もはや松坂大輔はBSの目玉でもないのか

2018年4月5日、中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツの試合に日米のプロ野球で大活躍したかつての日本のエースピッチャー松坂大輔選手が満を持して登場しました。私はその日のニュースか何かで知ってはいたのですが、夕方にヤフーニュースのトップで松坂選手が投げることのニュースが載っていたので、これはテレビで見なくてはとテレビを付けてどのチャンネルで試合が放送されているか探したのですが、おそらく愛知県周辺の地域以外(静岡県はその地域に入っていません)では地上波・BSともに見られない状況であることがわかりました。

ただ、今年からはネット配信のDAZNが日本のプロ野球中継を充実させてくれることも知っていたので、何とか試合をライブで見られるようになりましたが、何の障害なのだかわかりませんが、動画は見られても音が全く出ないという状況に、見られても嬉しさは半分くらいという感じになってしまっています。

逆に言うと、長時間音が出ない中継をしていても許されるのはネット中継だからこその話なのかも知れません。もし電波を使った放送でこんなことが起これば翌日のトップニュースとして放送事故扱いになってしまったでしょう。有料でネット配信をしているのですから少なくとも契約者にきちんとした放送内容を提供して欲しいですが、そんなひどい中継を見ているからこそ、今の放送における日本のプロ野球のコンテンツの旨味がないということが証明されるということになってしまったように思います。

しかし、松坂大輔選手が高卒のルーキーとして初登板した時には、当時はまだテレビのプロ野球中継はセリーグ重視、ジャイアンツ偏重の形だったのにも関わらず、当時の民放では予定を変更してまでパ・リーグの松坂登板の試合を放送しました。今になって思えば、プロ野球の歴史の中でパ・リーグの試合に焦点を当て、多くのファンを呼ぶきっかけになったのが松坂大輔登板試合のテレビ中継ではなかったでしょうか。ある意味、昨日今日とメジャーでホームランを打って盛り上がっている大谷翔平以上の興奮が当時にはあったような気がします。

個人的にはその時の記憶が今でも思い出され、先日春の甲子園大会が終わったばかりでもありますし、かつての甲子園のヒーローがどのような復活をとげるかということをせめてBSでも放送してあげるべきではなかったかなと普段プロ野球をそこまで見ることのない私でも思うくらいです。

今回私はタイムラグがあるとはいいながらも(しばらくDAZNの音が出なかったので試合を中継しているNHKラジオからの音を掛けているのでよけいそう感じました)、ネット配信で見ているのですが、このまま生中継のスポーツのコンテンツが次々とテレビでは流されずネットだけでしか見られなくなるということになると、スポーツを見る人たちもより細かなジャンルのものや今回の松坂大輔選手の復活登板というストーリーを期待している人がテレビでスポーツを見なくなる可能性も出てきてしまうように思います。

それでいて、日本のプロ野球選手で構成された日本代表チームの出るコンテンツなら単なる親善試合でも優先して放送するというのは何だろうなあと思います。昨シーズン終了前にも一部のクライマックスシリーズを見るためにはDAZNに加入するしかなかった地域があったことも気にかかります。こうした細かなことが一つ一つ積み上がっていくことによって、プロ野球ファンの中には「もうDAZNで見るからいいや」というような流れになって本当にテレビ関係者はいいと思っているのでしょうか。


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