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香川照之氏の「チャンネルをぶっ壊す宣言」とは

まず、先日紹介した俳優の香川照之氏がカマキリの着ぐるみを付けて、昆虫についての授業を行なう「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)の元ネタはこの「櫻井・有吉THE夜会」にあったということが紹介されてびっくりしました。番組のコーナーでカマキリの着ぐるみを着て登場した香川氏はEテレで昆虫に関する番組をやりたいと訴えたのをNHKの関係者が見ていて、すぐに香川さんの事務所にオファーを出したことから「香川照之の昆虫すごいぜ!」が始まったのだそうです。

今回のスペシャルでは新ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASONII』の番宣のために訪れた松本潤さんが虫嫌いということで強引にカマキリの着ぐるみを着て出演したのが香川照之氏で(ちなみに表題のドラマには香川氏も出演されているので、番宣で出演することについてはおかしい事はないのです(^^))、どこかで見た着ぐるみだと思っていたら、何とNHKが作った着ぐるみをそのまま着てTBSに出てきたのです。その時に香川氏が言っていたのは「チャンネルをぶっ壊す」という宣言だったのです。

恐らく、TBSのスタッフとしても自分の番組で香川氏の面白さを発掘したのに、美味しいところを全てNHK Eテレに取られてしまったことは悔しさがあったのだと思います。Eテレの正月特番では雨季ということもあってか、香川氏が直接つかまえたいと思っていた「ハナカマキリ」の美しい姿を見せることはできず、まだ花のように美しい姿に脱皮する前のまっ白なハナカマキリをジャングルではなく番組コーディネーターの力を使って視聴者に見せただけだったので、香川氏は、美しい花のような模様が付いたハナカマキリの着ぐるみに着替えて登場し(何とTBSがお金を出して着ぐるみにしてもらったのだそう)、マレーシアにロケをして実際にハナカマキリの姿を撮影する番組を特番でやろうというプレゼンテーションをドラマの番宣と一緒に行なっていました。

今のところ、番組では「乞うご期待」となっていましたので全く可能性がないということでもないのかも知れませんが、もしTBSでスペシャル番組ができればとにかくテンション高めで面白いし、大人だけでなく子供にも安心して見せられる番組になるでしょう。元々TBSからのネタだというのならNHKの方も内容さえかぶらなければ文句も言わないでしょうし、すぐに実現はしないでしょうが、今後のTBSの特番が実現するのかということを大いに期待しながら続報を待ちましょう。

(番組データ)

櫻井・有吉THE夜会SP★梅沢富美男・松潤・田中将大・吉岡里帆…豪華ゲスト集結 TBS
1/4 (木) 21:00 ~ 22:54 (114分)
【M C】櫻井翔 有吉弘行
【ゲスト】 松本潤 香川照之 木村文乃 田中将大 吉岡里帆 梅沢富美男
【準会員】 長嶋一茂・島崎和歌子・小峠英二(バイきんぐ)・吉村崇(平成ノブシコブシ)・斎藤司(トレンディエンジェル)・サンシャイン池崎・ギャル曽根・藤田ニコル・池田美優

(番組内容)

☆完璧男・松潤に弱点発覚!○○を触れない?怒りの香川照之が大暴れ☆木村文乃が超気になる“瞬間蒸し野菜”老舗シェフが秘伝のレシピ公開☆マー君こと田中将大投手は超貴重!(秘)私生活語る!愛妻料理公開&1歳息子仰天エピソード☆吉岡里帆は超節制生活を激白!200日ぶり食欲解禁で1ポンドステーキ爆食い☆梅沢富美男が第二の故郷へ!35年ぶり感動の再会&娘の結婚式をリハーサル!藤田ニコルがウェディングドレス姿に!

地方局と全国キー局の深夜番組の扱いは視聴者優先を望む

この番組、例年楽しみにしてきたのですが、実は私の住む静岡県地方では昨年末にTBSを含む系列局で生放送された「クイズ☆正解は一年後2016」が放送されることはありませんでした。この番組は、毎年1月の収録でその年に起こるであろうことを予想し、年末の生中継で答え合わせをするのですが、1年に1回しかない放送をそれまで続けて放送しておきながら4年目にして打ち切るというのは、連続ドラマの最終回を放送中止にするようなもので、この事実を知った時には地上波の東京キー局(民放)がネットによる常時同時配信を始めたら、少なくとも静岡のTBS系列局は見ないようにしようかと本気で考えました。

恐らく地方局の編成の担当の人はその辺の事情をあまりわかっていないのだろうと思いますが、多くの視聴者がこの一年のスパンで放送される番組を楽しみにしていることは忘れて欲しくないです。

考えてみれば、この「クイズ☆正解は一年後」と出演者が同じで内容的にもかぶることもある「クイズ☆スター名鑑」も2017年に奇妙な打ち切りにあって、最後の最後の結末を地元のテレビ局では放送してくれませんでした。これは実害とまでは言えないかも知れませんが、2017年が明けて早々に、「クイズ☆スター名鑑」打ち切リに伴って知り合いと自分との間でちょっと気まずい関係になったことがあったので、こんな機会ですしその事も少し書いておこうと思います。

というのも、本当に個人的な話で恐縮ですが友人に2016年の長野県飯島町の「米俵マラソン」に出場した方がいまして、たまたまそのマラソンのホームページを見たら何と「クイズ☆スター名鑑」の取材が入っていたようで、ボビー・オロゴンさんが他の参加者と同じように5KGの米俵をかついで走る姿を1月末の放送で紹介するという事が載っていたので、もしかしたらその友人が映るかも知れないと、具体的な放送予定日を教えてあげたところ、急に予定が変わりマラソンの様子が紹介されないまま番組自体が1月末で終了してしまうという大変異例な状況での打ち切りになってしまったのです。

番組での米俵マラソンの紹介を楽しみにしていた出場者やその周辺の人たち、マラソン運営のスタッフの方々からすると、かなりがっかりする結果だったのですが、その後の対応はさらにひどいものでした。米俵マラソンの様子は、最後の「特別編」で放送されたのですが、それは番組終了から1ヶ月あまり経った2017年3月3日3:20~3:50(実質的には2日の木曜深夜)という録画しなければ視聴が無理な時間帯に、さらに関東地区のみの放送ということで終わってしまったのでした。恐らく米俵マラソン関係者の方々のTBSへの不信は今でも相当たまっているのではないかと思います。

時間的には私の住む静岡県内で「クイズ☆正解は一年後2016」が放送されなかった後にまたも「クイズ☆スター名鑑」の最後の内容も放送されなかったわけですが、TBSも系列局も視聴者の事など蚊帳の外で編成を行なっているのがわかり、改めてキー局と地方局との関係で視聴者が振り回されているということを感じた次第です。視聴者を莫迦にするのもいいかげんにして欲しいと思いつつ、何とか今年の「クイズ☆正解は一年後」が見られることがわかり、とりあえずほっとしています。今後はTBSの方でぜひとも見逃し配信による「TVer」での配信をお願いしたいところです。

で、今年1月に収録したクイズ出題部分で出た、今年に起こることについて予想したクイズに答えた有吉弘行さんの予想回答の中に「クイズ☆スター名鑑」が終わるという回答があったのには驚きました(^^;)。相変わらず一般視聴者の人気はない番組であり、そもそもゴールデンタイムに放送する番組ではなかったということが明らかになったのではないでしょうか。

番組の出題は多岐にわたり、1月の収録時(問題を出題するのみの収録)に予想した問題、日本シリーズの勝敗予想を外した出川哲郎さんに罰ゲームとして獣神サンダー・ライガーさんが出川さん出演の人気番組「充電してもらえませんか?」を収録中の山梨県清里に原付バイクで乱入し、テレビ東京のカメラが回っている中でビンタを食らわしました。番組の流れる時間の関係で、「充電してもらえませんか?」の方が先に放送されたため、何故獣神サンダー・ライガーさんが罰ゲームを行なったのかわかっていたのは現場では出川さんしかいなかったのでしょう。結局この事は今回の放送で初めて明かされ、「充電してもらえませんか?」の方で、なぜ急に出川さんの頬が途中から腫れていたのか? と疑問に思った視聴者には納得が行ったことでしょう。

このように、テレビ局をもまたいで思いも掛けない出方をするのがこの番組の面白いところで、年一回しか放送しなくてもその番組と番組の間を楽しみながら毎年この番組が放送されることを待っている人が少なからずいることを特に地方局の編成の方には理解していただきたいですね。出演するタレントさんも、特に番組が勝手にピックアップして一年後にその動向についてクイズを出すとしたものまね芸人の「キンタロー。」さんについて、彼女の単独ライブやDVDを自費で購入し、手当ても出ないのにブログやツイッターもチェックして一年後に本人が出すクイズに答えまくった劇団ひとりさんのような人もいる番組であることが番組を編成される人に少しでも伝わることを祈っています。

(番組データ)

クイズ☆正解は一年後 2017 TBS
12/30 (土) 23:55 ~ 2:05 (130分)
【MC】田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、枡田絵理奈(元・TBSアナウンサー)
【パネラー】有吉弘行、おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)、FUJIWARA(原西孝幸、藤本敏史)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、バカリズム、劇団ひとり、小籔千豊、ハリセンボン(近藤春菜(お休みでパネル出演)、箕輪はるか)、レイザーラモンRG、くっきー(野性爆弾)
【今が旬チーム】出川哲朗、りゅうちぇる、平野ノラ、永野
【コーナーゲスト】獣神サンダー・ライガー、ザ・グレート・カブキ
藤井健太郎(企画・演出・プロデューサー)

(番組内容)

「2017年に起こりそうな事」予想クイズを今年1月に収録済!約1年寝かせた映像を見ながら生放送で答え合わせ!誰が不倫?誰が逮捕?今年は過去最大の正解ラッシュ!!

今年で5年目!やはり番組は1月に始動していた…!「今年、離婚する芸能人は?」「今年、芸能界で起こる出来事は?」「あの人の謹慎はいつ明ける?」「今年、HUNTER×HUNTERは何回掲載される?」「淳の子供が…?」などなど、『2017年に起こりそうなこと』を年始にクイズ形式で予想し収録…年末の生放送で答え合わせする未来予想型一年振り返り特番!あの人が実は!?過去最大の正解ラッシュを見逃すな!

小学生が主人公なのに深夜放送では

今回紹介する「はじめまして諭吉くん」が何かほっこりしていていい雰囲気を出していただけに、あえてTBSの編成に文句を言いたくなりました。その日のゴールデンタイムの番組は「この差って何?」の拡大版で19時から22時までの180分でした。いつも番組改編期には長時間の特別番組が増えるのは仕方がないとは思うのですが、あえて「この差って何?」を半分の90分放送にすれば、8時半から10時までこの番組が流せたわけで、番組に出演した小学生達もリアルタイムで家族と一緒に番組を楽しめたと思うのですが、そんな願いを叶えてあげることはできなかったのか? と本気で思います。

この番組は、「はじめてのおつかい」(日本テレビ系)の発展版という感じで、小学生ならほとんどの子が触ったことも使ったこともない「1万円札」を番組でプレゼントされたら? という題名で作文を書いてもらい、採用された子にカメラが密着してその様子を伝えるというものです。この種の番組を中学生以上の子でやると、1万円では足りなかったり、番組自体が嘘くさくなる気もします。また、大人が10万円や100万円という単位を変えて行なっても、借金を返すために使ったりされると面白味は全くないので、小学生に1万円という選択は絶妙だと思います。だからこそ、小学生のお子さんが起きている時間に、家族団らんの中で見せてあげたかったと思うのです。

ただ、番組のコンセプトと内容は十分面白くて、今でも小学生にしては大金の1万円を全国の小学生がどのように使いたいと思うのかというのは見ていて興味が湧くとともに、自分のお金の使い方をも見直す契機になったような気がします。

傑作だったのが最初に出てきた、相撲を頑張る男子で1万円で家族で回転寿司を食べに行った際、会計を自分で払って家族におごりたいというものでした。ただ、家族がその子の想いを知ってか知らずかものすごく注文をするので、会計が1万円以内で収まるのか微妙な状況になり、普段の外食なら会計の事など全く気にせず食べるのに、とにかく他の家族が何をどのくらい食べるのかが気になり、自分はあまり食べずに家族の食べる姿を不安を感じながら見守るようになります。

小学生にとっては1万円というまだ持ったこともないお金であるものの、みんなでご飯を食べに行けばあっという間になくなってしまう、だから大切に使わないといけないということがわかってくれたのではないかと思いたいです。

基本的には自分のためというよりも家や両親のために何かしてあげたいという願いの採用率が高いように感じましたが、もし次回があるとしたらもっと破天荒な小学生に使われてみて、自分のした愚かな行動について本気で反省するような状況も見たい気もします。それと、継続して見てみたい子として、最後に出てきたユーチューバーを将来目指したいと思っている男の子が、1万円で「Go Pro」を買って隠し撮りをしたいというのですが、何を録りたいかというと、毎年クリスマスにプレゼントをもらうものの、本当にサンタクロースがやってきてプレゼントを持ってきてくれるのか、その一部始終を録って本当にサンタがいるかどうか確かめたいという、何とも現代的ながらかわいい願いでした。

最近の動画撮影ブームで、Go Proもどきのカメラが4千円くらいであり、アダプタとSDカードを一緒に買っても1万円でおつりが来るのにもびっくりしましたが、残念ながらカメラをセットした角度が悪くて誰が部屋に入ってきたのかも残った映像からは確認することはできませんでした(^^)。この辺のツメの甘さというのは番組のコンセプト通りで、思わず見ていて笑ってしまいました。

個人的には来年、購入したカメラで面白い動画を沢山撮る様子とともに、来年の年末に自分のところにプレゼントを持って来てくれるのは誰なのか、決定的瞬間をカメラに収める様子を継続して取材していただきたいです。もし地上波でできないならBSTBSに振り替えてもいいですが、その時には今回のように終了が午前1時40分などというど・深夜の番組でなく、少なくとも冬休みの小学生が起きていられる時間での放送をお願いしたいですね。

(番組データ)

はじめまして諭吉くん 【ぼくらが選んだ1万円の使い道】 TBS
12/27 (水) 0:10 ~ 1:40 (90分)
【ゲスト】 宇梶剛士 小倉優子 照英 陣内智則 内藤大助 藤本美貴
【進行】 江藤愛(TBSアナウンサー)

(番組内容)

電子マネーの普及で、子ども達はお金の価値が分からなくなっている!?番組では全国の小学生たちに、普段めったに手にすることのない1万円を託し、その使い方に密着する!

◎父ちゃんからもらった1万円を無くしてしまった母にこっそりあげたい ◎ご飯に行って「今日は僕が」と絶妙なタイミングで言いたい ◎お父さんとお母さんに結婚指輪を買ってあげたい ◎野球の試合をしてみたい ◎電子レンジがショートしたので新しいのを買いたい ◎家を買いたい ◎隠しカメラを買ってサンタクロースを撮りたい ◎かけっこがいつもビリの弟に1位の喜びを教えたい ◎船釣りをしてみたい

女芸人のネタより「人の不幸」の方が見る側にとっては面白い

この日の裏番組には女芸人のナンバーワンを決定する「THE W」(日テレ系で放送)があったのですが、正直ネタ番組でないコンペというのは笑いという要素以外の出場者の人生を凝縮したVTRを見せられるなど、普通にお笑い好きでないとなかなか通しで見るにはきついものがあるというのが正直なところです。

そんなわけで、今回は「THE W」は少しCMの間に変えてどんな様子か見たくらいで、人の余命を勝手に付けてランキング化する「名医のTHE太鼓判!余命宣告3時間SP」の方をメインに見ていました。

何が面白いかって、やはり他人の不幸ほど面白いことはないということで、今回の出演者では(敬称は略させていただきました)、

・河中あい(元亭主がアパホテル不倫の袴田吉彦さん)
・高橋ジョージ(泥沼不倫騒動から今は豪邸での単身生活)
・とにかく明るい安村(不倫騒動の後で仕事激減)
・若狭勝(小池百合子さんに怒られて無念の選挙落選)

など、ツッコミどころ満載で、番組内では実際の生活の様子をあの「サンデー・ジャポン」ばりの演出を加えて見ている人を笑わかしにかかるので、この番組が健康な生活を目指す医療番組であることを忘れてしまいます。

なお、今回の出演者のうち余命の短いとされたランキングの一位と二位は若狭勝さん(一位で7年)と高橋ジョージ(二位で9年)さんで、このままの生活を続けないで生活習慣の改善を促すという番組構成になっています。この二人とも生活改善前のVTRは演出でかなり面白く作られていて、すでにもう自分の人生を笑われるのを覚悟でこうした番組に出て、テレビを見ている「人の不幸を見るのが好き」という視聴者に向かって、自ら不幸を背負い込んだような演技らしい表情を作っていたのが高橋ジョージさんでした。

今回の番組で余命の短かさを改善するためのメニューを実践し、余命が12年に伸びましたが、このバラエティ的に出した余命以上に高橋ジョージさんはこれからもテレビに出演し、それなりにテレビをうまく使って芸能界でしぶとく生き残っていこうとする気合というものを感じます。もちろん、スタジオでの返しも抜群で、ロックミュージシャンと言うよりも常に話題を提供し、笑いを届けてくれる突き抜けた存在として大変面白く見させていただきました。VTRの最後に歌っていた元奥様との思い出を題材に作られたという、新しい「ロード」が元奥様の代理人から文句を付けられないといいのですが(^^;)。

それに反して、どうにもぱっとしない表情のまま単に余命の短さと、その余命の短さを改善するためにバランスボールに乗って体を鍛える事を実践していた若狭勝さんの方は、何か表情も番組スタートから終わりまでとにかく中途半端な感じで、果たして今後バラエティ番組で「笑われる存在」になることを許容されたのかがどうもはっきり伝わってこなかったのは残念でした。

あえて「笑われる」存在になってしまったとしても、最初に紹介した「THE W」に出ていた人達よりよっぽど面白く、さらに小池百合子さんが東京都知事なり国会議員なり、政治の世界にいる間はテレビ的にも需要は続くと思うので、あえて今回自らのかっこ悪いところをさらけ出したわけですから、進んでも下がっても今回の番組で固定された「選挙落選ストレスで余命7年」というイメージを逆手に取ってもっと突き抜けた精神で活動するのも、実際健康にもいいのではないかと思うのですが。

(番組データ)

名医のTHE太鼓判!余命宣告3時間SP★ストレスで寿命縮む!?由美かおる健康法 TBS
12/11 (月) 19:00 ~ 22:00 (180分)
★MC 渡部建(アンジャッシュ) 山瀬まみ
★進行 高畑百合子(TBSアナウンサー)
★レギュラー 児嶋一哉(アンジャッシュ) 原西孝幸(FUJIWARA) 藤本敏史(FUJIWARA)
★ゲスト アキラ100% 麻丘めぐみ 河中あい 須藤凜々花 高橋ジョージ とにかく明るい安村 野村宏伸 はるな愛 若狭勝
★特別ゲスト 由美かおる
★医師 大竹真一郎 大谷義夫 川村優希 菅原道仁 高橋通 丸田佳奈 森田豊

(番組内容)

ストレスで寿命は縮むのか!?落選でストレス…離婚でストレス…2017年精神的に大変だった芸能人が人間ドックを受診!さらに67歳由美かおる若さ保つ呼吸法&食事

「箱根駅伝」より面白い? ご当地駅伝から世界への道

今回はあえて掟破りの、私の住む静岡県でしか放送されず、さらに静岡県に関わる人でないと面白くも何ともない番組のレポートです。よく日本人はマラソン好きと言われていますが、過去オリンピックでは女子こそ高橋尚子・野口みずきの両選手がオリンピックの金メダルを獲得したものの、男子は戦前のベルリンオリンピックまで時間をさかのぼっても、当時日本が統治していた朝鮮半島出身のランナー孫基禎選手の優勝が記録としてはあるのみです。この結果というのは箱根駅伝生みの親としても知られる金栗四三氏が初参加したストックホルムオリンピックから数えても、未だ現在の日本国内で生まれた選手は、オリンピックの華である男子マラソンの金メダルには届いていないというのが実情です。

さらに最近では、前回の東京オリンピックの銅メダル円谷幸吉選手以降、大会のたびにメダル争いにからみ、日本のお家芸とも言われたマラソンにおける日本の影響力に陰りが見えつつあります。かといって、日本方式の指導そのものがダメかというとそんなことはありません。本格的に強化に乗り出しているアフリカ勢の躍進についていけない状況はあるものの、日本式の選手育成方法に魅力を感じて日本に留学してきたアフリカ勢の選手がオリンピックでもメダルを取るということにもつながっています。ただ、本来は日本勢に力を付けるための指導なのに、他国の選手をより強くしてしまうという皮肉な結果になっています。

かつて日本の男子マラソンの躍進を支えた箱根駅伝も必ずしもマラソン強化に繋がらないのではないか? という話も出てくる中、本気で日本の長距離走のレベルを上げるためには、運動能力の高い子供の時から勝つために走るという意識を持たせるために、幅広い地域で幅広い年代が参加できる駅伝大会を開くというのは地味ではありますがいつどこから出てくるかわからない才能を見い出すチャンスでもありますし、地道に練習をしている年配の市民ランナーにも参加のチャンスが出てきます。さらに、過去の名選手がひょっこりと顔を出し、その健在ぶりを確認できる場でもあるのです。

そういうことで、この静岡県でも市町村対抗という形での(大きな市は複数チームに分けての参加もあり)駅伝大会が開かれるようになって今回が18回目になりました。現在はこうした大会を開催している都道府県は23もあるそうです。全国の方から見ると、静岡県というのはそんなに有名選手を出しているわけでもないでしょうにと思われるかも知れません。さらに、毎年行なわれる都道府県対抗駅伝でもそんなに強いわけでもありません。ただ、実際にこの大会から世界に羽ばたく活躍をしている選手も出てきているので、特に小・中学生の強い選手を見付ける楽しみがあります。そこは今回で18回も開催を続けてきた成果だと言えるでしょう。

第2回の大会では、当時清水町チームの代表として出場し当時から日本一だった天才中学生・佐藤悠基選手が走りました。彼は高校から陸上のために長野県にある佐久長聖高校に駅伝留学し、そこから大学・社会人へと進んだので静岡県との関わりは知らない方もいるでしょうが、この市町村対抗駅伝で見たことで、高校駅伝から箱根駅伝、そしてニューイヤー駅伝からオリンピックと継続して応援できる存在になっています。さらに、長距離ではありませんがリオデジャネイロオリンピックの400メートルリレーで銀メダルを取った飯塚翔太選手も小学生の時に浜岡町の選手として大会に参加しています。地域によっては陸上部の所属でなくても、地元に足の速い子がいるというレベルでも出場できるようなところもあるので、本当の原石といえる選手の走りを見られるということで、この駅伝をテレビ中継してくれるのは有難いことです。

今回のレースを見ていて、やはり注目したのが強くなると地元を離れてしまう事が多いので、中学生までの選手です。静岡市静岡A(静岡市は元静岡市で2チームと、元清水市を中心にしたチームの3チームがエントリーしています)の細谷愛子選手(静岡東中1年)の走りが素晴らしく、中学一年で800メートルを2分14秒のタイムで走り、ジュニアオリンピックで優勝した実力の片鱗を見せてくれました。若い選手は必ずしも順調に伸びていくかどうかはわからないながらも、マラソンでの東京オリンピックの出場を目指す同じ静岡県出身で大会出場経験のある豊田自動織機の萩原歩美選手との交流が現在あるそうで、そうした意識の高い選手がこの駅伝を卒業してからどこまで成長していくのか、そんな姿を今後も見せてくれるかと思うと実に楽しみです。

さらに、同じ静岡市静岡Aチームには2015年の東京マラソンに出場してギネス世界記録を出した望月将悟選手も今回残念ながらエントリーはされませんでしたがメンバーに名を連ねています。一位でないのに何故世界記録? と思われる方もいるかも知れませんが、この方は山岳レース・トレイルランニングの世界では有名な人で、日本海からスターとして太平洋にゴールする「トランス・ジャパン・アルプスレース」で前人未到の四連覇を達成し、東京マラソンはそのためのトレーニングという位置付けなのか、40ポンド(約18キロ)の重りを背負ってフルマラソンを走るというギネス記録に挑戦し、それまでの3時間25分21秒という記録を大幅に破る3時間6分16秒という記録を樹立しました。

その他の注目選手としては、先週の女子の社会人駅伝のクイーンズ駅伝にパナソニック所属として出場し区間賞を取ったばかりで参加した函南町の渡邊菜々美選手は素晴しい走りでごぼう抜きの快走を見せてくれました。ちょっと変わった観点での注目はAKB48のチーム8の静岡県出身、横道侑里さんの中学生になる妹・横道亜未さんが優勝候補の一つ浜松市西部チームの選手としてエントリーして走りました。今年の800メートルのベストは2分21秒81と先に紹介した細谷選手には劣りますが、立派なタイムで連続出場を果たしています。

色んな駅伝はありますが、ストレートに陸上でオリンピックを目指す選手から、畑違いの競技のトップランナーが入りまじるような選手構成の駅伝というのは、地域という枠だけで区切る駅伝の醍醐味ではないでしょうか。お互いに刺激し合う中で、まだ走ることすらおぼつかない小学生にも世界の存在を感じさせる事ができるというのも、日本の陸上全体を押し上げる効果があるのではないかと思います。

あと、大切なことはこのブログで紹介しているからではありませんが、大会自体を行なってもテレビでの生中継がなければ地域への波及効果というのはかなり下がるということです。これだけ地域を分けて出場チームが多く出ていると、リアルタイムで見ている中でも誰かの知り合いとか親戚だとか、近所の人だとかがメンバーとして出場しているケースが有るはずです。そんな形で未来に希望の持てる有望な才能の持ち主が陸上への門を叩いたり、別の道に進むにしても大会の出場が契機になって大成したりする可能性すらあるのです。まだ市町村対抗駅伝を行なっていない都道府県でも、こうした大会の開催及びテレビ中継を考えていただきたいなと思う次第です。

(2018.1.4追記)

2018年の箱根駅伝は青山学院大学の4連覇で幕を閉じましたが、実際のところ箱根ランナーの中で市町村対抗駅伝に過去に出ていた人の活躍はなかったのか調べていたら、面白い新聞記事に遭遇しました。城西大学の大石巧選手がその人で、陸上選手としては高校まで行なっておらず、大学で0からのスタートだったにも関わらず、3年生で8区を走り、区間4位の走りで城西大学としては念願のシード権をぐっと引き寄せました。

実は大石選手は高校3年の秋までは袋井高校のサッカー部に所属していて陸上経験はなかったそうですが、小学生時代に市町村対抗駅伝の磐田市福田(旧・福田町)代表とし、小学校6年生で名前が残っているのを発見しました(^^)。ただ、選手としては補欠扱いで本番で走ったわけではないものの、それこそ地域で「足の速い子」としてお呼びが掛かったものと思われます。

こうした経験があったからなのかも知れませんが、サッカー人生が終わった大石選手は、まさにドラマ「陸王」を地で行くように陸上競技への転向を決意し、5,000mの記録会で走った記録(15分32秒)という事を示しつつ箱根駅伝で有名な大学に電話して入部を訴えたそうなのですが、当然のごとくどの大学からも相手にされない中で唯一拾ってくれたのが櫛部監督の城西大学だったというわけです。

大石選手は大学生になって一昨年の市町村対抗駅伝に一般ランナーとして出場し、そして箱根で結果を出すまでに成長したというのですから、実に夢のある話です。彼はまだもう一年チャンスがあるので、単なる箱根のランナーとしてだけではなく、その次を見据えながら活躍されることを期待します。

(番組データ)

第18回しずおか市町対抗駅伝【39チームの激走すべて実況生中継!】SBS(静岡放送)
12/2 (土) 9:30 ~ 11:45
【センター解説】金 哲彦(ニッポンランナーズ代表)
【センター実況】岡村久則(静岡放送アナウンサー)
【1号車実況】小嶋健太(静岡放送アナウンサー)
【2号車実況】牧野克彦(静岡放送アナウンサー)

(番組内容)

ふるさとへの誇り、それぞれの”しずおか愛”を胸に39チームが駿河路を駆ける!今年は小学生の区間が増え、全12区間に。去年までとは違うレースを制するのはどのチーム

これじゃテレビは政治家の疑惑を追求できない

中国の作家、魯迅の随筆の中に「『フェアプレイ』はまだ早い」という作品があります。魯迅の生きた時代が中国で革命が起こっている時であったため、どのように権力と戦うべきかということを考えて書かれたものかと思いますが、その中の一説で、「打落水狗」という言葉が出てきます。

「狗」とは犬のことで、「水に落ちた犬は打て!」ということになりましょうか。自分達に向かって吠えたり襲ってくる犬は、水に落ちて溺れていたとしてもその姿が可哀想だからと、親切心から水から上げようと手を差しのべたとしたら、そんな親切心など介することのない犬のこと、その攻撃性を再度発揮し差し伸べた手を噛んでくるかもしれない、だから情を捨てて更に打てというわけです。

この辺の感情というのは理解が難しいと思われる方も少なくないかも知れませんが、例えば親切心から弱っている人に施しをしようとしたら、その人は道行く人の懐を狙っていて財布を取られたり最悪の場合は命を失くしたりするようなケースも有りえます。

見ないふりをして無視するということはかっこ悪い事だと思い親切心から人を許してしまう人の方が好意的に受け入れられるかも知れませんが、いつ自分が裏切られてもいいと思って行動しないと、裏切られる度に心に深い傷を負うことになるでしょう。

これは政界とマスコミの関係でも同じような事があったりします。ある時には全マスコミとネットまで含めて対象の人物に向けて大バッシングをしたものの、一切そうしたバッシングに対して答えず、追求しても逃げ出した上に引きこもって表舞台から消えてしまった人物がいたとします。しばらくはテレビでもその人物に対する批判はするかもしれませんが、一定以上の時間が経った頃を見計らうように、今まで糾弾してきた相手をすぐに許して騒動が起こる前のようにテレビ出演させている事例には事欠きません。ここでは、たまたま本日のテレビを付けていて出演していることを確認した前東京都知事の舛添要一氏がTBSのワイドショーに出ていて、正面から小池現都知事を批判するコメントを言ったり、同席しているタレントが舛添氏擁護のコメントを出しているのを見て、さもありなんと思った次第です。

既に舛添氏は日曜午前のトークバラエティ「サンデー・ジャポン」に出演していますが、この番組は情報番組と言ってもバラエティに近く、ある程度出演者の人選については批判の来るのを承知でキャスティングを行なっており、出演するのに不快感を感じる人がいたとしても、「あの番組だから」と許されるような感じの番組に過ぎませんが、朝の情報バラエティではかなり真剣に当の舛添前都知事の疑惑追求を行なっていたはずです。

今回の衆議院選挙では、主に自民党や安倍首相を中心に、TBSを含めたマスコミを「安倍首相の印象を悪くするような操作をした報道をしている」事をマスコミ名を名差しして批判したプラカードを持って演説会に参加していた方がいらっしゃったと思いますが、この主張はある意味正しいと言わねばなりません。なぜなら、あれだけ別荘を売却すると言ったことや、チャイナ服がどうの(前知事は墨を使って字を書くために公費でチャイナ服を購入したとのこと)や、ホテル三日月でどんな会議が行なわれたのか(実際は家族で遊びに行っただけなのを自費で払わなかっただけなのではとの疑惑があります)というような事は未だに舛添氏が公に向かって説明されない中、まるで全てが許されたかのようにコメンテーターとして出演させ、ギャラまで払っているのです。

現在自民党および安倍晋三首相にまつわる「森友学園の国有地払い下げについての疑惑」や、「加計学園が獣医学部を愛媛県今治市で新設することになった経緯」についてマスコミの中でも朝や昼のワイドショーではどの局も一斉に報道していた時がありましたが、これらの事も、今回の舛添要一氏のテレビコメンテーターへの復帰を認めたということから考えると、テレビ報道のスタンスとしては時間とともに「水に落ちた犬に手を差しのべる」という結果になっていくだろうことが見えてきてしまいます。

もし、森友学園の問題が何らかの決着を得たとしたら、元理事長の籠池氏夫妻をどのようにしてテレビのコメンテーターやバラエティ番組の出演者として引っぱリ出そうかと手ぐすねを引いて待っているというのがテレビ局の思惑であると考えることもできます。そうすると、テレビ局には「水に落ちた犬に手をさしのべる」覚悟はあるものの、自分が怪我をしないように万全の体制を整え、歯向かってきたら徹底的に打ちすえるだけの用意があった上での親切であるということになるのかも知れません。

これは、テレビが単にニュースを伝えるだけの新聞のようなメディアではなく、四角四面の真面目な事を言っていても、次の瞬間にはバラエティ番組で悪ふざけをする番組もあるなど、振り幅の広さを持っているからだと思っていますが、そうした振り幅に応じて複数のキャラクターを使い分けることができるテレビ慣れした人と比べると、今回紹介した疑惑の渦中にあった中でテレビに出てくる人というのは、なまじ渦中にいた人だけに、脇を固めて当たり障りのない事だけを言ってお茶を濁すようなコメントの仕方をするということは難しいでしょうし、テレビ局にとっては「いいお客さん」として視聴者が食い付いている間だけでも使っておけと思っているのかも知れません。

もしかしたら今後の舛添氏も、過去の栄光を取り戻すことなく人気が落ちればお払い箱になってしまうかも知れませんが、これではとても彼の疑惑を視聴者の前で明らかにすることはできませんし、かつての疑惑に答えて欲しいと思って見ている視聴者にとっても見ていてあまり面白い存在ではなくなるでしょう。

このあたりは、同じテレビ局内でもきちんと疑惑を追求したい派と、視聴者が食い付いてくれればそれでいいと思う派との葛藤があるとは思いますが、疑惑について徹底的に追求するぞと正義感をふりかざしていた当のテレビ局が、それほど期間も空かないうちに同じ番組のコメンテーターをやってもらう事をお願いするような番組の作り方をしているならば、最初から正義感を見せない方がいいでしょう。今回のケースは、報道とバラエティでやっていることが違うということではなく、過去に舛添氏を直接批判していた番組が本人のほとぼりが冷めた頃を見はからって、それまで彼を批判してきたコメンテーターと並べて番組に出すところに、テレビ番組だからいいかという感情が作り手にあるのかはわかりませんが、見てる方としては作り手のこざかしさを感じてしまうのです。

少なくとも番組で公人の疑惑を批判するなら(ネットで「ビビット 舛添批判」というキーワードで検索すると具体的な当時の批判について書かれたページがヒットします)、魯迅の書く「打落水狗」の姿勢を貫いてきちんと過去の疑惑について明らかにした上でテレビに出すことで、視聴者も納得するのではないでしょうか。

今後は同様な事が起こった時に過去の内容を振り返ることができるように、気付いた点があった番組については、その内容を記録するような形でブログを更新していきたいと思います。制作に携わっている方も、テレビ番組で過去にやったことは視聴者も忘れてくれるだろうと軽々しく考えない方がいいのではないでしょうか。

(番組データ)

ビビット TBS制作
10/23 (月) 8:00 ~ 9:55 (115分)
国分太一 真矢ミキ 堀尾正明 カンニング竹山 雪野智世 増田雅昭(気象予報士)上路雪江 ゲスト 舛添要一 有馬晴海 赤荻歩 古谷有美 吉田明世(以上TBSアナウンサー)

(番組内容)

舛添要一元都知事がスタジオ生出演!失速・希望の党、二足のわらじ・小池知事に吠える? ▽新潟4区 菊田VS金子 女の戦いは意外な結末に! ▽不倫報道で逆風の戦い 大激戦を制した無所属・山尾志桜里氏の選挙戦に雪野智世が密着! ▽暴言・暴行の豊田真由子氏 リポーター初挑戦の上西小百合が直撃! ▽東京で全敗「希望の党」に風吹かず!小池知事のおひざ元をカンニング竹山が取材! ▽全国で進次郎フィーバー

自分のやりたいことを押し付けられても見ている方は困惑するばかり

番組の正式名称は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』ということで、SMAPは一切関係ないのでタイトルが変わらなくても大丈夫なことを今回番組について書くためにデータを調べていて初めて気付きました。この番組は今回の放送で何と17年目に突入するということで、一時間すべてをパネラーの大竹しのぶさんにスポットを当てる構成になっていました。

放送された10月から3ヶ月も前の7月に行なわれたブルーノート東京を借り切り、友人や関係者でいっぱいの「大竹しのぶ還暦パーティ」の模様をメインに番組は進行していきます。パーティ当日は他のテレビ局の取材は一切シャットアウトしたにも関わらず、ご自身がパネラーをしている番組の放送局で、なおかつ死別した最初の夫(元テレビディレクター)が勤めていた関係からかTBSのカメラだけを入れてその様子と、過去のVTR(最初の夫との披露宴の様子)を流すという、かなり出演タレントとテレビ局の関係がわかるような構成になっていたというのは仕方ないとは言え、当日は完全にシャットアウトされ中の様子を報じることができなかった他のテレビ局は悔しかったでしょう。

恐らくほとんどの人が見たいのは、パーティの主役である大竹しのぶさんと前夫の明石家さんまさんとの「爆笑トーク」であるのですが、番組用に編集された一部分を見ただけでも十分お金が取れるだけのエンターテインメント性を持ったトークでありました。ただ、お二人が暮らしていたのは4年間だけのため、常に二人で求められればやるのではなく、何かの行事の時のスペシャルイベントとして出すくらいがちょうどいいのかも知れません。

もっとも、大竹さんが明石家さんまさんと結婚し、娘のIMALUさんが生まれた頃には、その様子を見ていた私のような素人でもさんまさんが面白いことをカメラに向かって言わなくなったことに、これでさんまさんも終わりかと思うほどでした。当時の大竹さんは完全にさんまさんの面白さを食っていましたので、今のようにお二人の会話が最高のエンターテインメントになっているというのは不思議な感じもします。逆に言うと、身内という関係から自由になったことであれだけ面白く話が弾むのに、身内として暮らしているとお二人の仲は悪くなるしさんまさん自体の面白さはなくなってしまいましたし、つくづく男女の関係というものは難しいものだと思います(^^;)。

番組後半にはガンでお亡くなりになったTBSディレクターとの関係にスポットを当ててその生涯を紹介するような構成でしたが、この点についてはコメントは差し控えます(^^;)。少なくともお二人の間に生まれた息子さんは遺伝的なこともあるので、きちんとがん検診だけはしっかり受けておいた方がいいでしょうね。大竹しのぶさんの人生にスポットライトを当てるというコンセプトのため、こういうパートも必要になってくるのはわかりますが、これを見ている私たちはどう処理をすればいいのか、困ってしまったというのが正直なところです。

そして更に困ってしまったのは、番組の最後に、山崎まさよしさんに曲を作ってもらい、最初の夫の事を想って作られた曲「願い」を大竹しのぶさんがスタジオで歌ったということです。すでにパーティのVTR内でブルーノート東京で歌っているのを見たばかりなのに、さらにテンションがアップした状況で大竹さんの歌を目一杯聴かされるさまは、過去に同じTBSの番組『キミハ・ブレイク』で自作の歌を熱唱した泰葉さんの姿とだぶってしまいました(^^;)。やはり、テレビでは見る人が見たいものを中心に放送して欲しいという当り前の事を番組を見終えて考えてしまった今回の番組でした。

(番組データ)

中居正広の金曜日のスマイルたちへ TBS制作
2017年10月20日(金) 20時57分~22時00分
MC 中居正広
パネラー 大竹しのぶ 假屋崎省吾 室井佑月 (他)
安住紳一郎(TBSアナウンサー) 山本匠晃(TBSアナウンサー)

(番組内容)

大竹しのぶ誕生パーティーに金スマだけが潜入!
豪華すぎる…!と話題の大竹しのぶ還暦パーティーに金スマが独占潜入! あの元夫とステージで爆笑トーク 感動の新曲も披露