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後からの言い訳は傷口を広げるだけか?

私のいる静岡県内では、東京で7月5日深夜(実際の放送時間は7月6日未明)に放送された今回紹介する「2019年上半期のTBS」という番組が8月4日の午後という変則的な時間に放送されたので、今さらという感じもする方もいるかも知れませんが、このブログでも触れさせていただいた「世界リレー」中継に関するTBSの見解について司会の安住紳一郎氏がコメントしましたので、今回はその内容についてのみになりますがコメントの内容を検証していきたいと思います。

この「世界リレー」についての中継におけるドタバタ劇については、以前にこのブログで紹介させていただきました。

スポーツのライブ中継では何を伝えるべきなのか

上のリンクの中で3つの問題だと思った点を指摘させていただきました。それは以下のような事です。

・その1
世界リレー初日の地上波の放送前にBSで競技内容が中継されていたものの放送時間が終わってしまって中継できなかったレースについて、地上波内ではキャスターを含め全く伝えなかったこと。

・その2
地上波の中継でも全レースを中継する事ができず、直後にある通常の生放送番組「新・情報7DAYS ニュースキャスター」でも、番組が始まってレースの内容を中継するのに10分くらい時間がかかり、結果が気になる視聴者は、安住紳一郎氏とビートたけし氏の雑談にしばし付き合わされたこと。

・その3
翌日の第二日の中継におけるレース結果について、字幕では正しい結果が発表されているのに、本来はその事をきちんと伝えるべきキャスター(織田裕二氏・中井美穂氏)の元には伝わっておらず、しばし推測と憶測を元にしてのコメントが続いたこと。

このうち、番組で安住紳一郎氏が弁解した点はご自身が携わった「その2」の部分のみで、会社として陸上についてはかなり長いこと「TBSの顔」となっているお二人の事については最後まで全く触れませんでした。この点については、番組の最後に安住氏は「責任は全て私にある」と言っていましたのでここで会社やメインキャスターの事を書いても仕方がないと思いますので、今回は直接ご自身の問題として弁解した「その2」についてその内容とそれに対するコメントをしていきたいと思います。

まず、安住氏はスタッフから、世界リレーについてはタイムテーブル通りに進まないという事が想定外で、さらに中継できなかった競技についても「結果のみを伝えれば良い」と言われていたことを明かしました。しかし、この状況でレースの内容を伝えることは大事だということもあり、急遽録画したレース内容を「新・情報7DAYS ニュースキャスター」で放送するためには、元々構想になかった事なので、すでにスポーツ中継のスタッフが保存していた動画データから問題となったレースのスタートからゴールまでの部分を切り出し、さらに放送できるように編集するために7分から8分の時間がかかってしまうので、それまでの時間をビートたけしさんとのおしゃべりでつないでいたという説明でした。

ただ、そうした言い訳をするなら、番組開始冒頭にそういう話をした方が印象が良かったのではないかと普通に思えるのですが。安住氏からすると、自分の番組にも予定があり、放送すべき内容を削ってまでレースの録画放送をすることでこれ以上自分ら番組に責任はないと放送時には思っていた感じもあります。

もちろん、元々はタイムテーブルを発表し、さらにテレビ中継のある中でどんどん予定時間を過ぎてしまう世界リレーの運営サイドの問題であるのに、たまたまスポーツ中継後の生放送を担当していたキャスターが責任を問われるというのは厳しい話です。しかしアナウンサーがテレビ局の顔である以上、局に対する批判を和らげるためにも、番組開始直後のコメントをもう少し考えて行なった方がここまでのTBSに対する非難は大きくならなかったのではないかという点を考えると、全く安住氏やビートたけし氏に責任はないのかというと、少し考えてしまいます。

そして、今回の放送を見て改めて、TBSアナウンサーのレベルでは「世界陸上」のような大きなイベントの動向について文句も言えないのではないかと番組を見た側としては考えざるを得ません。この番組のホームページでは「TBSへのご意見を募集中」という投稿リンクがありましたが、どちらにしてもメインキャスターにご退場いただいたり、番組における発言内容を考えてくれと意見しても聞く耳を持たないんでしょと思わざるを得ません。やはり、こうした何が起こるかわからないスポーツ中継はインターネットによるキャスター無しの同時中継を責任を持ってやってもらう方が、同じような弁解を何回も安住紳一郎氏にさせるよりも楽に責任逃れができるのではないかと個人的には思います。

(番組データ)

安住紳一郎と2019年上半期のTBS★安住紳一郎と「水ダウ」藤井健太郎初タッグ! TBS
2019/07/06 00:20 ~ 2019/07/06 01:20 (60分)

(番組内容)

TBSで今年の上半期に起きた様々な出来事を振り返り、ハードTVウォッチャーとしても知られる安住紳一郎が出演者として…またTBS社員として…独自の目線で徹底解説!

日曜早朝に放送している『TBSレビュー』(TBSおよび放送全般が抱える問題について幅広く取上げ検証していく番組)を思いっきり柔らかくした感じの自己批評風バラエティ。アナウンサー安住紳一郎が独自の目線でこの1月~6月のTBSを振り返り、ときに現場の舞台裏を語りつつ、後輩アナウンサーからの疑問や悩みにも向き合いながら、上半期を締めくくります。

【MC】安住紳一郎(TBSアナウンサー)
【出演】日比麻音子(TBSアナウンサー)、山形純菜(TBSアナウンサー)、宇賀神メグ(TBSアナウンサー)


芸能人・タレントの「あるべき姿」を具現化したオードリー春日企画

まず、このブログで番組内容を紹介する場合には事前にインターネットで公表されるデータを利用することがほとんどなので、今回のように番組側がその内容をひたすら隠したいようなドッキリ企画の場合には、データとして残りにくいということがあります。すでにこの文章を書いている段階で番組は放送を終了していますのでネタバレしますが、重大発表とはオードリー春日さんがM-1グランプリで世に出る10年以上前から付き合いのあった一般女性にプロポーズするという事で、どこまでが既定路線なのかはわかりませんが、とにかくプロポーズは受諾され結婚という形へとなるようです。

こうした特定の番組内でのプロポーズ、結婚の発表というやつは、もし今後二人の人生に何かがあった場合、必ず引き合いに出される可能性があるので、特に顔出しまでした春日さんのお相手の一般女性および親族に話を通し、事前のテレビ出演のオファーがなかったわけはないでしょう。そうしたテレビ上の「お約束」を見ている側も理解した上で3時間通しで見てしまったわけですが(^^;)、ここまで個人のプライベートに踏み込んでドキュメンタリーの手法も使いつつ流すということには裏があるのではないか? という風に考えることもできてしまいます。

タレントの好感度調査というものがありますが、男女別年令別という全方位的に印象が良くなければなかなかランキングの上位には出てきません。そのために、こうした番組によって、春日さんの一途な相手とのお付き合いの仕方を印象付けるようなテレビ番組の取材を受けることによってしだいにお茶の間の好感度が上がるようになっていくという流れになっていくのだと思うのですが、ここで改めて言いたい事は「テレビはその枠にはまった所しか映し出さない」ということです。

テレビの、特にワイドショーでは人を叩く場合、その人の中にある批判されるべき場所を見付け出し、VTRで切り取られた箇所をこれでもかとしつこいぐらいに流されていると、最初はどうでもいいと思っていた人までも、この人は絶対許せないとテレビコメンテーターとともに怒り、その流れは特定の人物に対するバッシングにも繋がりかねません。きっかけになる行動というのは何でもいいので、それこそオリンピックのメダリストになった、それまでは国民の殆どが知らなかったいわゆる「今どきの若者」がするようなぶっきらぼうなインタビューでの受け応えが問題になったりします。しかし、現場の当事者にとっては、そこまで他人に気を遣うような人間であれば、ちょっとした事で心が動き、大きなプレッシャーが掛かるオリンピックや大きな試合でのメンタルをコントロールすることは難しいと考えることもできます。

テレビ番組に出演して好感度が起きるタレントを目指し、さらには大企業から大きなコマーシャルの契約を得たいと思っている人や事務所なら、あえて言えばテレビカメラが回っていない時でも、スタッフや一般のファンへのいわゆる「神対応」をするような完全無欠な「いい人」であることが好感度を持たれテレビに出続けるためには必要だと思うでしょう。

さらにそれこそ今回の春日さんのようにテレビ番組の提案に乗る形で、真面目で真剣に取り組む姿をテレビで出そうと必死になり、今まで良く思っていなかった人をも取り込むということもあるでしょう。反対に同時期にSNSでのつぶやきの内容が問題になり、さらに公の場に出てきてファンやマスコミに対して取った態度が最悪だと一部の人々がかみついている電気グルーヴの石野卓球さんのような場合はどうでしょうか。相方のピエール瀧容疑者はテレビの影響力とともに知名度を伸ばしてきたところがあるので、テレビ視聴者が納得するような謝罪なり態度を取っていないと、今後のテレビ復帰は難しいと思います。しかし、基本的にテレビに出なくてもいいと考えていて、石野氏のように今回の騒動で事務所を辞めたいとまで考えている人までテレビは「いい人」であれと強要するところがあるのです。これはテレビに出ることを目的としない人であれば、無視してもいい点ではないと思いますし、それをいくら批判したとしても批判の対象にはダメージにはならず、逆に新たな「伝説」になるところもあるので、あまりテレビが糾弾を繰り返すとテレビ自体のメディアとしての信頼感が損なわれるようなところも今後は出てくると思います。その点は十分に考えた上でテレビは批判の対象を考えるべきです。

改めてこれまでの春日さんとテレビとの関係ということで考えていくと、まだ現在住んでいる自宅アパートの「むつみ荘」はもはやネット検索を掛ければその場所は割れており、自宅でくつろいでいてもテレビで面白おかしくその様子を放送したがために(当然春日さんサイドも了解の上ではあるのですが)、数々の「自称ファン」という方とのトラブル話には事欠きません。一般的に考えて全くメリットがないばかりか、最悪の場合には犯罪被害を受ける可能性すらある今の状態を維持しているのには、とにかくどんな取り上げ方をされてもテレビに出続けたいという意志があったのだろうと想像はするものの、これからは一人で生活するわけではないので、さすがに結婚後は居を移さないとまずいでしょう。

少し前に福山雅治・吹石一恵夫妻の自宅に無断侵入したファンがいたことが大きなニュースになりましたが、福山雅治なら駄目で春日(敬称略)なら大丈夫という風にもし今のオードリーの担当番組を作っている人の中にいて、今後もむつみ荘で夫婦生活の様子をバラエティ番組で流そうと思っているとしたら、それは大きな間違いです。

2019年4月から「働き方改革」が大企業では実践されていますが、今のままテレビ局が一人の芸人のプライバシーを赤裸々に流すことで、春日夫妻の仕事というのはテレビ・ラジオ出演や営業の仕事が終わり、自宅に帰っても「残業」が続くことになります。どうしてもそうした画が録りたいなら、別に新居での生活を持った上で、むつみ荘は全てテレビ局が家賃などの面倒を見て「疑似生活用の仕事場」として提供するくらいの気概が欲しいところです。そうすれば私たち視聴者は、普通では考えられないむつみ荘での生活をテレビ演出上のフィクションと思って気楽に楽しむことができるようになるでしょう。それがきっかけになって、テレビとは「テレビという枠」の中にうまく収まるように演出をし、それらしく見てもらい視聴者を楽しませるものだということも、今よりももっと多くの人に理解してもらえるようになるのではないかと思うのです。

(番組データ)

ニンゲン観察モニタリング★福山雅治&緊急生放送で重大発表3時間SP!! TBS
4/18 (木) 20:00 ~ 23:07 (187分)
【MC】ブラックマヨネーズ(小杉竜一・吉田敬)
【レギュラー】小泉孝太郎  笹野高史  NAOTO ハリセンボン(箕輪はるか・近藤春菜)(50音順)
【プロデューサー】 田村恵里 畠山渉
【ディレクター】 木村大介 後藤美和 ほか

(番組内容)

【ニンゲン観察1】福山雅治が放送ギリギリ暴露トークに香川照之&中村アン総ツッコミ「貪欲だから」 レミ直伝の15分でできる超簡単「ケーキリゾット」を神木隆之介が手作り差し入れ!平野レミの超ムチャ振りにDAIGO困惑!

【ニンゲン観察2】運動音痴だと思っていた少女が実は小学生日本チャンピオンだったら?まるでCG!?実力完全開放で超高速スーパーラリーに驚愕!神技スマッシュに大人タジタジ…


過去の事は問題にしないテレビに痛烈な皮肉も

2019年3月から4月にかけて、フジテレビのお昼のワイドショー「バイキング」においてコカインを吸っていたことで逮捕された電気グルーヴとしての音楽活動だけでなく、タレント・俳優として毎日テレビでは見ない日はないくらい活躍していたピエール瀧容疑者についての音楽上のパートナー石野卓球氏についてのバッシングが話題になっています。

番組MCの俳優・坂上忍氏や、元宮崎県知事の東国原英夫氏が石野氏が発するピエール瀧容疑者へのツイートが不謹慎で、社会人として大丈夫なのか? というような批判をしているのですが、そういった表面的な正義感あふれる主張というのは果たして見ていて面白いのかと思うのと同時に、先日亡くなったばかりの萩原健一さんや内田裕也さんについて彼らが語る内容と、時期の違いで(現在起こっている事件と過去に決着した事件との違いは当然あるわけですが)そこまで直接逮捕されていない人間を批判する正義感は何なのか? と考えるきっかけになったことは確かです。

今回紹介する「オールスター後夜祭」が、こうした一連の事件をどこまで受けた上で放送したのかはわかりませんが、今回の問題の中にとんでもないVTRを元にした問題があり、その内容は最高に面白かったものの、同時にテレビの中でたびたび主張される表面的な正義感を木っ端微塵に破壊するようなものであったので、ぜひここで紹介させていただきたいと思います。

そのVTRは2019年から数えて28年前(1991年・平成3年)と言いますから、平成の時代にはなっていたものの、今のような社会の雰囲気とはかなりかけ離れていて、今のテレビなら放送できないような内容でも普通に放送されていました。この番組はプロレスや格闘技の世界から問題が出題されることが普通に行なわれますが、その問題もシューティングという元タイガーマスクの佐山サトル氏が主催する合宿に密着したVTRで、佐山氏が合宿参加者に大いなる愛情を持って接しているのか、単に虫の居所が悪いだけなのかわからないのですが、竹刀で思い切り気合いが入っていない参加者をぶっ叩いたり、全力での力が感じられない参加者を大声で威嚇しつつ鼓膜が破れ大怪我をするのではないかと思うくらいの力でビンタする様子がそのまま流れたのです。

番組では、「ビンタをした後、佐山氏は何と言ったでしょう?」という問題と、あまりの佐山氏の行動にあっけに取られている解答者へ向けて、「VTRで佐山氏が着ていたトレーナーの柄は何でしょう?」という二問の問題が出されたのです。当時は戸塚ヨットスクール事件から10年くらい経った後で、決して暴力指導礼賛ということではない状況だと思えるのに、これくらいの事なら問題なく放送していたテレビのおおらかさというのが逆に面白いというのが正直なところなのですが、このVTRを2019年の地上波で流すということは、単に番組を面白くするということだけでなく、その裏に何らかの意図を感じるべきではないか? とも思えるわけです。

この書き込みはいつまで残るのかはわかりませんが、これから十数年度にピエール瀧容疑者が保釈された映像を見て石野卓球さんは何とツイートしたでしょう? というような問題を出す番組があっても何もおかしくないのが現代のテレビでもあります。今後の捜査の展開や裁判の結果、そしてそもそもピエール瀧容疑者が再犯をするかどうかによっても変わってくるとは思いますが、逮捕されてから時間が経たず、ここまでの報道だけでも他の大きなニュースを押しのけるように、当初のコカイン中毒の方々への理解や社会にはびこる覚醒剤に対する意識の変化というところからかけ離れてしまっているのも実にテレビらしくて面白いと思えます。

今回の件に限らず、過去の痛い行動というのは常にネタにされ、笑われてしまう宿命を帯びていることを示しているとも言えるのではないでしょうか。とにかく「不謹慎」と言われても面白ければいいと思っている人がいる限り、同じような番組は無くならないと思いますし、昔そうした番組をやっていた人が正論で糾弾をくりひろげるのも「それが面白いから」という理由があるものと思われ、それはそれでテレビ的な騒動であると思えます。そうした騒動を見ている側としては、あまり本気で怒らないで騒動自体を面白がって見るのがいいのではないかと思います。

ちなみに前回の時に書いた「優勝者に何も賞品・賞金がない」という点について、苦情が殺到したようで今回は5万円の優勝賞金が出ることになりました。そして、今回の最下位(今後「オールスター後夜祭」出入禁止)の栄冠は、マジカルラブリーの野田さんに決まりました。同率で途中退場した流れ星・ちゅうえいさんと同じく一問を正解がないというクイズに答える気のない人物を切ったということになるのでしょうが、残念ながら今回の番組では全て「佐山サトル」さんと流れ星・瀧上伸一郎さんの奥さん(番組最初からずっと白のビキニを着てアシスタントガールを行なっていた)に持って行かれて他の事はあまり印象に残らなかったというのが正直なところです。その点では今後のクイズへの取り組み方にも影響が出てくるのではないかと思います。出入禁止になっても一問も答えずに目立とうとしても、今回のような強烈な問題や人物が出てきたら一瞬のうちに埋もれて単に出入禁止になるだけということがわかってしまったわけですから。

今回の番組を通しで見てみて、「獣神サンダー・ライガー」(マスクのみの出演でしたが)「ザ・グレート・カブキ」「佐山サトル」(VTR出演)「前田日明」といった今ではなく昔のプロレス界で活躍した人が出演したりクイズになったりクイズに協力したりと大活躍でしたが、これは純粋にMCの有吉弘行さんの好みに合わせたに過ぎないでしょう。これは過去に紹介した「クイズ脳ベルSHOW」の特番でもあったように、出演者やスタッフの一部の方が好きで面白いと思った「プロレスに熱中した時代」の事をやっているに過ぎないと思います。それがこれだけ面白く、恐らく今回出たVTRの「佐山サトル」氏と「シューティング」だけでなくさっそうとデビューした「初代・タイガーマスク」との関係を何も知らない人でも楽しめてしまうのは、テレビの「笑い」というのは、時代に関係なく面白いものは十分面白いということでもあります。まだまだ当時のプロレス界には面白い逸話は豊富にあるので、ネタが尽きるという事はないでしょうが、今回のようなネタがあればプロレス・格闘技に関わらずどんどん放出して視聴者を楽しませて欲しいなと思っています。

(番組データ)

オールスター後夜祭’19春 TBS
2019/04/07 00:58 ~ 2019/04/07 02:58 (120分)
【MC】有吉弘行、高山一実(乃木坂46)
【解答者】あぁ~しらき、あかつ、アキラ100%、あばれる君、アマレス兄弟、AMEMIYA、荒ぶる神々、アルコ&ピース、アンガールズ、イジリー岡田、イワイガワ、インスタントジョンソン、ウエスP、エルシャラカーニ、おいでやす小田、岡野陽一、おばたのお兄さん、お宮の松、ガリットチュウ、河邑ミク、ガンバレルーヤ、キンタロー。、グレート義太夫、
クロちゃん(安田大サーカス)、小石田純一、コウメ太夫、小坂なおみ、紺野ぶるま、サイクロンZ、ザ・ギース、ザ・たっち、サツマカワRPG、ザブングル、沙羅、サンシャイン池崎、Gたかし、シオマリアッチ、ジグザグジギー、ジャッキーちゃん、ジャングルポケット、じゅんいちダビッドソン、しゅんしゅんクリニックP、ジョイマン、新宿カウボーイ、スーパー・ササダンゴ・マシン、ずん、だーりんず、ダーリンハニー、
TAIGA、タイムマシーン3号、田島直弥(アイデンティティ)、たんぽぽ、チョコレートプラネット、テル、東京ホテイソン、どきどきキャンプ、トム・ブラウン、トンツカタン、流れ星、ニッチロー’、にゃんこスター、脳みそ夫、ノッチ(デンジャラス)、パーパー、バイク川崎バイク、Hi-Hi、X-GUN、バッドナイス常田、花香よしあき、ハナコ、ハマカーン、浜ロン、原口あきまさ、ハリウッドザコシショウ、
ビックスモールン、平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)、フォーリンラブ、ブリリアン、HEY!たくちゃん、ぺこぱ、ペンギンズ、槙尾ユウスケ(かもめんたる)、マシンガンズ、マヂカルラブリー、三浦マイルド、Mr.シャチホコ、宮下草薙、むらせ、もう中学生、もりせいじゅ、やさしい雨、ゆってぃ、ゆりやんレトリィバァ、ゆんぼだんぷ、四千頭身、ラバーガール、ラブレターズ、ルシファー吉岡、ロッチ、ロビンフット、
和賀勇介、わらふぢなるお、他
【プロデューサー】金原将公、福田健太郎
【演出】藤井健太郎

(番組内容)

有吉弘行&高山一実(乃木坂46)司会で「感謝祭」深夜の延長戦!芸人156人が深夜ならではのクイズ&企画に生放送で挑戦!最下位になって番組を永久追放となるのは誰?

オールスター感謝祭の延長戦生放送「後夜祭」では、感謝祭からの居残り組に追加メンバーを加えた、合計156人の芸人たちが深夜ならではの笑いに振ったクイズや企画に挑戦!恒例の毒霧にロード地獄に特殊競走に…超強力罰ゲームで3人目の永久追放となるのは?


時間が足りなくても伝えて欲しいこと

テレビというものは限られた時間の中で収録を行ない、さらにその内容を編集して放送時間の枠に当てはめる関係から、どうしても伝えたいことがなかなか伝わらなかったり、本当は大事な事が出演者のどうでもいい話の中に隠れてしまって出せなくなったのかもと思えることもあります。

今回の「1番だけが知っているSP」は、まさにそんな感じが極まった内容で、カードマジック対決にMLB元ニューヨークヤンキーズの松井秀喜選手へのロングインタビューという大きな企画がたて続けに流され、その中で放送された見に覚えがないのにコンビニ強盗の犯人にされて300日という長期勾留された冤罪事件については、内容自体を伝える時間および番組内でのコメンテーターがどのように考えたのかという事を伝える時間が足りなかったという印象を受けました。

もっとも、この事件についてのテレビの特集というのはすでにNHK総合が十分満足な内容のものを放送していました。2018年5月26日(土)午後9時から放送された「逆・転・人・生「えん罪・奇跡の逆転無罪判決」」がその番組で、NHKが作った再現ドラマなどのVTRを見ながら、実際に逮捕されて長い勾留を受け、結果的には無罪を勝ち取った土井佑輔さんが実際に出演されて、無罪判決が出たその後についてまで報告をされていました。

そうした予備知識があったから不満に感じたということがあったのかも知れませんが、事件のあらましから無罪を勝ち取るに至った経緯までは短い時間の中で十分に伝えていたと思います。ここでごく簡単に事件と裁判のあらましを紹介しておきますと、土井さんの自宅から徒歩3分のところにあるコンビニで強盗事件が起き、いきなり土井さん宅に警察が逮捕状を持ってやってきて、何の弁解もできないまま拘束されたことが事件の始まりでした。

なぜ警察はそこまで強硬に逮捕に至ったかと言うと、現場検証をした際に、過去に一度だけ警察に指紋を取られたことのある土井さんの「左手」の指紋がコンビニの自動ドアの店舗外側に付いていたことから、本人の犯行を証明する重要な証拠だとされたのでした。

ただ、後から母親が思い出したコンビニ強盗が起こったその日の行動は、とても土井さんが強盗を実行したのかと疑問のあるものでした。その日は深夜にテレビでサッカーの生中継があり、友人一人を土井さんは自宅に呼んでテレビ観戦していました。観戦中には土井さんは当時の彼女に電話したり(通話記録もあり)、事件が起きる15分前には友人のスマホカメラで土井さんが自分の部屋ではしゃぐ様子を撮影した写真が撮影時刻とともに残っていることを根拠に無罪を求めました。

しかし公判で検察は、歩いて3分でコンビニまで行けるので十分犯行は可能で、写真の撮影時間の偽装や、アリバイ作りのために写真を撮影した可能性もあるという、友人のアリバイ証言を取り上げない態度に終始しました。それ以上に土井さんがコンビニに残した指紋の存在が決定的だと思っていたとしか考えられません。

しかし、その指紋についても普通に考えるとおかしな点が見付かります。というのも、今回のコンビニ強盗事件の犯人がお店の自動ドアに指紋を残したとされる根拠の店内の防犯カメラに映った映像は、犯人が中から自動ドアをこじ開けるようにして右手をお店の外側のドアに出しながらドアの外側を「右手」で触っているように見えます。しかし、すでに紹介したように、犯人が触ったと言われているコンビニの外側にある自動ドアから出た土井さんの指紋は、彼の「左手」の指紋だったのです。同じ防犯ビデオで犯人の左手はだらっと下に下がっているように見えるので、その下がった手であえて左手で指紋を付けて走り去ることは考えにくいわけです。

しかし、このしごくまっとうな意見についても、「左手で触った可能性は0ではない」とし、あくまで現場に残された指紋という証拠が絶対で、それ以外の捜査は必要ないとすら言えるような反論を公判で行なったのでした(実際、ビデオを注意深く見ると犯人は逃走時に左手にはコンビニのレジから強奪した一万円札を握りしめていたので左手の指紋が自動ドアに付きようがないことがわかります)。

そんな中で、無罪への道を導く希望となったのが、公判でない時に検察官から言われたある言葉だったのです。何を言われたかと言うと、具体的な期間を示し、その期間中にコンビニの自動ドアを素手で触ったことはないか? という質問だったのです。この話を土井さんは弁護士にしたことで公判は動きました。すぐに弁護士は検察官が言ったというコンビニの防犯カメラの映像(裁判の証拠として提出されたもの)を証拠開示請求して認められ、その内容を土井さんの母親が確認したところ、事件の5日前に土井さんが確かにコンビニに入る際に「左手」でコンビニの自動ドアを触りながら入店する姿を発見したのでした。

この事実については、土井さんに質問した検察官か他の検察の職員か誰かが、実際に母親が発見したのと同じ映像を確認していて本人にした質問であると思えなくもありません。もし事件に疑問を持つ検察官が事件を担当していたら、そのビデオを発見した時点で起訴することは難しいとして釈放してもおかしくなかったでしょう。しかし実際は土井さんがかたくなに黙秘を貫いたため、300日も無実の罪で拘束され続けたのです。

無罪判決が出た後、驚くべきことに取り調べた警察官や担当検察官からの謝罪の言葉もなかったのですが、この事についてこの番組で言及されることはなく、その点については大いに不満を覚えました。さらにNHKの番組では土井さんがすぐに国と大阪府を相手取り国家賠償請求を提訴したものの、一審二審で敗訴し、2018年5月時点で更に上告していることを紹介していたのですが、本来今回の番組では、2019年3月現在はどうなっているのかということを報告するくらいはしてもいいだろうと思ったのですがその事にも触れませんでした。いかに企画が多く時間がないと言ってもあんまりなやり方です。NHKに遅れて同じ事をそのまま出すなら、実際に逮捕・尋問した警察署や担当の警察官に取材を申し込んで、NHK番組の後に何かあったのかというところまで他の内容を削ってでも出すべきだったのではないでしょうか。

ここまでの事件報道で一番気にかかるのは、警察の捜査は杜撰で冤罪の匂いを十分感じ取っていたにも関わらず、あえて裁判官の判断が出るまで自分からその事を言い出さなかった検察や担当検察官についても取材を申し込んでも良かったのではないでしょうか。どうせ「本件は裁判中のためコメントは差し控えます」という定番のコメントを出されることになると思うのですが、本人を直撃しテロップでその人の名前を出すくらいのことは公人であるのでしてもいいのではないか? と思えるのですが。もしかしたら警察や検察の報復を恐れているのという風にこんなやり方が続くなら考えてしまいそうです。

NHKの番組では、警察の違法捜査を訴える裁判を起こしても、9割が敗訴になる傾向にあるのだそうです。少なくともTBSでは紹介した土井さんが国家賠償について争っている裁判についてはきちんと取材して後追い報道して欲しいですし、他の局を含むマスコミ全体がもう少しきちんと後追い報道して欲しいというのが正直な気持ちです。

(番組データ)

1番だけが知っているSP全盲の世界No.1マジシャンが25歳天才日本人と対決! TBS
2019/03/18 21:00 ~ 2019/03/18 23:07 (127分)
【MC】 坂上忍/森泉
【ゲスト】 長嶋一茂、カンニング竹山
【パネラー】 北村晴男、黒沢かずこ(森三中)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、ヨンア、小芝風花
【進行】 伊東楓(TBSアナウンサー)
【プロデューサー】谷沢美和・井上整・高宮望
【総合演出】竹永典弘

(番組内容)

▽世界NO.1マジシャンが再来日!衝撃の全盲マジシャン、リチャード・ターナー!
▽Mr.マリックが抜擢した日本人トップマジシャンと日米マジック頂上決戦!
▽目の前でカードが消える…25歳の天才日本人マジシャンテレビ初登場!
▽松井秀喜に禁断の質問…イチローのこと…唯一勝てなかったアノ男のこと
▽コンビニに行っただけで逮捕!?明日は我が身…北村弁護士激怒の衝撃冤罪事件!母の驚くべき行動が起こした大逆転裁判!


優勝者に何も賞品・賞金のない深夜のクイズ番組の「チキンレース」

TBSの番組改編期に放送される「オールスター感謝祭」のセットと出演者の一部をそのまま使い、余った席にお笑い芸人を参加させて深夜のクイズ・ゲームで競う企画も今回で2回目となりました。前回は探り探りやっていた感が満載でそれ自体が面白かったのですが、不確定な事を生放送でやると大変危険なことも改めてわかったような感じで、今回はいかにして「真面目にクイズに取り組んでもらうか」ということをテーマにしてクイズ中心に番組は進行していきました。ここではまず、今後見返すために番組で起こったことを、まずは思い付くまま書いていきます。

前回は、お笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さんが最下位になったのですが、一部の番組を見た人の間では、これは完全な「最下位狙い」の態度ではないか? と思わせるに十分な状況でした。そうした経緯を受けて、クイズで最下位になった人は、今後のオールスター後夜祭には出入禁止にするとし、前回最下位の新道さんも参加せず、「馬鹿よ貴方は」からは、平井”ファラオ”光さんだけが参加していました。

まず、相撲を題材にしたネタをするタレントの「あかつ」さんは、なぜオールスター感謝祭の赤坂5丁目ミニマラソンに出ないのか(延々とすり足で進むのみ)と、感謝祭の中でも指摘があったのですが、後夜祭の最初にその謎が判明しました。個人的には痛風が再発した影響か? と思っていたのですが、後夜祭の生放送企画で、「オールスター感謝祭」が始まった午後6時半に青森をスタートし、後夜祭の生放送が終了する翌日午前3時頃までにスタジオに帰ってこられるか? という問題一問のためにヒッチハイクの旅に行かされたのでした。結局、青森から八戸までという約束で乗り込んだものの、自宅のある八戸から何と東京のスタジオまでご好意で送ってくれたトラックの運転手の方のおかげで、番組終了ぎりぎりで放送に間に合いました。

そして、これはネットニュースにもなっていましたが、最初のクイズのピリオドが終わった後のCM明けに、いきなり司会の有吉弘行さんが特定の出演者である「ハナコ」の3人に詰め寄り、周辺の芸人も心配して集まってきて、アシスタントの高山一実さんも一体何が起こったのかとこわばった表情をしたハプニングらしきスタジオの状況から始まりました。その後、有吉弘行さんは司会の位置に戻ったものの、ほっぺたを膨らませて「ハナコ」の面々を許さないとでも言うような表情をカメラにわざと映させていました。

実はこれは、恐らく高山さんとも打ち合わせなしで、かつて「オールスター感謝祭」で自分のところに挨拶に来なかったと言って今回と同じように「キングオブコント」勝者の「東京03」の3人にご立腹した今は芸能界を引退されている島田紳助さんの動きをなぞって行なっただけの話なのですが、番組でも字幕でも何の説明もなかったので、この騒動を知らない人は、ネットの実況を確認しながら見ていないと何が起こったのかわからない人もいたかも知れません。そういう意味では、現在はテレビとネットというのはある意味相関関係にあり、テレビで起こった事が何なのかわからなかった場合は、「5ちゃんねる」や「Twitter」の実況を確認することも必要なのかと改めて思った次第です。

クイズの内容についても過去に覚醒剤取締法で逮捕された酒井法子さんが正解になるクイズがあったり、長嶋一茂さん宅の落書きがテーマになった問題があるなど、それなりに深夜帯ということで攻めている感じはしましたが、もう少し突き抜けた問題や、マニアックな問題が出ても良かったのではないかとも思えました。ただこれは、今後も続いていく番組のことなので、一気に爆発してすぐに打ち切りにならないように、まともな問題の中にとんでもない問題が隠れているというようなスタンスが良いのかも知れませんが。

クイズ以外の企画も最初に紹介した「あかつ」さんの青森から東京へのヒッチハイク企画など色々ありましたが、ハプニングでピンチを笑いに変えた場面がありました。スタジオに用意された体重計に乗りジャスト1トンにするというゲームがあったのですが、一回目は無事に終了したものの、二回目に大勢の芸人が体重計に押し寄せるように集まったところでエラーになって企画そのものがストップしてしまったのです。

しかし、体重計の表示のところに「Load」という表示が出たことから、何か変な流れになってしまったのでした。この文字にかぶせるように「The虎舞竜」の「ロード」が流れてきたので、これはあらかじめ計算されたハプニングなのでは? と見た私自身も思ってしまいました。しかし、実際は本当のトラブルだったようで、「この「Load」という単語は日本語では「負荷」という意味で、この表示が体重計に表示されたというのはヤラセでも何でもなく、単に機械の調子がおかしくなってしまったということだったのです。

それにしても、音効の中に後のクイズでくり返し流される予定の「The虎舞竜」の「ロード(こちらの綴りは「Road」です(^^;))」を流したのは現場の判断とは言え実にスタッフと出演者との連携が取れているという感じを受けました。恐らくボタン一つで「ロード」が流れるようにセットされていたものを、この機会に押すしかないと判断した音効の技術スタッフにここは拍手を送りたいと思います。

今回の優勝はGAG宮戸さん、最下位はアイデンティティ見浦さんでした。番組で最初から宣言されていたように、この番組は優勝を争うものではなく最下位を決める番組であったため、優勝したGAG宮戸さんには一切の賞品・賞金はありませんでした。こんなクイズ番組は本当に珍しいもので、実際のところはできるだけ面白解答を連発しながら皆で最下位にならないように競うチキンレースのようになっていました。ですから、途中にザ・グレート・カブキさんの毒霧を1分間で何人分吹けるか(正解は27人)という問題が出て、実際に毒霧を食らう人を決めるのに使われたのは、そこまでのクイズ成績が下位60名というリストでした。これではすぐに自分が多少は頑張らないと最下位になるという危機感を煽ることができます。さらに、最初に書いた通り最下位になってしまうと、これからの「オールスター後夜祭」への出演はできず出入禁止になってしまうというペナルティと、獣神サンダー・ライガーさんとザ・グレート・カブキさんに痛めつけられるという罰ゲームも待っています。

そこで本当に負けてしまったアイデンティティ見浦さんは、恐らくほとんど正解はなかったと記憶していますが、もしそこで同じように全問解答を拒否するように人が複数出てきたらどうなるのか? という妄想が頭をもたげてきました。芸人の皆さんにはそんなチキンレースにもチャレンジしてほしいという気もしますし、もしそんな「同点最下位」が多数出た場合どうするのかという事についても注目して見ていきたいと思います。

(番組データ)

オールスター後夜祭’18秋 TBS
2018/10/07 01:03 ~ 2018/10/07 03:03 (120分)
【MC】有吉弘行、高山一実(乃木坂46)
【解答者】アイデンティティ、アインシュタイン、アキラ100%、阿佐ヶ谷姉妹、アルコ&ピース、アンガールズ、安藤なつ(メイプル超合金)、いかちゃん、EXIT、イワイガワ、岩井勇気(ハライチ)、インスタントジョンソン、ウエストランド、うしろシティ、大西ライオン、岡野陽一、お侍ちゃん、オジンオズボーン、おばたのお兄さん、カミナリ、ガリットチュウ、かんちゃま、
神奈月、菊地優志(ワンワンニャンニャン)、きつね、桐野安生、Groovy Rubbish、クロコップ、小石田純一、コウメ太夫、小坂なおみ、コロコロチキチキペッパーズ、紺野ぶるま、ザ・ギース、サツマカワRPG、さらば青春の光、サンシャイン池崎、三四郎、GAG、Gたかし、ジャッキーちゃん、ジャングルポケット、じゅんいちダビッドソン、ジョイマン、新宿カウボーイ、ずん、だーりんず、ダーリンハニー、
タイムマシーン3号、たんぽぽ、ちゅうえい(流れ星)、チョコレートプラネット、どきどきキャンプ、とにかく明るい安村、トンツカタン、西村瑞樹(バイきんぐ)、ニッチェ、ニッチロー’、脳みそ夫、ノッチ(デンジャラス)、パーパー、バイク川崎バイク、Hi-Hi、X-GUN、花香よしあき、ハナコ、ハマカーン、浜ロン、原口あきまさ、ハリウッドザコシショウ、ピーマンズスタンダード、平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)
ブリリアン、HEY!たくちゃん、ペンギンズ、槙尾ユウスケ(かもめんたる)、牧野ステテコ、マシンガンズ、街裏ぴんく、マヂカルラブリー、Mr.シャチホコ、宮下草薙、ミラクルひかる、むらせ、モグライダー、やさしい雨、やさしいズ、安田大サーカス、U字工事、ゆーびーむ☆、ゆってぃ、四千頭身、ラブレターズ、ルシファー吉岡、レイザーラモン、ロビンフット、和賀勇介、ワタリ119(キラキラ関係)、わらふぢなるお
【プロデューサー】福田健太郎
【演出】藤井健太郎

(番組内容)

有吉弘行&高山一実(乃木坂46)司会で「感謝祭」深夜の延長戦!芸人160人が感謝祭セットをそのまま使って深夜ならではのクイズや企画に生放送で挑戦!生電話に毒霧も


テレビの取材能力が信頼できなくなる事例

昔から「嘘も100回言えば真実になる」という言い回しがあります。これは、私の経験ではナチスドイツのプロパガンダがなぜドイツの人々に受け入れられたか? という謎を解くカギとして出てくることが多いように記憶していますが、そこまで大きなことでなくても、嘘がテレビでもっともらしく語られることによってその嘘があたかも真実のように多くの人に浸透していくということもあります。インターネット以上に多くの人が見るものであればこそ、バラエティや情報番組であっても事実関係のチェックは怠らないで欲しいと思うところです。

今回、「サタデープラス」の一コーナーでTOTOが日本で初めて発売し、大ヒット商品となり、今では付いていないと違和感があるとまで言われるようになった商品名「ウォシュレット」のコマーシャルに焦点を当て、製作秘話を紹介しているのですが、当時のコマーシャルにおける「常識」として「おしり」という言葉を使うことがはばかられ、CMディレクターの仲畑貴志さんが当時の社長に根回しして「おしり」という言葉をCMのキャッチコピーとして使う案を了承させたというくだりがあったのですが、これは全て真実なのか? というのが番組を見ていて私が違和感を持った点です。

ちなみに、ウォシュレットが発売されたのは1980年6月で、今回番組でも話題とした「おしりだって、洗って欲しい」というコピーで流れたCMが出たのは1982年です。ではその前にウォシュレットのテレビCMはなかったのかというとそうではなく、キャッチコピーではありませんが、ヒカシューが演奏し巻上公一氏が歌ったCMソングの形で「おしり」という言葉が使われた初代CMがあったことは意図的であるのかそうではないのかわかりませんが、番組では無視されています。この事実は個人的に見た記憶があるので間違いないと言えますが、ネット上に実際にお仕事に関わった吉江氏のブログがありますのでリンクを貼っておきます。

https://ameblo.jp/kazuoyoshie/entry-10131498653.html
(吉江一男のブログ 「TOTOウォシュレットの初CM」)

ただ、困ったことにGoogleで「ウォシュレット 初代 CM」で検索すると、最初に戸川純さんのコマーシャルの動画にアクセスできるようになってしまっています。さらに、検索一ページ目に出てくる以下のリンクのサイトと今回放送された内容がほとんど同じだったこともちょっとテレビ制作の現場の仕事として安易すぎるのでは? と思ってしまったのです。

https://middle-edge.jp/articles/rkU3q
(ミドルエッジ 「おしりだって洗ってほしい」TOTOウォシュレットを爆発的なヒット導いた戸川純のCM)

このサイト上では戸川純さんのCMはウォシュレットの初代CMとは書いてはいませんが、一つ気になる内容として、私は次の一文に注目しました。

『当時、下品なイメージを持たれる『おしり』というワードは宣伝にはタブーであった。』(上記サイトからの一部引用)

単に「当時宣伝にはタブーであった」とサイト上に書かれているだけなので、以前にこのワードが使われていないということにはなりませんが、番組での再現VTRでは社内会議の席上でこの「おしり」という言葉が問題になり、事前に社長にこの言葉の使用について根回しを行なっていたということで、社長の鶴の一声で「おしり」という言葉の採用が決まり、戸川純さんのCMにつながったという風になっています。しかし、ウォシュレット新発売の際にはすでに「おしり」という言葉の入ったコマーシャルが作られていたとすると、なぜ社員はその言葉に過剰反応してキャッチコピーに反対したのか、ちょっとわかりません。

別に初CMと戸川純さんのCMを流してそのインパクトの違いを印象付けるということで、改めてTOTOという会社の社風を紹介するような作りにしても十分伝わったのではないかと思うのですが、恐らく最初に紹介した吉江氏のホームページも確認しないで二番目に簡単にヒットした内容だけを基にして番組のコーナーを作ってしまったと言われても仕方のないところであるでしょう。

このような詰めの甘いVTRを作る事が許されるなら、意図的に間違っている内容を正しいかのように出す「フェイクニュース」のようなものを無意識にMBSは許しているということにもなってしまいます。そうした内容で放送するのが当り前になるなら、もはやテレビの情報が信頼できるとは言えなくなるわけであり、番組の最後に「この番組はフィクションです」というテロップを付けて初めて成立するというものになってしまう気がするのですが。

(番組データ)

サタデープラス【嵐二宮主演『ブラックペアン』撮影現場潜入★GW!進化形駅弁】MBS
4/28 (土) 8:00 ~ 9:25 (85分)
【MC】 丸山隆平(関ジャニ∞) 小堺一機 小島瑠璃子
【ゲスト】 桂南光 ミッツ・マングローブ 高橋茂雄(サバンナ)
【VTR出演】 二宮和也 小林しのぶ
【プレゼンター】 西村麻子(MBSアナウンサー) 福島暢啓(MBSアナウンサー)

(番組内容)

毎週土曜日あさ8時から生放送! 丸山隆平(関ジャニ∞)&小堺一機&小島瑠璃子。 各世代を代表するMCの3人がゴシップや旅や 旅行グルメとは一線を画す生活に『プラス』になる 情報をあなたにお届けします!お楽しみに!!

【マルわかり1週間!】 話題のニュースにプロならではの知識をプラス。 さらに、日曜劇場『ブラック・ペアン』の撮影現場に福島アナウンサーが潜入!主演の二宮和也さんから、MC丸山隆平に辛口コメントが…。

【“駅弁”の新常識】 4月に続々と新作が発表され“今が旬”の駅弁。駅弁の食べ歩き歴20年以上で、これまで5000種類の駅弁を食べ歩いた「駅弁クイーン」の小林しのぶが、駅弁の新常識をプラスします。

【マルわかりプレイバック】 海外セレブにも人気の大ヒット商品“ウォッシュレット”。その火付け役になった名CMの誕生の裏側に迫ります。


現代の「お笑いウルトラクイズ」に「オールスター後夜祭」はなれるか?

日付こそ翌日になっていますが、今回紹介する「オールスター後夜祭」は、年度末にゴールデンタイム5時間通しで放送された「オールスター感謝祭」のセットをそのまま使い、ある意味本家帰りとも言うべきクイズを中心にしたバラエティに仕上がっていました。

「オールスター感謝祭」がクイズよりも改編期の新番組の出演者を大挙して番組に出し、さまざまな定番企画に出すことで番組名を売る番宣中心の内容になり、さらに賞金もここのところの経済状況を象徴するように賞金額も賞品もしょぼくなっているという中、深夜からの放送の後夜祭はどうなるのだろうと思っていたら、意外にも真面目な引っ掛け問題が多いクイズ勝負で、それほど見ている人がいないと思われる中でスタッフの地道な仕事が垣間見え、良質なプログラムであるということをまずは感じました。番宣や出演者やその事務所に対しての忖度を考えなければお金はなくてもこれだけ面白いプログラムが組めるという事を示してくれた今回の改編期一番の深夜番組だったのではないかと思います。

見ていない人のために簡単に説明すると、以前「感謝祭」の一コーナーとしてビートたけしさんがクイズの問題を出す時間があり、常識が通用しないひっかけ問題ばかりを出して真面目に問題に答えていた出演者からひんしゅくを買ったのと似ています。ただ後夜祭の出演者は感謝祭から居残っている番宣とは何の関係もないお笑い芸人と、さらに多くの人が名前も顔も知らないお笑い芸人を総勢160人集めているだけなので、こうした格下の芸人いじりには定評のある有吉弘行さんにとってはかなり自由に回せたことが想像されます。

この番組がここまで面白くなったのはスタッフによる構成の力であることは見ていてわかりましたが、一つだけ失敗した事があるとしたら、クイズで最下位を取った人に獣神サンダー・ライガーさんとザ・グレート・カブキさんから驚愕の罰ゲームを受けることを最初に発表してしまったことでしょう。ネットでの口コミでは「最下位ではなくブービーに罰ゲームを与えた方が良かったのでは?」という意見も多く書き込まれていましたが、全員がお笑い芸人のため、今回の最下位になった芸人を含めてわざと回答しないで最下位になりテレビに映ろうと考える人も出てくることは十分に予想できたわけで、クイズ最下位が罰ゲームということを最後に発表するか、番組全体を通して一番ポンコツ臭がする芸人を有吉さんの独断で決定するようにした方が(当然、指名される芸人には罰ゲームのリアクションを期待されるので)テレビを見ている視聴者側も最後まで十分楽しめるものになったのではないかと思います。

ただ、これも試行錯誤した中での結果であるので、次回があるとしたら秋になると思いますが、新しいクイズや企画だけでなく見ている人が興ざめしないような内容で続けていってほしいと思いますね。この日はめちゃイケが最終回でしたが、テレビの世界に限らず過去を振り返って懐かしむということより、新しく作っていくもので楽しむことこそテレビ的であるのではないかと思います。

その日のTBSオールスター感謝祭の裏番組で日テレでは「月曜から夜ふかしスペシャル」を放送していて、そこで将棋の加藤一二三九段と桐谷広人七段との対談があったのですが、恐らく多くの方が過去の対局で1勝1敗だった将棋の話を期待していたと思うのですがお二人の興味は過去でなく未来にあるようでした。

加藤九段がワタナベエンターテインメントに所属していることから、桐谷七段が今後事務所に所属して仕事を管理てもらおうかなと、お二人ともこれからの仕事についてのお話ばかりしていたのは、実に人間として素晴しい事だと思います。人間年をとったり物事に慣れてしまうと新しい事へのチャレンジを忘れてしまい、いつまでも過去の栄光にすがることで傍目から見ても老害だと思われてしまう人が少なくない中、いつまでも現在や未来の事を見ていくからこそ面白くなるということを示してくれています。

願わくばこの番組もそんな風に進化していってもらい、もし本編のオールスター感謝祭が終わったとしても「お笑いウルトラクイズ」のように単体でこの番組が残るような進化を期待しています。

(番組データ)

オールスター後夜祭 TBS
2018/04/01 00:58 ~ 2018/04/01 02:58 (120分)
【MC】有吉弘行、高山一実(乃木坂46)
【解答者】アイデンティティ、あかつ、アキラ100%、阿佐ヶ谷姉妹、あばれる君、AMEMIYA、アルコ&ピース、アンガールズ、イーちゃん(マリア)、いかちゃん、いけだてつや、イジリー岡田、井下好井、イワイガワ、岩井勇気(ハライチ)、インスタントジョンソン、インディアンス、ウエストランド、うしろシティ、エル・カブキ、エルシャラカーニ、岡野陽一、お侍ちゃん、
オジンオズボーン、オテンキ、鬼ヶ島、おばたのお兄さん、河邑ミク、神奈月、ガンバレルーヤ、キック、きつね、キャプテン渡辺、コウメ太夫、小島よしお、紺野ぶるま、ザ ツネハッチャン、サツマカワRPG、サンシャイン池崎、Gたかし、シオマリアッチ、ジグザグジギー、磁石、ジャッキーちゃん、新宿カウボーイ、スーパー・ササダンゴ・マシン、スパローズ、ゾフィー、だーりんず、ダイアン、TAIGA、
タイムマシーン3号、高田紗千子(梅小鉢)、デニス、テル、どきどきキャンプ、どんぐりパワーズ、なかやまきんに君、ニッチロー´、脳みそ夫、ノッチ(デンジャラス)、パーパー、パーマ大佐、バイク川崎バイク、Hi-Hi、馬鹿よ貴方は、X-GUN、8.6秒バズーカー、花香よしあき、浜谷健司(ハマカーン)、原口あきまさ、ハリウッドザコシショウ、バンビーノ、ピスタチオ、ビックスモールン、フォーリンラブ、
福島善成(ガリットチュウ)、FUJIWARA、プラス・マイナス、ぶらっくさむらい、HEY!たくちゃん、ペンギンズ、槙尾ユウスケ(かもめんたる)、牧野ステテコ、マシンガンズ、マツモトクラブ、マテンロウ、まんぷくフーフー、みかん、宮下草薙、ミラクルひかる、むらせ、メルヘン須長、モグライダー、餅田コシヒカリ、もりせいじゅ、安田大サーカス、八幡カオル、山本高広、ゆーびーむ☆、ゆってぃ、ラブレターズ、
ルシファー吉岡、ロビンフット、和賀勇介、わらふぢなるお
【プロデューサー】福田健太郎
【演出】藤井健太郎

(番組内容)

オールスター感謝祭の延長戦生放送「後夜祭」では、感謝祭からの居残り組に追加メンバーを加えた、合計160人の芸人たちが深夜ならではの笑いに振ったクイズや企画に挑戦!
■ガチ相撲トーナメント2018春~後夜祭場所 ・あかつ vs ジョシュ・バーネット ・ボビー・オロゴン vs ???(登場したのは大相撲を解雇された大砂嵐) トーナメントで優勝を決定、なお4人目の選手は生放送で発表
■後夜祭版「ホンモノだぁ~れ?」
■深夜の生電話企画


香川照之氏の「チャンネルをぶっ壊す宣言」とは

まず、先日紹介した俳優の香川照之氏がカマキリの着ぐるみを付けて、昆虫についての授業を行なう「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)の元ネタはこの「櫻井・有吉THE夜会」にあったということが紹介されてびっくりしました。番組のコーナーでカマキリの着ぐるみを着て登場した香川氏はEテレで昆虫に関する番組をやりたいと訴えたのをNHKの関係者が見ていて、すぐに香川さんの事務所にオファーを出したことから「香川照之の昆虫すごいぜ!」が始まったのだそうです。

今回のスペシャルでは新ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASONII』の番宣のために訪れた松本潤さんが虫嫌いということで強引にカマキリの着ぐるみを着て出演したのが香川照之氏で(ちなみに表題のドラマには香川氏も出演されているので、番宣で出演することについてはおかしい事はないのです(^^))、どこかで見た着ぐるみだと思っていたら、何とNHKが作った着ぐるみをそのまま着てTBSに出てきたのです。その時に香川氏が言っていたのは「チャンネルをぶっ壊す」という宣言だったのです。

恐らく、TBSのスタッフとしても自分の番組で香川氏の面白さを発掘したのに、美味しいところを全てNHK Eテレに取られてしまったことは悔しさがあったのだと思います。Eテレの正月特番では雨季ということもあってか、香川氏が直接つかまえたいと思っていた「ハナカマキリ」の美しい姿を見せることはできず、まだ花のように美しい姿に脱皮する前のまっ白なハナカマキリをジャングルではなく番組コーディネーターの力を使って視聴者に見せただけだったので、香川氏は、美しい花のような模様が付いたハナカマキリの着ぐるみに着替えて登場し(何とTBSがお金を出して着ぐるみにしてもらったのだそう)、マレーシアにロケをして実際にハナカマキリの姿を撮影する番組を特番でやろうというプレゼンテーションをドラマの番宣と一緒に行なっていました。

今のところ、番組では「乞うご期待」となっていましたので全く可能性がないということでもないのかも知れませんが、もしTBSでスペシャル番組ができればとにかくテンション高めで面白いし、大人だけでなく子供にも安心して見せられる番組になるでしょう。元々TBSからのネタだというのならNHKの方も内容さえかぶらなければ文句も言わないでしょうし、すぐに実現はしないでしょうが、今後のTBSの特番が実現するのかということを大いに期待しながら続報を待ちましょう。

(番組データ)

櫻井・有吉THE夜会SP★梅沢富美男・松潤・田中将大・吉岡里帆…豪華ゲスト集結 TBS
1/4 (木) 21:00 ~ 22:54 (114分)
【M C】櫻井翔 有吉弘行
【ゲスト】 松本潤 香川照之 木村文乃 田中将大 吉岡里帆 梅沢富美男
【準会員】 長嶋一茂・島崎和歌子・小峠英二(バイきんぐ)・吉村崇(平成ノブシコブシ)・斎藤司(トレンディエンジェル)・サンシャイン池崎・ギャル曽根・藤田ニコル・池田美優

(番組内容)

☆完璧男・松潤に弱点発覚!○○を触れない?怒りの香川照之が大暴れ☆木村文乃が超気になる“瞬間蒸し野菜”老舗シェフが秘伝のレシピ公開☆マー君こと田中将大投手は超貴重!(秘)私生活語る!愛妻料理公開&1歳息子仰天エピソード☆吉岡里帆は超節制生活を激白!200日ぶり食欲解禁で1ポンドステーキ爆食い☆梅沢富美男が第二の故郷へ!35年ぶり感動の再会&娘の結婚式をリハーサル!藤田ニコルがウェディングドレス姿に!


地方局と全国キー局の深夜番組の扱いは視聴者優先を望む

この番組、例年楽しみにしてきたのですが、実は私の住む静岡県地方では昨年末にTBSを含む系列局で生放送された「クイズ☆正解は一年後2016」が放送されることはありませんでした。この番組は、毎年1月の収録でその年に起こるであろうことを予想し、年末の生中継で答え合わせをするのですが、1年に1回しかない放送をそれまで続けて放送しておきながら4年目にして打ち切るというのは、連続ドラマの最終回を放送中止にするようなもので、この事実を知った時には地上波の東京キー局(民放)がネットによる常時同時配信を始めたら、少なくとも静岡のTBS系列局は見ないようにしようかと本気で考えました。

恐らく地方局の編成の担当の人はその辺の事情をあまりわかっていないのだろうと思いますが、多くの視聴者がこの一年のスパンで放送される番組を楽しみにしていることは忘れて欲しくないです。

考えてみれば、この「クイズ☆正解は一年後」と出演者が同じで内容的にもかぶることもある「クイズ☆スター名鑑」も2017年に奇妙な打ち切りにあって、最後の最後の結末を地元のテレビ局では放送してくれませんでした。これは実害とまでは言えないかも知れませんが、2017年が明けて早々に、「クイズ☆スター名鑑」打ち切リに伴って知り合いと自分との間でちょっと気まずい関係になったことがあったので、こんな機会ですしその事も少し書いておこうと思います。

というのも、本当に個人的な話で恐縮ですが友人に2016年の長野県飯島町の「米俵マラソン」に出場した方がいまして、たまたまそのマラソンのホームページを見たら何と「クイズ☆スター名鑑」の取材が入っていたようで、ボビー・オロゴンさんが他の参加者と同じように5KGの米俵をかついで走る姿を1月末の放送で紹介するという事が載っていたので、もしかしたらその友人が映るかも知れないと、具体的な放送予定日を教えてあげたところ、急に予定が変わりマラソンの様子が紹介されないまま番組自体が1月末で終了してしまうという大変異例な状況での打ち切りになってしまったのです。

番組での米俵マラソンの紹介を楽しみにしていた出場者やその周辺の人たち、マラソン運営のスタッフの方々からすると、かなりがっかりする結果だったのですが、その後の対応はさらにひどいものでした。米俵マラソンの様子は、最後の「特別編」で放送されたのですが、それは番組終了から1ヶ月あまり経った2017年3月3日3:20~3:50(実質的には2日の木曜深夜)という録画しなければ視聴が無理な時間帯に、さらに関東地区のみの放送ということで終わってしまったのでした。恐らく米俵マラソン関係者の方々のTBSへの不信は今でも相当たまっているのではないかと思います。

時間的には私の住む静岡県内で「クイズ☆正解は一年後2016」が放送されなかった後にまたも「クイズ☆スター名鑑」の最後の内容も放送されなかったわけですが、TBSも系列局も視聴者の事など蚊帳の外で編成を行なっているのがわかり、改めてキー局と地方局との関係で視聴者が振り回されているということを感じた次第です。視聴者を莫迦にするのもいいかげんにして欲しいと思いつつ、何とか今年の「クイズ☆正解は一年後」が見られることがわかり、とりあえずほっとしています。今後はTBSの方でぜひとも見逃し配信による「TVer」での配信をお願いしたいところです。

で、今年1月に収録したクイズ出題部分で出た、今年に起こることについて予想したクイズに答えた有吉弘行さんの予想回答の中に「クイズ☆スター名鑑」が終わるという回答があったのには驚きました(^^;)。相変わらず一般視聴者の人気はない番組であり、そもそもゴールデンタイムに放送する番組ではなかったということが明らかになったのではないでしょうか。

番組の出題は多岐にわたり、1月の収録時(問題を出題するのみの収録)に予想した問題、日本シリーズの勝敗予想を外した出川哲郎さんに罰ゲームとして獣神サンダー・ライガーさんが出川さん出演の人気番組「充電してもらえませんか?」を収録中の山梨県清里に原付バイクで乱入し、テレビ東京のカメラが回っている中でビンタを食らわしました。番組の流れる時間の関係で、「充電してもらえませんか?」の方が先に放送されたため、何故獣神サンダー・ライガーさんが罰ゲームを行なったのかわかっていたのは現場では出川さんしかいなかったのでしょう。結局この事は今回の放送で初めて明かされ、「充電してもらえませんか?」の方で、なぜ急に出川さんの頬が途中から腫れていたのか? と疑問に思った視聴者には納得が行ったことでしょう。

このように、テレビ局をもまたいで思いも掛けない出方をするのがこの番組の面白いところで、年一回しか放送しなくてもその番組と番組の間を楽しみながら毎年この番組が放送されることを待っている人が少なからずいることを特に地方局の編成の方には理解していただきたいですね。出演するタレントさんも、特に番組が勝手にピックアップして一年後にその動向についてクイズを出すとしたものまね芸人の「キンタロー。」さんについて、彼女の単独ライブやDVDを自費で購入し、手当ても出ないのにブログやツイッターもチェックして一年後に本人が出すクイズに答えまくった劇団ひとりさんのような人もいる番組であることが番組を編成される人に少しでも伝わることを祈っています。

(番組データ)

クイズ☆正解は一年後 2017 TBS
12/30 (土) 23:55 ~ 2:05 (130分)
【MC】田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、枡田絵理奈(元・TBSアナウンサー)
【パネラー】有吉弘行、おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)、FUJIWARA(原西孝幸、藤本敏史)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、バカリズム、劇団ひとり、小籔千豊、ハリセンボン(近藤春菜(お休みでパネル出演)、箕輪はるか)、レイザーラモンRG、くっきー(野性爆弾)
【今が旬チーム】出川哲朗、りゅうちぇる、平野ノラ、永野
【コーナーゲスト】獣神サンダー・ライガー、ザ・グレート・カブキ
藤井健太郎(企画・演出・プロデューサー)

(番組内容)

「2017年に起こりそうな事」予想クイズを今年1月に収録済!約1年寝かせた映像を見ながら生放送で答え合わせ!誰が不倫?誰が逮捕?今年は過去最大の正解ラッシュ!!

今年で5年目!やはり番組は1月に始動していた…!「今年、離婚する芸能人は?」「今年、芸能界で起こる出来事は?」「あの人の謹慎はいつ明ける?」「今年、HUNTER×HUNTERは何回掲載される?」「淳の子供が…?」などなど、『2017年に起こりそうなこと』を年始にクイズ形式で予想し収録…年末の生放送で答え合わせする未来予想型一年振り返り特番!あの人が実は!?過去最大の正解ラッシュを見逃すな!


小学生が主人公なのに深夜放送では

今回紹介する「はじめまして諭吉くん」が何かほっこりしていていい雰囲気を出していただけに、あえてTBSの編成に文句を言いたくなりました。その日のゴールデンタイムの番組は「この差って何?」の拡大版で19時から22時までの180分でした。いつも番組改編期には長時間の特別番組が増えるのは仕方がないとは思うのですが、あえて「この差って何?」を半分の90分放送にすれば、8時半から10時までこの番組が流せたわけで、番組に出演した小学生達もリアルタイムで家族と一緒に番組を楽しめたと思うのですが、そんな願いを叶えてあげることはできなかったのか? と本気で思います。

この番組は、「はじめてのおつかい」(日本テレビ系)の発展版という感じで、小学生ならほとんどの子が触ったことも使ったこともない「1万円札」を番組でプレゼントされたら? という題名で作文を書いてもらい、採用された子にカメラが密着してその様子を伝えるというものです。この種の番組を中学生以上の子でやると、1万円では足りなかったり、番組自体が嘘くさくなる気もします。また、大人が10万円や100万円という単位を変えて行なっても、借金を返すために使ったりされると面白味は全くないので、小学生に1万円という選択は絶妙だと思います。だからこそ、小学生のお子さんが起きている時間に、家族団らんの中で見せてあげたかったと思うのです。

ただ、番組のコンセプトと内容は十分面白くて、今でも小学生にしては大金の1万円を全国の小学生がどのように使いたいと思うのかというのは見ていて興味が湧くとともに、自分のお金の使い方をも見直す契機になったような気がします。

傑作だったのが最初に出てきた、相撲を頑張る男子で1万円で家族で回転寿司を食べに行った際、会計を自分で払って家族におごりたいというものでした。ただ、家族がその子の想いを知ってか知らずかものすごく注文をするので、会計が1万円以内で収まるのか微妙な状況になり、普段の外食なら会計の事など全く気にせず食べるのに、とにかく他の家族が何をどのくらい食べるのかが気になり、自分はあまり食べずに家族の食べる姿を不安を感じながら見守るようになります。

小学生にとっては1万円というまだ持ったこともないお金であるものの、みんなでご飯を食べに行けばあっという間になくなってしまう、だから大切に使わないといけないということがわかってくれたのではないかと思いたいです。

基本的には自分のためというよりも家や両親のために何かしてあげたいという願いの採用率が高いように感じましたが、もし次回があるとしたらもっと破天荒な小学生に使われてみて、自分のした愚かな行動について本気で反省するような状況も見たい気もします。それと、継続して見てみたい子として、最後に出てきたユーチューバーを将来目指したいと思っている男の子が、1万円で「Go Pro」を買って隠し撮りをしたいというのですが、何を録りたいかというと、毎年クリスマスにプレゼントをもらうものの、本当にサンタクロースがやってきてプレゼントを持ってきてくれるのか、その一部始終を録って本当にサンタがいるかどうか確かめたいという、何とも現代的ながらかわいい願いでした。

最近の動画撮影ブームで、Go Proもどきのカメラが4千円くらいであり、アダプタとSDカードを一緒に買っても1万円でおつりが来るのにもびっくりしましたが、残念ながらカメラをセットした角度が悪くて誰が部屋に入ってきたのかも残った映像からは確認することはできませんでした(^^)。この辺のツメの甘さというのは番組のコンセプト通りで、思わず見ていて笑ってしまいました。

個人的には来年、購入したカメラで面白い動画を沢山撮る様子とともに、来年の年末に自分のところにプレゼントを持って来てくれるのは誰なのか、決定的瞬間をカメラに収める様子を継続して取材していただきたいです。もし地上波でできないならBSTBSに振り替えてもいいですが、その時には今回のように終了が午前1時40分などというど・深夜の番組でなく、少なくとも冬休みの小学生が起きていられる時間での放送をお願いしたいですね。

(番組データ)

はじめまして諭吉くん 【ぼくらが選んだ1万円の使い道】 TBS
12/27 (水) 0:10 ~ 1:40 (90分)
【ゲスト】 宇梶剛士 小倉優子 照英 陣内智則 内藤大助 藤本美貴
【進行】 江藤愛(TBSアナウンサー)

(番組内容)

電子マネーの普及で、子ども達はお金の価値が分からなくなっている!?番組では全国の小学生たちに、普段めったに手にすることのない1万円を託し、その使い方に密着する!

◎父ちゃんからもらった1万円を無くしてしまった母にこっそりあげたい ◎ご飯に行って「今日は僕が」と絶妙なタイミングで言いたい ◎お父さんとお母さんに結婚指輪を買ってあげたい ◎野球の試合をしてみたい ◎電子レンジがショートしたので新しいのを買いたい ◎家を買いたい ◎隠しカメラを買ってサンタクロースを撮りたい ◎かけっこがいつもビリの弟に1位の喜びを教えたい ◎船釣りをしてみたい