかと思います。そのフォローがないまま終わってしまったということもあり、最初のような「そこまで面白さを追求しないでもいい」NHKのEテレで後追いでもいいのでこの話題について出してくれないかと思うわけです。

今回の番組で紹介された「バカ画像」というのは、あくまで中学一年生の時に仲間うちで撮影した「記念写真」に近いもので、いわゆる犯罪行為を自慢するものでもなければ、異性との交遊を見せつけるものでもなかったため、テレビで画像を紹介したとしても本人達がかなくなに画像を出したくないという性質の写真ではなかったのでこのような番組で弄り倒すということも成り立つのですが、全てがこのように一定の時間が経過すれば人畜無害化していくようなものではないことも確かです。だからこそ、この写真というのは現在の小・中・高・大学生にとって「生ける教材」としての価値を持つものではないかと私には思えるのです。それは、あまり何も考えずに自分の姿をネット上に晒してしまうことが最悪どんな結果をもたらすかという一種のシミュレーションです。
今回の写真は、普通なら非ネット上でしか出回ることのないプリクラで撮影したプリントシールであり、なぜその写真がネットに流出したのか? という事を検証することが大切になります。これについては番組でも紹介されていました。

単なる物体に過ぎないプリントシールがネットに掲載されるのは、誰かがその写真をデジカメ(スマホや当時のガラケー)で撮って、ネットにアップしなければ写真は拡散されることなく仲間うちのちょっと恥ずかしい思い出として残っただけだったでしょう。今から10年前と言いますから2000年代に中学生達の中で流行っていたものの中に、「前略プロフィール」というサイトの存在がありました。このサービスは2004年に開始され、2016年に全てのサービスが終了となりました。サービスの終了とともにサーバーに上がっていたデータは全て削除ということになったのですが、ガラケー時代にネット上で友人を作りたいと思う若年層を中心に流行したサービスです。

もう少しこのサービスについて説明すると、定形のプロフィールを入力していくと本人の紹介ページとして機能し、それを見た不特定の人から連絡が来たりしていわゆる「メル友」になったり会っりしたりできるという、今で言うSNSの先駆けという感じのものでした。その頃の中学生の男子がこのサイトに登録して自分のプロフィールを公表するということは、やはり女の子からメールを貰いたいという下心があることは普通に考えればすぐわかることで、今も昔も文字だけのプロフィールよりもインパクトのある画像をプロフィール写真を載せることが大事だということは承知していたことでありましょう。そこで、問題になっている「バカ画像」を自分のプロフィールとして一緒に撮った友人に相談することもなくアップしてしまった人がいたことで、可愛い女の子が注目してメールを出すのではなく、ただただその画像の余りの「若気の至り」的なインパクトが高かったゆえ、当時の2ちゃんねるやまとめサイトに転載されたことにより、今回テレビにまで出てしまうほど有名な「バカ画像」になってしまったわけです。

この事を考えるにあたり、一つの教訓が導き出されるでしょう。今の世の中は写真を撮るということは常にその写真がネットにアップするには簡単な形で用意されるということです。そこで、その場に流されて顔や犯罪・法律違反が疑われる行為が記録された写真を何も考えずにアップした場合、多くの場合はそのままスルーされて何の問題も起こさないかも知れませんが、世間には写真から場所や学校を特定させ、学校に通報するような事を生業にしているサイトもあるので、ここまで有名になることはなくても、彼らが属するコミュニティ内で最悪生きていけなくなる可能性すらあります。こうした事を防ぐためには、簡単にスマホで撮った写真をアップすることを自制する事が大事であり、そうしたネットやSNSを楽しむ前に自分の身の守るために知っておきたいことをテレビで紹介することも大切なことだと思います。冗談ではなく、今回番組に出てくれた当時者に話を聞きながら、その後の人生が暗転するような事が起こらないためにはどうしたらいいかというテーマで、ぜひEテレは一本番組を作って欲しいと思います。

(番組データ)

激レアさんを連れてきた。 テレビ朝日
2018/06/11 23:20 ~ 2018/06/12 00:20 (60分)
【研究員】若林正恭(オードリー)
【研究助手】弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
【客員研究員】松岡茉優、いとうあさこ

(番組内容)

伝説的なバカ画像「チャリで来た。」の張本人が登場!あの写真に隠された意外すぎる真実、ネット拡散の悲劇、そして訪れた奇跡の結末まで徹底的に研究していくぞ!! 本日の激レア研究はこちら!
【激レアさん1】 中1の時に撮った写真が伝説的なバカ画像としてネットで拡散してしまい、その後10年間、運命に翻弄され続けている人。
【激レアさん2】 交通安全教室で年間300回以上も車に轢かれる売れっ子の轢かれ役。


字幕放送の限界と今後の問題

今回の番組のメインテーマである、息子によって新進デザイナーとしてデビューすることになってしまった実の母親の成り上がり物語は大変面白かったのですが、今回はその壮大なドラマのすき間に入り込むような形で放送された「激レア」な職業についてのレポートを見ていて、ちょっと気になることがあったのでここで紹介させていただこうと思います。

テレビの設定で切り替えることができる「字幕放送」の文字をリアルタイムで入力しているステノキャプショナーという仕事があるのですが、ここではその仕事をされている方に取材して、どのくらいの早さでどの程度正確に入力ができるのか検証していたのですが、特殊なキーボードを使い、主にニュース用語などを単語登録することによって1分間に300文字以上という驚異のキーボード入力速度を実現しています。

ただ、普段はバラエティ番組を担当していなくて、ニュースの文字化を担っているオペレーターの方一人に、普段全く聞いていないだろうと思われる「ジョイマン」のお笑いネタを文字に起こしてもらうという無謀な依頼をこの番組では出していました。

ちなみに、実際にリアルタイムでテレビからの音声を文字化するにあたり、取材を受けた会社では2人一組で仕事を行ない、一人が入力したものをもう一人が漢字に直したり間違いを直したりした後でアップするような事を行なっていましたので、番組で検証した結果というのはあくまで、特殊なキーボードを使ってどこまで早口で行なわれるコントネタを追い掛けられ正確に記述できるか? というような事だったろうと思います。

私自身はそれまで、実際にお仕事として口述されたものをテキスト文書化するような人達は早く正確にできるものだろうと思っていたのですが、実は意外とそうでもないということに正直びっくりしました。ただ、ネタの早さに付いていける入力スピードだったのはさすがでしたが、「正確に」出力するためには大きな問題があり、それがたとえ特殊なキーボードを使っていたとしても、間違ってしまう根本的な原因があることがわかりました。

それは、私達がキーボードを使って入力する事と同じように、漢字をパソコン上で出すために行なわなければならない「かな漢字変換」の問題です。特に文章をそのまま写すのではなく、喋り言葉を文字化しなければいけないので、喋った内容をそのままかなで打ったとしても、変換をかけると正しいと目視で認識できないような「誤変換」が起こってしまいます。これはいわゆる「かな漢字変換」が基本のキーボード入力では回避できないもので、そこを変えていかないとどうにもならないように感じがするのです。

しかしながら、今後のテレビを考えてみると、生放送の字幕放送についてのニーズは現在よりももっと上がっていくのではないかと思います。というのも、今までは耳が不自由な人のためだけの放送ではなくなっているということがあるからです。

大きなショッピングセンターや高速道路のサービスエリアに設置しているテレビを見た方はおわかりかと思いますが、あえて音声を出さずに字幕放送にしておくと、周辺が騒々しい中でも字幕を読むことでドラマの内容やニュースの内容がわかりますし、それなりに聞こえなくても楽しめてしまいます。こうした形で字幕放送が使われることが多くなれば、やはりどんな番組でも字幕付きで見たいというニーズは出てくると思います。

そうなると、オペレーターの育成が必要になると思うのですが、何しろキーボードが特殊で興味があったとしてもなかなか手に入れることはできないでしょうし、さらに練習用に購入したとしても就職できるかわからない状況でお金を出すだけの人がいるのかどうかということもあります。

個人的な見解を言わせてもらえば、先述の「かな漢字変換」を行なわない入力方法ならば、常に画面に出す漢字を入力者が決定できるので、こうした字幕放送のオペレーターが使う入力方法としてより正確な文字を打つことができます。今使っているキーボードも入力方法も変えてしまい、一般的などこでも手に入るキーボードを使って「漢字直接入力」の行なえるオペレーターを育成することが大切ではないかと思うわけです。

ここまで読んでいただいて、「漢字を変換しないで入力する方法があるの?」と疑問に思う方もおられるかも知れませんが、元々日本語の扱えるタイプライターはどうなっていたか調べていただければわかるかと思いますが、和文タイプライターというものがかつてあり、そのオペレーターはかな文字だけでなく漢字も直接タイプして入力することを普通に行なっていました。

日本語ワープロの技術を研究していた時にも、「かな漢字変換」の他にキーの複数入力で直接漢字を画面に出す方法も考えられていたのですが、そうした漢字の出し方をするためにはいわゆる「常用漢字」の二千文字を超える数をそれぞれ直接入力できるように継続した訓練が必要になるディメリットがあります。日本語ワープロは初心者でも文字が打てることをテーマに開発されていたところもあったと思うので、時間はかかってもかな文字さえ入力することができれば漢字は自分の出したいものに何回も変換していくことによって誰でも入力できるような方式に落ち着きました。そのためこれだけ多くの人が日本語をワープロを使って入力できるようになったのですが、今回紹介した特殊技能についてはあえて誰でもできる方法をなぞってそのために正確に入力できないストレスを感じるならば、オペレーターを訓練して早く正確に日本語を入力できる「漢字直接入力」に変えていくのも十分ありだと思うのです。

具体的な「漢字直接入力」の形式としては、T-code、TUT-code、G-code、超絶技巧入力などがあり、そのどれもが「Google日本語入力」の「ローマ字カスタマイズ機能」を使ってその設定ファイルを読み込ませることができれば、普通のノートパソコンのキーボードからでも利用が可能になります。つまり、現在のように専用のキーボードが用意されている会社からでないと文字起こしができないということでなく、自宅でインターネットさえあればそこから直接作業ができるような環境も作ることができます。当然入力の学習におけるコストはかかりますが、一度覚えてしまえば導入のための費用は一切かかりませんし、もしキーボードの調子が悪くなったとしても、普通にお店に買いに行けば簡単に代替キーボードを調達できるメリットも有り、今の方式よりもかなり企業としてのコストはカットできるのではないかと思うのですが。

(番組データ)

激レアさんを連れてきた。 テレビ朝日
2018/05/28 23:15 ~ 2018/05/29 00:15 (60分)
【研究員】若林正恭(オードリー)
【研究助手】弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
【客員研究員】東出昌大、高橋みなみ

(番組内容)

本日の激レア研究はこちら!
【激レアさん1】 自分では全く知らないうちに世界が認める洋服デザイナーになっていた主婦とその才能を見出した息子
【激レアさん2】 テレビ番組で話した内容を瞬時に打ち込む字幕放送の文字を入力する人


「テレビ・芸能プロデュースの歴史」を忖度するとナベプロの歴史になる?

今回の番組は納豆の食べ方に興味があって何となく見ていたのですが、納豆の話題が終わったと思ったらとんでもない展開になっていくのが自分でもわかりました。何故か脈絡もなく「テレビ・芸能プロデュースの歴史」としてその時だけ新たな【学友】が加わりました。「番組データ」の中にある出演者の中で、「/」の後に名前があるのが後半から番組に出演した人たちです。

個人的には後半の講師を努めていたマキタスポーツさんに同情を禁じえませんでした。番組内のパネルでは一応芸能の歴史ということもあり、今日まで続くアイドルの中には「スター誕生!」からデビューした「花の中3トリオ」とか、松田聖子さんなど「非ワタナベエンターテインメント」に所属しているタレントを主に解説があってしかるべきところもあったのですが、番組で流されたのは最後に渡辺晋氏がプロデュースした吉川晃司さんまでで終了し、途中マキタスポーツさん自らがバンド形式で昔のバラエティの音楽ネタをやったのが一瞬一ネタだけ放送に乗ったものの、まさかあの一瞬のためにバックバンドのメンバーがセッティングしたわけではないでしょう。

恐らくバンド形式による数々のネタ披露とともにそれなりの楽しい芸能の歴史についてのレクチャーがスタジオ内では行なわれたように思いますが、番組の方は主に昔の「ナベプロ」の「渡辺晋」さんはすごい(渡辺美佐さんは若い頃の写真だけ出ただけで何も番組では触れられていませんでした)というように現在のワタナベエンターテインメントは芸能界とテレビを結ぶプロデュース力はすごかったんだというそれだけの内容を番組後半には紹介しただけのものになってしまったのです。

ちなみに、加藤茶さんおよびドリフターズのメンバーは元はナベプロ所属でドリフターズ時代に円満独立。中尾ミエさんにもその事務所名からもわかるように円満にナベプロから独立したので今回の出演となったのでしょう。独立時にいろいろあった森進一さんや沢田研二さん(吉川晃司さんはなぜナベプロに入ったのかという問いに沢田研二さんがいる事務所だからと答えていました)は当然出てきませんでした。元々、メインMCの林修さんが現在所属しているのがワタナベエンターテインメントで、彼の出る番組は軒並み視聴率を取るということから、テレビ朝日は林先生の所属事務所に忖度して今回のような企画が実行し、放送した内容を編集したのではないかと私は推測します。個人的にはもう少し林さんには他の芸能界のプロデュースの歴史についても触れるだけの余裕は持っていて欲しかったと思いますが。

少なくとも、今後の林先生がテレビに出て時の政治に意見を言ったとしても、大きな芸能事務所にとって都合の悪い事については発言できなそうな事が今回の忖度たっぷりのワタナベエンターテインメント礼賛プログラムを許した事でわかってしまったことは今回テレビを見ていての収穫でした。もし、同業他社のタレントが事務所ともめた時に林先生が何かを言ったとしても、話半分に聞いておいた方がいいような気がします。

それにしても、この番組の後半からなぜマキタスポーツさんが講師として起用されたのか、もし今回のような内容になるとわかっていてもマキタスポーツさんは出演を受けたのかという疑問は残ります。あの内容なら講師は中山秀征さんか恵俊彰さん(どちらもワタナベエンターテインメント所属タレント)の方が見ている方もすっきりしたと思うのですが。

(番組データ)

林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル テレビ朝日
2018/03/06 19:00 ~ 2018/03/06 21:48 (168分)
【MC】林修(ワタナベエンターテインメント)
【進行】松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
【講師】赤石定典 市原淳弘 伊藤明子 白澤卓二 津川尚子/マキタスポーツ(オフィス北野)
【学友】秋元真夏(乃木坂46合同会社) ビビる大木(ワタナベエンターテインメント) 吉田栄作(ワタナベエンターテインメント) 高橋英樹(アイウエオ企画) メイプル超合金(サンミュージックプロダクション)/加藤茶(イザワオフィス) 中尾ミエ(アスレティック・ミエ・カンパニー) 平野ノラ(ワタナベエンターテインメント) ブルゾンちえみ(ワタナベエンターテインメント) ミッキー・カーチス(ワタナベエンターテインメント)
【VTR出演】(公式データには記載なし)
吉川晃司(アクセルミュージックエンターテイメント)

(番組内容)

『健康長寿がよく食べる発酵食品~老化STOP 納豆の力を徹底解明』と『テレビ&芸能のプロデュースの歴史』2本立て!!健康長寿の方々に大調査!納豆、味噌…普段食べてる発酵食品は?今回は「納豆」をフィーチャー!血管・骨を老けさせない驚くべきパワーとメカニズムを紹介。納豆の栄養を無駄なく摂取できる「医学的に正しい食べ方」は?Q食べる前に良く混ぜる?混ぜない方が良い?皆さんの食べ方は大事な栄養を損してる?

テレビ放送開始65周年!バラエティや音楽番組、アイドルやタレント、今では当たり前になった「テレビ」の歴史に迫る特別講座!今回は多くのヒットプロデューサーの中でも、その草分け的存在と言われる渡辺プロダクションの創始者「渡辺晋」の功績を見ながら、テレビと芸能の「プロデュース」の歴史を学ぶ!才能ある人を見つけスターにする。面白い番組を作る。そこには私たちの想像を超える、情熱と創意工夫の歴史があった!


バラエティ番組で笑われるタレントにも立派な理由がある

久しぶりに復活した「しくじり先生」ですが、今回2人目として登場したにしきのあきらさんは、今ではすっかり「スター」という言葉が似合うバラエティタレントだと思っている方が多いと思います。私の印象というと、今回の番組の中でも出てきましたがフジテレビのスター大運動会や水泳大会では必ず目立った活躍をする身体能力の高い歌い手さんというイメージが強いのですが、今回その芸能界での浮き沈みの様子を聞く中で、一般の人が憧れる芸能界で活躍したからこそ陥る苦悩というものを改めて感じました。

というのも、ある程度顔と名前が売れてしまった場合、活動が停滞したり仕事がなくなったりして本格的にお金に困った場合、普通の人なら外からの目を気にせずにアルバイトでも肉体労働でもやってお金を稼ぐことができますが、過去の栄光にとらわれてプライドがあるような場合や、お子さんが学校に通っているような場合、どこでそうした姿が見られるかわからないということがあります。本人だけならまだしも、子供さんがそうした行動を見咎められた人から口コミで話が広がり、いじめのネタとされない保証はありません。

そんな状況の中だから事業をやろうとか言われて騙されたり、お金のやり取りについてそちらでも騙される可能性があるわけですが、信頼していた知人にだまされて借金が増えたり横領されたりして、遂には家が差し押さえを食らうという最悪な状況の中で声がかかったのが日本テレビ「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」だったのです。

私自身もこの番組でのにしきのあきらさんのバラエティ番組にフィットした姿に大笑いした一人ですが、その裏にどういうことがあったのかというのが今回の番組を見てわかりました。一時期には芸能界のトップと呼ばれた人が、なぜ毎回ドッキリを仕掛けられ、ものの見事にどっきりに引っかかってもめげずにテレビに出てくるのかというのは、今回の番組で語られたような金銭面での苦労があり、自分を呼んでくれて仕事をくれる日本テレビのスタッフにいやな気持ちを持つどころか最悪の状態から救ってくれたことに感謝しているような感じでした。

実はこの「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」は今のロンドンブーツの番組のように親が子どもに見せたくない番組の常に上位をキープしていました。今思えば、かつての大スターであったにしきのあきらさんを笑いものにしているという事もその理由の一つだったのかも知れませんが、現実はまるで違うということが今回の番組を見た人には理解できるでしょう。

確かに無様に落とし穴に落ちたり、くだらないことで体を貼っているタレントを見て眉をしかめる方もいるかも知れませんが、そんなことは十分承知の上でもらった仕事をこなすことでしか生きていけない人もいるということを、多少はテレビを見る側の人も理解して、例えばそこから差別的な感情がお子さんに生まれるかも知れないと思ったら、番組を見終わった後に「タレントさんはああして人を笑わせることが仕事なんだよ」とフォローしてあげることが必要なように思います。

このような、テレビに出ることでしか稼げない事情のある人にとっては、たとえ多くの人から下品だと思われようが気持ち悪いと罵られようが、出演するしかないと腹をくくっていたり、自分がテレビに出ることで多くの人が笑ってくれることに仕事としてのやりがいを感じている場合があるのです。しかし残酷にも、にしきのさんのようにテレビに出て人気をもりかえすことができるケースとは違い、テレビ視聴者の訴えからテレビ出演そのものを降ろされてしまう人たちもいます。

それはドリフターズの「8時だョ!全員集合」(TBS)のコントの中で一瞬出てきて笑いを誘い、子どもたちにも人気があったものの大人の事情で番組を降ろされてしまった「Mr.ポン」や、全日本女子プロレスと一緒に興行をしていながら決してテレビでの放送がされなかった「小人プロレス(後にミゼットプロレスと改名)」の例があります。今でこそNHK Eテレの「バリバラ」で体に障がいを持つお笑い芸人という人が登場したり、番組の中の企画として本格的なバラエティが放送されていますが、この場合は障がい者に関する問題を継続して放送してきたEテレだからこそ許される部分があり、他の地上波チャンネルでは昔も今も誰かが声を挙げたら即テレビに出られなくなる状況は終わっていないと思われます。

今後も地上波では無理かも知れませんが、CSやネット配信の番組でなら地上波では放送が難しいようなケースでも番組として成立する可能性は残ります。今の日本には潜在的にたくさんのテレビに出たい人がいて、たとえそれがいじられて笑われるような立場であってもそれで自分の存在が知られるならテレビに出たいと思う人もいるでしょう。そんな人の中で、とにかく面白ければスターへの道が開ける、かつての「全日本歌謡選手権」のような番組を作ったらどうでしょうか。

今回のにしきのさんのような芸能界を干されて困窮極まった元人気者と、今までは人前に出ることさえ不謹慎だと言われてきたような体に障がいを持つ人などが同じ舞台で明日のスターを夢見て「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」のような、誰がどれだけ笑わせるかをチャレンジする番組が実現できれば、人によっては不謹慎と写っても、全てが平等に審査されるなら、決して一部の人から糾弾されるような番組にはならないように思えるのですが。

(番組データ)

しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間スペシャル テレビ朝日
1/28 (日) 18:57 ~ 20:54 (117分)
【しくじり先生】村主章枝・錦野旦
【担任】若林正恭(オードリー)
【レギュラー生徒】吉村崇(平成ノブシコブシ)
【生徒】あき竹城・伊集院光・岡田結実・澤部佑(ハライチ)・杉山愛・関根勤・高山一実(乃木坂46)・辺見マリ・真野恵里菜・横山だいすけ・遼河はるひ

(番組内容)

過去に大きな失敗を体験した“しくじり先生”が生徒たちにしくじった経験を教える反面教師バラエティ番組「しくじり先生」!今回はスター錦野旦先生と元フィギュアスケート選手の村主章枝先生による熱血授業を開講します!次々飛び出す驚愕エピソードに教室が震撼!そして授業の最後には先生たちによる熱いメッセージで教室は感動の嵐に!お楽しみに!

・村主章枝…「引き際を誤って家族に迷惑をかけないための授業」 オリンピックに2度出場し、その卓越した表現力から“氷上のアクトレス”と評された元フィギュアスケート選手の村主章枝が緊急帰国!“トリノ五輪後に引退しなかった本当の理由”を激白!誰もが冷静な判断を下すことが難しい“引き際”について真摯に向き合い、長く現役を続けた村主先生だからこそ悟ることのできた人生の教訓を伝えます!

・錦野旦…「安易に人を信用して地位も名誉も財産も失わないための授業」 “スター”の愛称で世代を超えて愛され続ける錦野旦が登壇!デビュー1年目にして日本レコード大賞「最優秀新人賞」受賞、さらに紅白歌合戦にも出場。スター街道を歩んできた錦野先生は自身のある性格が原因で、大きなしくじりを犯し、地位も名誉も財産も失うことに。「本当にしくじった!」と反省するスター錦野先生が転落人生を赤裸々に激白します!


地上波TVバラエティへの文句を電波にのせる千原せいじのしたたかさ

漫才コンビ「千鳥」の二人の冠番組ということですが、千鳥はスタジオのみの出演で、VTRを好きな所で止める権限があるという「笑神様は突然に」(日本テレビ)のシステムをそのまま使っています。もっとも「笑神様は突然に」には島シリーズということで千鳥も出演しているのでネット局の垣根を超えて仁義は切ってあるのかなという気もしますが、ツッコミの鋭い千鳥なので、全く違和感を感じることはありません。

また、VTRの内容もロケで決まった場所を訪れたタレントさんがアポ無しで地元食堂に入り、相席をお願いした後でその人のお宅におじゃまするという、何やら「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合)や「家、ついて行ってイイですか」(テレビ東京)の2番組を合わせたような作りになっています。ただ、この種の番組の面白さを決めるのは出演するタレントさんの技量や、VTRにツッコミを入れる側の力量があれば二番煎じでも十分面白い番組として成立するでしょう。今後、この組合せ以外にもこの種の番組が量産される予感がしなくもありません。

今回の「相席食堂」が面白かったのが、2ヶ所訪れたゲストがどちらもキャラが立っていて、菊池桃子さんは意外とロケに強いということがわかったということと、この種の田舎まわりに強い千原せいじさんの安定した面白さでした。
ちなみに、吉本興業が私の住む静岡県沼津市に専用の劇場を持っている関係もあって、ネットで言うと日本テレビ系の「静岡第一テレビ」の夕方のワイドショーに千原せいじさんが地元の名物キャスターとコンビを組んで静岡県内を回るコーナーを行なっているのですが、口は悪いわ下品だわ、おまけに企業訪問をして少しでもお金の匂いを嗅ぎ分けると、自分ならこうすると言い放ったり、自分のところで商売にしたいなどと言ったりと、その味を存分に発揮して笑いを誘っています。

今回千原せいじさんは長崎県五島列島を訪れようとして、飛行機が機材故障で飛ばず、高速船も高波で運休の中、8時間遅れで島に入り、そのまま飲み屋街をはしごするのですが、そこで出会ったお店の方とお客さんに教えられたのが五島列島の酒飲みの風習が、人にお酒をすすめる前に杯を空にして相手にも杯を空にしてもらい、延々と酒をすすめ続けるという大変恐ろしいものなのですが、せいじさんが入った居酒屋さんでは焼酎のロックでそれをやっていたのですから相当なものです。

ここで、その風習をせいじさんもやるのかと思って見ていたら、これが関西ローカルの強みなのか、せいじさんは自分がなぜそのお客さんやお店の方と一緒に杯を空にしないのかを説明し始めました。賢明な方ならもうおわかりでしょうが、テレビでタレントが「一気飲み」を奨励するような飲み方をするとテレビを見ている人が真似をする恐れがあるのでテレビ内での一気飲みというのは自粛されているということなのです。

もしこれがドラマで、登場人物を酔わせて何かするという設定であれば違うのかも知れませんが、あくまでタレントが飲むという点についてはローカル放送であってもダメなラインはしっかり線引きがされているということになるのでしょう。ただ、昔のテレビを知っている人なら、昨年LGBTに対する配慮に欠けるとフジテレビが謝罪するという騒ぎになったとんねるずの曲で、あの秋元康さんがプロデュースして作詞もした「一気!」という曲です。当時は若者の飲み会の熱気をそのまま伝える曲として数々の賞も受賞したのですが、さすがに今はこの曲を地上波で歌うことは難しいでしょう。

この一連の流れの中で千鳥はVTRを止めることもなくそのまま流していましたが、東京で出ないのならここでもう一笑い千鳥からもコメントが欲しかったと思います。というのも、現在アマゾンプライム会員限定でネット配信されている「ドキュメンタル シーズン4」において、地上波では絶対に放送できないくらいの醜態を晒してまで笑いを取っているのを先日見たばかりだったので(^^;)、ついそんな事も考えてしまいました。ただ、ネット配信の「醜態」については、見る人が見ると全く今の千鳥を許せなくなると思いますので、見るにも覚悟が必要だと思いますが。

今回、本放送からは遅れたものの、偶然深夜の静岡で私は見ることができました。番組ホームページを見たところ今回の番組の内容について記載はあったものの、次回への言及がなかったのでもしかしたら特番扱いなのかとも思いますが、次回があるとしたらぜひロケに出掛けるタレントさんを厳選していただき、ローカル番組の色として構成は有名な番組をなぞるような形であっても、その内容で千鳥の個性を出して欲しいと思います。

(番組データ)

相席食堂~ついて行ったらチョメチョメじゃった 朝日放送(関西ローカル)
2018/01/04 23:20 ~ 2018/01/04 00:15 (55分)
出演者
千鳥(大悟・ノブ)
VTR出演
菊池桃子
千原せいじ

(番組内容)

芸能人が田舎の食堂に突然現れ、地元の人にいきなり相席をお願いしたら、どんなドラマが生まれるのか?さらに、相席した人について行ったら、どんなチョメチョメが待っているのか!?そんな行き当たりばったりの展開を“田舎出身&ロケマスター芸人”の千鳥がツッコミながら見守る“芸能人と地元民のガチ交流バラエティー”!

「ウチの島にも食堂が一軒だけあったからわかるけど、田舎の食堂は、毎日、同じ人が同じ時間に来るだけで、何もハプニングは起きない」と、大悟が“田舎あるある”を披露。「そこに芸能人が行ったら、どうなるかじゃ」と、ノブは未知数の展開に期待を込める。そんな2人の目の前にあるのが、VTRをいったん止めることができる“待てぃボタン”。VTR中に気になる箇所があれば、どんどんボタンを押して止め、自由にツッコんでいく。

今回とある田舎の食堂に向かう芸能人は、何と菊池桃子、そして千原せいじ。まさかの菊池桃子登場にいきなり仰天の千鳥。早くも“待てぃボタン”を押す。菊池は食堂で相席した女性に、「20万人以上が訪れる」という地元の一大イベントがあるという話を聞く。果たしてそのイベントとは!?

一方、せいじは数々のトラブルによって行く手を阻まれる…「この人にブッキングするからこういうトラブルになるんよ!」と大悟が声を荒げるが、せいじは悪態をつきながらも持ち前の強運で何とか乗り切り、地元の漁師とふれあう。